PRESS RELEASE
2014年4月1日
株式会社富士通マーケティング
株式会社富士通システムズ・イースト
~両社の協業体制によりSaaS商品のラインナップを強化し、ワンストップで提供開始~
株式会社富士通マーケティング(本社:東京都文京区、代表取締役社長:生貝 健二)と、株式会社富士通システムズ・イースト(本社:東京都文京区、代表取締役社長:石川 享)は、中堅中小企業向けクラウドビジネスの拡大を図るため、SaaS商品をベースとした細業種クラウドサービスの開発、販売、サポートをワンストップで行う体制を構築し、本格展開いたします。
今回、両社のこれまでの導入実績とそこで培ったノウハウを活かした新たな細業種ソリューションに、「FUJITSU Enterprise Application GLOVIA smart きらら 会計」や「FUJITSU Enterprise Application GLOVIA smart ワークフロー」などの既存のSaaS型ソリューションを統合し、細業種向けERPソリューション「AZCLOUD SaaS」シリーズとして、SaaS商品のラインナップ強化を推進します。その第一弾として、食品業向けに「FUJITSU Enterprise Application GLOVIA smart 食品 FoodCORE」をベースとした「AZCLOUD SaaS 食品」と、タブレット活用によるビル・マンションの点検情報を管理する「AZCLOUD SaaS 設備点検」を、それぞれ4月に提供を開始します。
両社は新しい営業・SEモデルを共同で推進するとともに、「AZCLOUD SaaS」シリーズを今後3年間で20種に増やし、中堅中小市場における大幅なシェア拡大を目指します。
総務省が毎年実施している通信利用動向調査によると、クラウドサービスを利用する企業は、規模の小さい企業においても年々増加の傾向にあります。しかし、様々な業種・業態の企業が存在する中堅中小企業においてはパッケージのカスタマイズで対応するケースが多く、自社業種に適合した機能を持ち、短納期、低価格で導入・管理ができるクラウドサービスに期待が高まっていました。
その中、富士通グループは公共図書館業務サービス「FUJITSU Education Solution WebiLis(ウェブアイリス)」やホテル事業者の管理業務の大幅な効率化を実現する「FUJITSU Enterprise Application GLOVIA smart ホテル」といった細業種に特化したSaaS商品の提供を開始し、お客様から好評価を受け、導入数が増加するなど、市場において一定の成果をあげています。
こうした状況において、富士通マーケティングでは、富士通グループにおける中堅市場の中核会社として、自社営業による直接販売とパートナー企業による営業を併せた、全国を網羅する販売チャネルを有し、独自のコンサル提案によってお客様ニーズに応えるソリューションを提供してきました。特に、中堅中小市場向けソリューション「GLOVIA smart きらら」シリーズや「AZCLOUD」を中心としたSaaSやPaaS/IaaSといったクラウドサービスに注力しています。
一方、富士通システムズ・イーストは富士通グループのSI会社として、東日本地域のお客様を中心に、200商品以上の豊富な業種・業務ソリューションを提供してきました。2013年12月には、クラウドサービスに特化した新会社「株式会社富士通システムズアプリケーション&サポート」(本社:宮城県仙台市、代表取締役社長:八田 信、社員数170名)を設立し、これまでの業種ノウハウを活かした、中堅中小企業のニーズに合うカスタマイズレスを前提とした業務基幹ソリューションの開発およびワンストップサポートを開始しています。
今回両社は、新しい協業体制により、それぞれが蓄積してきた業種ノウハウを集約して細業種に特化したソリューションを開発し、共通業務ソリューションを組合せてERPソリューション「AZCLOUD SaaS」シリーズとして提供を開始します。
また、富士通マーケティングが持つ業種ノウハウに基づいた営業提案力、富士通システムズ・イーストが持つ豊富な業種ソリューションに基づくSE技術力、それぞれの得意分野を融合し、お客様に合わせた支援をWebなどを通じて提供することにより、わかりやすく手間がかからない新しい導入サービスを実現します。
今後、両社はクラウドを利活用してビジネスを加速したい中堅中小企業の支援を行い、市場シェア拡大を目指します。
これまでの導入実績や業種ノウハウを活かして、細業種に必要な基本機能を充実させたSaaS商品を開発することで、早期の導入を可能にします。また、各種オプションを用意することで、お客様固有の業務にも対応します。
業種ソリューションの開発にあたっては、クラウドサービスに特化した新会社「富士通システムズアプリケーション&サポート」により高品質なサービスをワンストップで提供します。
細業種および共通業務ソリューションを富士通グループのクラウド基盤上に構築することで、スムーズなデータ連携を可能にし、ERPソリューションとして業務の効率化や経営の見える化を実現します。
両社の営業力とSE技術力を基に、中堅中小企業のお客様に合わせたサービスモデルを構築し、わかりやすく手間がかからないサービスを提供します。
運用サポート全般を「富士通システムズアプリケーション&サポート」もしくは「富士通マーケティング サポートデスク」に集約し窓口を一本化して、わかりやすいサポート体制を構築することで、安心でスピーディーな対応を実現します。
【クラウドサービス全体イメージ】
食品加工業の迅速な経営判断に必要な日々の営業利益や在庫状況、また現場作業で必要な情報の見える化を実現し、事業成長できる環境を提供します。
ビルなどの設備管理業務に対し、タブレットを用いて点検に必要な情報を簡単に作成・取り出すことができ、現場と事務所間など、場所や組織を問わずリアルタイムに情報を共有・活用することで、現場力の向上とマネジメント強化を支援します。
サービス名 | 価格(税別) | 提供時期 |
AZCLOUD SaaS 食品 | 月額 400,000円~(10ユーザID) | 2014年4月~ |
AZCLOUD SaaS 設備点検 | 月額 75,000円~(5ユーザID) | 2014年4月~ |
今後3年間で、「AZCLOUD SaaS 食品」および「AZCLOUD SaaS 設備点検」を合わせて9,000 IDを販売。
また、「AZCLOUD SaaS」シリーズのラインナップを20種に強化します。
あわせて、BPOサービスを導入し、お客様が本業へ注力できる環境づくりを支援するとともに、富士通マーケティングが提供するクラウドマーケットプレイス「azmarche(アズマルシェ)」(注)での提供も視野に入れて販売網を強化します。
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
富士通マーケティングが2014年2月28日にオープンしたクラウドサービスの法人向けオンラインストアです。お客様自らが自社に最適なサービスを容易に選択でき、Web上で直接購入し、短期間でサービスを利用することができます。
株式会社富士通マーケティング お客様総合センター
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