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Japan

PRESS RELEASE

2015年9月1日
東急ファシリティサービス株式会社
株式会社富士通マーケティング

東急ファシリティサービス、点検業務を効率化する「AZCLOUD SaaS teraSpection」を導入

タブレット端末とクラウドの利用で業務プロセス変革を実現し、サービス品質向上を目指す

東急ファシリティサービス株式会社(本社:東京都目黒区、取締役社長:髙橋 俊之)は、タブレット端末を活用した業務活性化の取り組みとして、株式会社富士通マーケティング(本社:東京都港区、代表取締役社長:生貝 健二)の「FUJITSU Enterprise Application AZCLOUD SaaS teraSpection(アズクラウド サース テラスペクション)」を導入し、東京都と神奈川県のオフィスビルや商業施設など、約550棟の巡回点検業務を対象に、2015年9月に本格運用を開始します。

「AZCLOUD SaaS teraSpection」 は、タブレット端末を活用して、設備の点検内容の入力や点検データの参照、報告書の作成まで、場所を意識せずに行うことができるクラウド型ソリューションです。

東急ファシリティサービスは、本ソリューションの導入により、巡回点検の内容を現場で入出力することで、点検報告書作成などの事務作業や点検場所と事務所の移動時間の短縮による業務効率化を実現し、施設オーナー様に対する正確でスピーディーな報告の実施や改善提案など、サービス品質の向上を目指します。


システム導入の経緯

東急ファシリティサービスは、東急グループの不動産事業を担う企業として、「快適な街を支えるプロフェッショナル」をスローガンに、3事業(ビルマネジメント事業、スタッフ事業、ホスピタリティ事業)を展開し、施設運営に関する総合的なソリューションを提供しています。

事業の中核となる「ビルマネジメント事業」は、ビルや商業施設など、建物の電気や給排水設備、空調、照明などが良好に機能するよう、それぞれの専門知識や技能資格を有する技術者が定期的な設備の点検を実施しています。近年、都市部の再開発や新たな施設の建設に伴い、管理する施設数が増加してきたことに対し、現場で点検作業を行う人員の確保や育成、業務の効率化が課題となっていました。また、施設オーナー様のニーズも年々変化しており、施設管理のコストパフォーマンスを改善し、資産価値を高めるサービス品質のさらなる向上が必要でした。

しかし、現場での点検作業はメーター値や設備の視認、モーター音の確認など、機械化や自動化できる部分が少なく、点検作業自体を変えることができません。そこで点検作業のプロセスの中でICTを活用することにより効率化する検討を数年前から行い、2014年12月に「AZCLOUD SaaS teraSpection」の導入を決定しました。

システムの特長と効果

  • 点検業務のプロセス変革を実現
    • 点検内容をタブレット端末に入力することで、その入力値がそのまま報告書へ出力できます。あわせて、タブレット端末で撮影した写真は明度を自動補修し、点検場所と紐づけて保存されるため、事務所に戻って改めて点検報告書を作成する時間が必要なくなります。
    • モバイルプリンタを業務車両に搭載し、現場で点検報告書の印刷を可能にしたことで、現場と事務所との移動時間を短縮し、効率的な巡回を実現できます。
    • 設備の故障などによる緊急を要する依頼に対しても、クラウドに保存された設備情報や過去の点検履歴データをタブレット端末で参照し、素早い対応が可能となります。
  • 点検作業の品質の均一化を実現
    • 点検場所は、施設のフロアごとの平面図に位置表示されるため、初めて訪問する物件でも漏れなく、効率よく巡回することができます。
    • 点検項目は、点検場所ごとに必要な項目が表示され、入力漏れにはアラームメッセージがあがり、点検漏れをなくします。また、正常値がデフォルトで表示され、異常値への気づきを促す機能により、作業者の熟練度に関わらず点検作業の品質を維持できます。
  • 施設オーナー様へのサービス品質を向上
    • 点検後すぐに、タブレット端末を利用し、写真や点検履歴などの点検場所の状況をわかりやすく説明し、今後の保守や設備交換の時期といった施設の価値を高める改善提案を行うことができます。

【システム概要図】
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【画面イメージ】 【利用イメージ】 【モバイルプリンタ】
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タブレットが入っているバックは、富士通マーケティングが販売するタブレットケース「Spinning Shoulder」(注1)です。

今後の展開

東急ファシリティサービスは、本ソリューションの管理対象を今回導入した東京都・神奈川県の巡回点検業務から展開範囲を拡大していきます。今後は施設常駐型の点検業務や検針業務など利用範囲を拡大すると共に、他の事業への適用も検討し、さらなるサービス品質の向上を図っていきます。

富士通マーケティングは、そうした動きに対応すると共に、「AZCLOUD SaaS teraSpection」と他システム(「FUJITSU Enterprise Application GLOVIA smart ホテル」や地図ソリューション「FUJITSU Enterprise Application GIFOCUS」など)との連携を進め、「AZCLOUD SaaS teraSpection」の利用シーンを拡大し、お客様の業務をトータルでサポートしていきます。


「AZCLOUD SaaS teraSpection」について

「AZCLOUD SaaS teraSpection」 は、富士通マーケティングが2014年より、新分野にも柔軟に対応可能な業種・業務向けクラウドサービスとして提供している 「AZCLOUD SaaS」シリーズ の一つで、業種・業務システムの開発実績が多い株式会社富士通システムズ・イーストが開発を担当しています。


東急ファシリティサービスの概要

社名 :東急ファシリティサービス株式会社
代表者 :取締役社長 髙橋俊之
設立 :1961年10月11日
資本金 :1億円
従業員数 :1,951名(2015年3月31日現在)
事業内容 :・ビル・建造物および付属設備の総合管理
・受付案内・事務処理・秘書等法律の適用対象業務の人材派遣
・宿泊施設の客室清掃整備、 駐車場管理、設備管理業務 など
URL http://tokyu-fs.com/新規ウィンドウが開きます

注釈

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