PRESS RELEASE
2014年3月20日
株式会社富士通マーケティング
株式会社ティーエーティー
~外国人観光客の増加を見込む「ホステル」で高効率な宿泊予約管理業務を実現~
株式会社ティーエーティー(本社:京都市南区、代表取締役:田畑 伸幸)は、株式会社富士通マーケティング(本社:東京都文京区、代表取締役社長:生貝 健二)と共同で、同社の運営する「ピースホステル京都」(京都市南区)において、富士通のホテル向けトータルソリューション「FUJITSU Enterprise Application GLOVIA smart ホテル クラウドサービス」を活用したドミトリー型宿泊施設(相部屋形式ホステル)に対応したサービスを2013年12月より運用を開始しました。
本システムは、宿泊特化型ホテルを中心に全国約200施設の実績がある「GLOVIA smart ホテル クラウドサービス」の基本サービスを相部屋形式のホステル(ドミトリー=宿泊型ゲストハウス)にも適用したもので、今後需要の大幅な増加が見込まれる同形態の宿泊施設における多様なニーズに対応するものです。
ピースホステル京都においては、相部屋予約管理に加え、「TL-リンカーン」、「らくじゃん」をはじめとする「サイトコントローラー」との連携や「自動釣銭機」との連動により、予約管理業務とフロント業務の大幅な効率化が実現しました。
今後は、外国人旅行客数の大幅な増加を見越した、国内主要都市におけるドミトリー型宿泊施設の需要拡大が見込まれており、宿泊業のサービス向上や多様化が求められています。富士通マーケティングは、今回のピースホステル京都での適用実績をもとに、経験とノウハウを活かし、全国でのドミトリー型宿泊施設向けホテルクラウドシステムの拡充を図ってまいります。
2013年に日本国内へ訪れた外国人観光客数は、1,000万人を突破し、過去最高になっています。その背景には、円安やLCC(格安航空会社)のサービス拡充に加え、富士山の世界遺産登録や「和食」のユネスコ無形文化遺産登録など、日本や日本文化への関心が世界規模で高まってきており、今後さらなる外国人旅行客の宿泊施設への利用増加も期待されています。
昨今、「バックパッカー」と呼ばれる低予算で個人旅行をする旅行客が増加しており、そのような旅行者を見込み、東京・京都などの観光地では、相部屋形式のホステルを利用する割合が非常に高くなっています。ホステルに泊まる9割以上の旅行客がインターネットからの予約客で、パッケージツアー客とは異なり、旅行計画が頻繁に変わることも特徴となっているものの、ITによる業務の自動化は進んでおらず、台帳による予約管理など、十分な業務効率化が図られていないのが現状です。
こうした状況において、ピースホステル京都では、京都駅に近く、建物、施設も充実していることから、2013年4月のオープン以来、稼働率が90%を超え、とくに利用客の9割以上である外国人旅行客に高い支持を受けています。一方で、今後の予約数の増加に対応するためには、オープン当初の人手による予約管理業務の効率化が課題となっていました。そのような状況を踏まえ、さらなる顧客サービスの拡充を目的に、2013年9月「GLOVIA smart ホテル クラウドサービス」の導入を決定しました。
「GLOVIA smart ホテル クラウドサービス」は、インターネット予約や「サイトコントローラー」と呼ばれる宿泊連携システム、自動釣銭機とのシステム連携ができ、手軽に導入、利用できるホテル向けのクラウドサービスです。特に、今回適用したホステル形式の宿泊施設では新たに「1ベッド=1部屋」という発想を取り入れ、相部屋管理がスムーズにできることに加え、急な予約変更など、宿泊客のイレギュラーな要望にも柔軟に応えることができます。また、24時間365日のサポートが受けられることも導入のポイントになっています。
これまで、1日約100件の予約メールの情報を手作業で処理していたため、毎日約3時間かかっていたものが、今回のシステム導入による自動化で、予約管理業務、チェックイン準備、当該作業に費やす時間がなくなりました。
フロント内部に設置された「自動釣銭機」との連携機能で、お金に触ることなく正確な“締め”ができるようになりました。これにより、これまで毎日1時間以上かかっていた作業が10分程度で完了するようになり、さらに「勘定ミス」や「釣り銭切れ」もなくなりました。
宿泊客の多様な要望に応えるため、「GLOVIA smart ホテル クラウドサービス」の「メモ機能」を活用。お客様の到着前にamazonや楽天で購入した荷物を届けるなど、客ごとのリクエストに対するきめ細やかなサービスが実現しています。さらに、「分析機能」によって、宿泊客の国別利用状況を把握。多数の宿泊客が訪れる時期に、趣向を凝らしたフードイベントを企画・開催するなどの取組みも行っています。
日々の業務効率化により、「ゲストへのサポートサービス」がさらに強化。宿泊客の満足度が向上し、ネット上で「口コ ミ」による高評価が拡散し、新規の宿泊客が増加しています。
今後、ピースホステル京都では、将来の首都圏をはじめとする国内主要都市への店舗拡大も視野に入れ、チェーン管理を含めたシステム拡充により、顧客サービスの向上を図っていきます。
富士通マーケティングは、「GLOVIA smart ホテル クラウドサービス」が持つチェーン管理機能などを活かし、ドミトリー型宿泊施設など、新たな市場を拡げ、ビジネス拡大を図っていきます。
「ピースホステル京都」外観
チェックイン風景
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
運営会社 | 株式会社ティーエーティー |
設立 | 2013年4月 |
部屋数/ベッド数 | 50室/130床 |
特長 |
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ホームページURL | http://www.piecehostel.com/jp/ ![]() |
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