PRESS RELEASE
2014年8月5日
株式会社富士通マーケティング
~ゲートウェイからエンドポイントまで多層防御で不正送金対策~
株式会社富士通マーケティング(本社:東京都文京区、代表取締役社長:生貝 健二、以下:富士通マーケティング)は、ネットワークを通じて実行される脆弱性攻撃を検出する「BSTS(ビステス) ディフェンスサービス」を新たに提供開始し、ゲートウェイからエンドポイントまでの総合的なセキュリティ対策を実現することで、現在社会的な問題となっている不正送金対策のリスクを減らすBSTSのサービス強化を図っていきます。
今回新たに提供開始する「BSTS ディフェンスサービス」は、お客様のネットワークとインターネットの境界に設置されたUTM(統合脅威管理)機器に対する運用管理の実施および月次レポート報告サービスを提供するもので、専任管理者、専門技術者の確保が困難な中堅中小企業のお客様の運用をサポートいたします。
この「BSTS ディフェンスサービス」に、クラウド型セキュリティサービス「BSTS マルウェア対策」のマルウェア検出・防御機能と悪質なサイトを遮断、ウェブ経由での攻撃を最小化する「BSTS Webフィルタリング」を組み合わせることにより、ゲートウェイからエンドポイントまで多層的な防御機構で安全性の確保を図り、サイバー攻撃対策やインターネットバンキング利用の拡大に伴い急増するマルウェアによる不正送金のリスクを減らします。
当社は、本日発足する株式会社シマンテック(以下、シマンテック)主催の「不正送金マルウェア対策イニシアティブ」に賛同し、参加します。今後は、シマンテックとの協業により、セミナーやイベントを通じ、全国の中堅中小企業のお客様へ啓発を図るとともに、マルウェアによる不正送金被害の撲滅に向け、BSTSの提供を通じ、お客様の不正送金マルウェア感染防止に尽力いたします。
昨今、国内におけるサイバー攻撃の被害は政府組織や大手企業のみならず、中堅中小企業にも拡大しており、深刻な社会問題となっています。また、インターネットバンキング利用者の口座からIDやパスワードが盗まれ、預貯金が勝手に別口座へ送金される不正送金被害が拡大しており、警察庁によると、2013年の不正送金の被害額は約14億600万円で、2014年は5月時点でそれを上回る14億1,700万円にものぼっています。その中でも法人向けの被害が急拡大しており、特にセキュリティ対策が十分に施されていない中小企業が標的の中心になっています。こうした状況において、全国銀行協会では、OSなどを最新の状態に保つ、セキュリティ対策ソフトを導入し、最新の状態で運用するといった対策などを取っていることを前提に、法人顧客向けの補償を検討するなど早急なセキュリティ対策が必須となってきています。
富士通マーケティングでは、2011年1月にシマンテックのマルウェア対策製品のクラウド型セキュリティサービス「BSTS」を提供開始し、「資産管理」、「Web改ざん検知」、ならびにアルプス システム インテグレーション株式会社との協業による「Webフィルタリング」のクラウド型サービスの拡充を図り、エンドポイントセキュリティ対策として、これまで中堅中小企業のお客様や企業の部門などで幅広く導入いただいています。
今回、ゲートウェイ対策サービスとして、ネットワークを通じて実行される脆弱性攻撃を検出する「BSTS ディフェンスサービス」を新たに提供開始します。従来の「BSTS マルウェア対策」と「BSTS Webフィルタリング」のエンドポイントセキュリティ対策サービスと組合せることで、ゲートウェイからエンドポイントまでの総合的なセキュリティ対策が実現します。これにより、ネットワークを通じて実行される脆弱性攻撃対策から、ウェブサイトの安全性評価やマルウェア対策のエンドポイントにおけるセキュリティ対策までの多層的な防御機構のワンストップでの提供が可能となります。また、当社の運用監視センターで稼働監視やインシデント対応を行うことで、専任管理者、専門技術者の確保が困難な中堅中小企業のお客様のセキュリティ運用をサポートし、日々巧妙となってきているサイバー攻撃対策や不正送金マルウェアの侵入リスクを最小化します。
急増するマルウェアによる不正送金被害に対し、「BSTS マルウェア対策」、「BSTS Webフィルタリング」に加え、「BSTS ディフェンスサービス」を組合せて提供することにより、インターネットの境界線と端末側の両方の不正侵入リスクを最小化し、多層的な防御機構をワンストップで実現します。
お客様の環境にUTM(統合脅威管理)機器を導入することにより、インターネット境界におけるファイアーウォール、IPS/IDS、アンチウィルス、Webフィルタ機能により脅威を包括的に防御。富士通マーケティングの運用監視センターでお客様のUTM機器の稼働監視、運用支援、インシデント通知、対応支援などの運用監視サービスを提供します。
ネットワークを通じて実行される脆弱性を悪用した攻撃を検出し、端末内へ到達される確率を最小化します。
UTM機器導入で、ファイアーウォール、IPS/IDS、アンチウィルス、Webフィルターのセキュリティ機能が利用でき、これまで各機能ごとに必要だった製品導入・管理コストが大幅に削減でき、包括的な防御ができます。
運用監視センターでお客様のUTM機器の稼働監視、設定変更などの運用支援を行い、QAサービス提供やインシデント発生時のオンサイトでの緊急対応などを行うことにより、セキュリティに精通した人材が不足している中堅中小企業のお客様へのセキュリティサポートをします。
サービス名 | 月額提供価格(税別) |
---|---|
ディフェンスサービス | 8万円~(機器導入費用を除く) |
マルウェア対策 | 500円/台 |
Webフィルタリング | 300円/台(10台~) |
今後、富士通マーケティングでは、シマンテックの「不正送金マルウェア対策イニシアティブ」における協業で、セミナーやイベントを通じ、全国の中堅中小企業のお客様へ啓発活動を図っていきます。
法人ネットバンキングを利用する中小企業をマルウェアによる不正送金被害から守ることを目的とし、シマンテックと協業するもので、日本全国の中小企業に対して、セキュリティの啓発を図るとともに、不正送金マルウェア対策ソリューションの提供によって、ネットバンキング利用における不安と不正送金被害の防止を目指します。
【株式会社シマンテック様 エンドースメント】
シマンテックは、このたび、富士通マーケティングのクラウド型セキュリティサービス「BSTS(ビステス)」の新サービス開始を歓迎いたします。
シマンテックは、2011年に「BSTS」に弊社セキュリティ対策製品「Symantec Endpoint Protection」をご採用いただいて以来、ともに拡販を進めてまいりました。
弊社では「不正送金マルウェア対策イニシアティブ」の活動を通じて、とくに法人ネットバンキングをご利用になる中小企業の皆様が、不正送金マルウェア感染の被害にあわないよう、ともに尽力し、これからも進化するネット社会に自信と安心を提供していきます。
株式会社シマンテック
常務執行役員 関屋 剛 様
【アルプス システム インテグレーション株式会社様 エンドースメント】
アルプス システム インテグレーション株式会社は、富士通マーケティングが「BSTS ディフェンスサービス」を提供開始されることに賛同いたします。当社のクラウド型Webフィルタリングサービス「InterSafe CATS」をご採用いただいている「BSTS Webフィルタリング」と組み合わせることで、サイバー攻撃対策やマルウェア感染による不正送金防止対策に対応することができ、お客様のセキュリティ対策強化に貢献いたします。
アルプス システム インテグレーション株式会社
専務取締役 セキュリティ事業部長 輿石 大治 様
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
株式会社富士通マーケティング お客様総合センター
電話: 0120-835-554(フリーダイヤル)
受付時間: 9時~17時30分 (土曜・日曜・祝日 年末年始を除く)
株式会社富士通マーケティング 広報部
電話: 03-5804-8110(直通)
ニュースリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。