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Japan

PRESS RELEASE

2015年3月18日
株式会社富士通マーケティング

羽生市立図書館様に最新の図書館ソリューションを構築

~地域情報の集約・発信を実現する中小規模向け図書館ソリューション~

   株式会社富士通マーケティング(本社:東京都港区、代表取締役社長:生貝 健二、以下:富士通マーケティング)は、埼玉県羽生市様(市長:河田 晃明氏)の市立図書館に、様々なクラウドサービスやNFC(近距離無線通信)、サイネージなどを組み合わせた最新の図書館ソリューションを構築し、2月よりサービスを開始しました。

   今回提供したソリューションは、地域情報の集約・発信を目的とし、富士通のクラウド型公共図書館業務サービス「FUJITSU 文教ソリューション WebiLis(ウェブアイリス)」とスマートデバイス向け情報探索支援システム「カーリルタッチ」を組み合わせた図書館システムと、この図書館システムと連携した富士通マーケティングのデジタルサイネージシステム「FUJITSU Software ChaMEO(シャミオ)」およびCMS(コンテンツマネジメントシステム)を組み合せたものです。「ChaMEO」の図書館システムとの連携は、羽生市立図書館が初の事例となります。

   羽生市立図書館では、今回の図書館ソリューションの導入で、図書館利用の促進につなげていくとともに、学校図書館、郷土資料館との連携や、北埼玉地域の広域利用の促進を図ることで、地域を支える情報拠点としての役割を担っていきます。

   今後富士通マーケティングは、今回構築した事例をモデルとし、地域のMLA連携(注)を実現する「中小規模の図書館ソリューション」として全国へ展開していきます。

   羽生市様が運営する羽生市立図書館は、昭和61年(1986年)の開館以来、「図書館活動の推進と図書館資料の充実」の実現を目指し、生涯学習の拠点として、図書館資料の積極的な収集、整理、保存を行い、適切かつ迅速な情報の提供に努めています。また、図書館に併設された羽生市立郷土資料館では、羽生を舞台にした田山花袋の小説「田舎教師」に関する資料も展示されており、市民に親しまれる図書館づくりを推進しています。今回、羽生市立図書館では、住民への情報発信力の強化を目的に図書館システムの刷新を行いました。


   富士通マーケティングは、100を超える豊富な図書館システムの導入実績とこれまでの経験、技術を集約し、富士通のクラウド型公共図書館業務サービス「WebiLis」と、カーリルのスマートデバイス向け情報探索支援システム「カーリルタッチ」およびCMSを組み合わせたシステムを中核に、当社のサイネージソリューション「ChaMEO」を連携したソリューションを約4ヶ月で構築しました。


羽生市立図書館の図書館システムコンセプト

  1. 利用者ニーズに対応した図書館システム

       利用者のニーズを的確に把握し、利用者に合ったレファレンスサービスの充実を図ることで、利用者の課題解決を積極的に支援

    • OPAC(オンライン蔵書目録)、インターネットサービス機能の向上
    • 利用者ごとのパーソナルサービスの向上
    • スマートデバイス対応で利用者の使用する機器の多様化に対応
  2. 情報発信サービスの拡充

       地域の情報拠点として利用者に活用される情報を積極的に提供・発信

    • インターネットを活用したタイムリーで効果的な情報発信
    • 利用者ごとの興味に応じた情報提供
    • 郷土資料館と連携した地域の情報を発信
  3. 利用者へのサービス強化

       システムの活用により、職員の作業負荷を軽減し、利用者に向き合える環境を構築

    • クラウド運用で今後の図書館利用の拡大および安定運用を実現
    • システムの簡単運用で職員の作業負荷軽減

羽生市立図書館の図書館システムの特長

  1. 利用者ニーズに対応した図書館システム

       (1)「WebiLis」の蔵書管理機能や「カーリルタッチ」でいつでもどこからでも図書の検索・予約が可能

    • 利用者は、「カーリルタッチ」や館内の探索機に加え、自宅や外出先からインターネットを介して、24時間365日いつでも図書の検索・予約や、借りたい本の書評などを閲覧できます。
    • インターネットでの蔵書検索で、書影(本の表紙)が表示され、本の検索が簡単に行えます。

       (2)「カーリルタッチ」で知りたい本の詳細情報を瞬時に入手

    • NFC搭載またはおサイフケータイ搭載(Android 4.0以上)のスマートデバイスを書棚のマークにタッチするだけで、テーマごとの関連情報(作家に関するもの約25個、郷土資料約20個、「健康法」、「アウトドア」などのジャンル別のもの約25個)にアクセスできます。また、貸出中の本の確認や読みたい本の予約がその場でできます。

       (3)「WebiLis」の読書活動推進機能で利用者ごとのパーソナルサービスが充実

    • ブックリストの自己管理サービスを活用することで、興味を持った本やお気に入りの本に関する利用者ごとのリストが作成できます。
    • 本に対する書評コメント機能や投票機能により、本に関する付帯情報が蓄積され、利用者が興味を持った本に関するさまざまな情報を得ることができます。
  2. 情報発信サービスの拡充

       (1)「タッチパネル」で利用者ごとの興味に応じた情報発信が実現

    • 館内に設置された大型タッチパネル式の電子掲示板より、貸出・予約ランキングやテーマ展示、お知らせなどの案内、併設の郷土資料館では、はにゅう歴史散策マップや、田舎教師と羽生などの映像を発信。タッチパネルの特性を活かし、利用者ごとの興味に応じて詳細情報を表示できます。

       (2)CMSの導入でホームページからのタイムリーな情報発信が実現

    • CMSの導入で、多頻度で効果的な図書館システムと連携したコンテンツの発信が実現します。また、職員の運用管理負荷も軽減できます。
  3. 利用者へのサービス強化

       (1)「WebiLis」の蔵書管理システムで職員の日常業務の効率化が実現

    • 窓口業務、資料管理、収集・管理業務など図書館業務に必要な機能により、職員の日常業務を大幅に効率化します。

       (2)「ChaMEO」でコンテンツメンテナンスの簡単運用が実現

    • 雛形を活用することで、簡単な操作でコンテンツを更新できます。
    • フォルダ投入方式を採用し、貸出ランキングなどをEXCEL連携できるほか地域情報・郷土資料の画像や映像系データも容易に発信できます。

羽生市立図書館システム全体イメージ

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羽生市立図書館電子掲示板画像イメージ


富士通マーケティングの中小規模向け図書館ソリューション


   富士通マーケティングの中小規模向け図書館ソリューションは、低コスト、スピーディーな導入や運用負荷のかからないクラウド型の図書館システム「WebiLis」を中心に、「カーリルタッチ」などの新しい技術を組み合わせた図書館システムと、図書館システムと連携したサイネージシステムやCMSの情報提供ツールとの組み合わせを提供するものです。

   今後、富士通マーケティングは、羽生市立図書館に提供したトータル図書館ソリューションを中小規模の自治体を中心に横展開を図るとともに、新技術を活用した新たなサービスの創出により、より使いやすい仕組みの提供を行い、利用サービスの向上を支援していきます。また、図書館システムを学校や近隣地域などとの地域連携の基盤として、地域の活性化へとつなげていきます。

羽生市立図書館概要


所在地 :埼玉県羽生市大字下羽生948番地
館長 :加藤  圭一氏
蔵書数 :約17万冊(平成25年度末現在)
面積 :2,570平方メートル(延床面積)
主な施設 :一般開架室、児童開架室、参考調査室、対面朗読室、視聴覚室、学習室、会議室、郷土資料展示室、他

関連Webサイト

注釈

    (注)MLA連携 :ミュージアム(Museum)・図書館(Library)・文書館(Archives)の連携のこと。それぞれの頭文字をとってMLAと呼ばれる。いずれも文化的情報資源を収集・蓄積・提供する公共機関であるという共通点を持ち、情報資源のアーカイブ化等の課題を共有していることから、近年、連携の重要性が認識されてきている。(出典:文部科学省  用語解説)

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