PRESS RELEASE
2014年7月9日
株式会社富士通マーケティング
~グループの共通基盤を構築し、多岐に渡る会計・人事・給与・就業情報の管理業務を効率化~
トオカツフーズ株式会社(本社:横浜市港北区、代表取締役社長:反田 英樹、以下:トオカツフーズ)様は、株式会社富士通マーケティング(本社:東京都文京区、代表取締役社長:生貝 健二、以下:富士通マーケティング)の協力のもと、「グループ会社全体の会計業務の効率化によるスピード経営」と「適正な労働環境の整備」を実現するため、会計業務および人事・給与、就業管理業務のシステム基盤を刷新し、4月のトオカツフーズ様での本稼働後グループ会社へ順次展開、7月から本格運用を開始しました。
「グループ会社全体の会計業務の効率化によるスピード経営」では、将来的な事業拡大、収益拡大に備えるべく、経営基盤を強化するため、グループ全体の会計ルールを統一し経営情報を一元管理、さらに人事・給与、就業管理情報とリアルタイムに連携することで経営指標の透明化を実現しました。
この実現にあたっては、「FUJITSU Enterprise Application GLOVIA smart 会計(以下、GLOVIA smart 会計)」を導入し、グループ会社全体の経営情報および財務会計と管理会計を一元管理。財務会計と管理会計の差異をリアルタイムに把握する仕組みを構築することでスピード経営が可能となります。
一方、「適正な労働環境の整備」では、人事・給与情報と就業情報を連携して管理する仕組みを実現。従業員(パート・アルバイト、外国人など)の雇用が多様化されるなか、グループ全体で約1万名におよぶ従業員の人材情報や就業情報、雇用情報などを正確に把握することで、従業員各々の雇用形態や適性に応じた労働環境を整備しました。
この実現にあたっては、富士通マーケティングの就業管理システムおよび「GLOVIA smart 人事給与」を導入し、多彩な管理項目で従業員の情報を正確に把握するとともに、人事情報と就業情報を連携し雇用契約に則した労務管理を可能としています。
今後、トオカツフーズ様では次のステップとして生産や販売の現場における業務改善を図り、「ゆとりづくり、おいしく応援」をコンセプトとした商品の提供に取り組みます。
食品業界では、エネルギーコストの増加や原材料価格の上昇が続いており、消費増税に伴う消費者の節約志向の継続、競争の激化など厳しい状況が続いています。また、昨今の少子高齢化の影響で労働人口は減少傾向にあり、労働力の確保も大きな経営課題となっています。
トオカツフーズ様は、お弁当やおにぎり、サンドイッチといった「中食(注1)」と呼ばれる調理済み食品の製造・販売を手がけ、全国のコンビニエンスストアなどに提供しています。年間約3,000アイテムの商品の入れ替えや消費者嗜好の多様化などにより、魅力ある商品作りや素早い経営判断のため様々な角度からの現状分析が必須でした。
また、全国19ヵ所の製造拠点で正社員のほか、パートやアルバイトを含めると約1万名の従業員が生産業務に従事しており、その入れ替わりも頻繁に発生しています。
トオカツフーズ様では、企業理念である「FAITH(信頼)」「FRESH(清新)」「FRIENDSHIP(親愛)」に基づき、お客様やお取引先との信頼性の更なる向上と経営の見える化による事業拡大の実現に向け、富士通マーケティングとともにシステム基盤の刷新を図り、経営・業務課題の改善に取り組んできました。
これまでの会計システムは、グループ会社ごとに分かれており、グループ全体の経営状況を必要な時に俯瞰することが難しく、経営指標が不透明な状況でした。また、受注から出荷までのリードタイムが極めて短い日配業務の特性等もあり、財務会計と管理会計のズレが生じており、加えて財務会計は経理部門、管理会計は経営企画部門が管轄していたため、その差異を把握するための時間と手間がかかっていました。
また、消費増税を始めとする法制度改正への対応やインターネット販売の普及など目まぐるしく変化する事業環境への素早い対応も課題となっていました。
これまでは、会計システムと人事給与システムが連携していなかったため、予算編成や原価計算、定期的な締め処理などを実施する際に手間と時間がかかっていました。また、Excel上での集計作業など属人的な業務もあり、事業継続性の観点からも課題を抱えていました。
トオカツフーズ様では、グループ会社含め全国19ヵ所ある製造拠点で約1万名の従業員が勤務しており、外国人労働者も多く、属性(正社員、パート、アルバイトなど)や役職、国籍など従業員情報が多様化していました。また、非正規従業員の割合が8割近くであり従業員の就・退職が頻繁に発生するため、従業員情報の管理業務が煩雑な状況でした。
グループ会社の経営情報を一元管理することで、経営判断に必要な指標を素早く確認することが可能となります。また、システム間連携を強化することにより、入力業務などの作業負荷を軽減、業務の標準化も実現します。
多岐に渡る人事情報をシステム上で適正かつ効率的に管理することが可能となります。
今後、トオカツフーズ様では、コンビニエンスストアなどへの新規商品の提案力強化や自社商品である「おまかせ健康三彩」の販路拡大を図るため、販売管理システムや生産管理システムの強化にも取り組んでいきます。
富士通マーケティングは、今回新たに得たノウハウをもとに食品業界全体の業務改革、ICT化をトータルにサポートし、お客様の持続的な成長を支え続けます。
【トオカツフーズ株式会社様 エンドースメント】
トオカツフーズ株式会社は、みなさまの「ゆとりづくり」を食という視点より応援するため「中食の総合サプライヤー」として事業を展開しています。
今回、富士通マーケティングが持つ確かな知識と技術力だけではなく、常にシステムのユーザー視点に立ったご支援を頂き、当社の課題解決に最適なソリューションを導入することができました。
今後も食品メーカーとして「おいしさ」はもちろんのこと、「食の安全・安心」を常に提供するため業務・システムの改善に取り組んでいきます。
トオカツフーズ株式会社 情報システム部
部長 大村 司 様
社名 | トオカツフーズ株式会社 |
代表者 | 代表取締役社長 反田 英樹 |
設立 | 1968年(昭和43年)6月12日 |
資本金 | 100百万円 |
売上高 | 99,557百万円(平成26年3月期連結) |
従業員数 | 977名(平成26年3月31日現在) (注:グループ全体、嘱託を含む)
他にパート社員 6,088名(1日8時間労働換算) |
事業内容 |
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URL | http://www.tokatsu.co.jp/![]() |
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
惣菜店やコンビニエンスストア・スーパーなどのお弁当や惣菜などを購入したり、外食店のデリバリーなどを利用したりし、家庭外で商業的に調理・加工されたものを購入して食べる形態の食事をさす。(出典:厚生労働省「e-ヘルスネット」)
株式会社富士通マーケティング お客様総合センター
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