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Japan

PRESS RELEASE

2011年10月27日
株式会社富士通マーケティング

有田川町様に電子図書館システムを構築

~県内初、町として全国初の電子図書館システム、iPad対応の電子図書館サービスも提供~

   和歌山県有田郡有田川町(町長:中山  正隆、以下:有田川町)様と株式会社富士通マーケティング(本社:東京都文京区、代表取締役社長:古川 章、以下:FJM)は、共同で県内初、町として全国初となる電子図書館システムを構築し、11月3日よりサービスを開始いたします。

   FJMが、有田川町様に納入・サポートしている富士通の図書館情報システム「iLiswing21/We V2(アイリスウィン21  ダブリューイー)」に日本ユニシス製のクラウド型電子図書館サービス「LIBEaid/ライブエイド」を組み合わせ、電子図書館システムを構築。電子図書、郷土資料など約1,000タイトルを用意し、iPadでも閲覧できる最新システムを実現しています。

   有田川町様とFJMは今回の電子図書館サービスを活かして、町主催で実施した「絵本コンクール」作品のデジタル化など、新しい町おこしを実施し、地域の活性化を図ってまいります。

   有田川町様では、生涯学習と地域交流を目的に「有田川町地域交流センター(ALEC)」を2009年に開館し、図書館・ミニ博物館・カフェが融合した大人から子供までが、気軽に滞在できる複合施設として利用率は順調に伸びています。

   また過去の合併により面積が拡大した経緯もあり、町内の遠距離利用者、交通困難者にも利用がしやすい図書館サービスの提供や、さらには図書館をキーとした新しい町おこしの展開など、更なる住民サービスの向上を目的に、この度の電子図書館サービスの導入が決定しました。


   昨今、電子書籍システムや電子書籍端末が発表され、電子書籍への関心は急速に高まっています。図書館においても、施設や設備を追加しなくても、蔵書数を増やせることや、保管スペースの軽減、さらには、貴重な本の劣化、紛失等を防げる等のメリットもあり、電子図書を検討する動きも目立ってきています。

   今回のシステムでは暗号化された電子コンテンツを日本ユニシスのシステム内に保持し、住民はネットワークを経由して検索、閲覧する事になります。コンテンツの検索は、紙の書籍と電子書籍の両方を同時に検索され、電子書籍も従来の紙の書籍と同様に「貸出・予約・返却」が可能となります。また、本システムを使用することにより図書館はコンテンツの盗用や著作権処理に関する煩雑な手続きが不要となり、スピーディーなサービス提供を行う事ができるようになります。

   FJMは、これまで約200の公共、大学、専門図書館にパッケージ型やSaaS型の図書館システムを納入しており、長年培ってきたシステム構築や運用ノウハウと技術を活かし、先進的な取り組みである今回の電子図書館システムの構築を滞りなく実現しました。


サービス導入で期待できる効果

  1. インターネット経由で貸出手続・閲覧が可能となるので、自宅や外出先から電子書籍を利用する事が可能になる。
  2. 来館する必要が無いので、住民は24時間365日いつでもサービスを利用する事が可能になる。
  3. 音声やアニメーションを交えた、デジタルならではのコンテンツの提供が可能になる。
  4. 電子図書、郷土資料や独自の絵本コンテンツ等約1,000タイトルを、広く住民に向けて公開する基盤として活用することが可能になる。

[利用イメージ図]
111027_1.jpg

本システムの特長


  1. 県内初、町として全国初

       電子図書館システムを構築し、住民に貸出サービスを提供する公共図書館は県内初、町として全国初です。また、電子図書コンテンツをパソコンだけでなく、iPadでも閲覧可能な形でサービス提供するのは全国2例目です。(※)
    ※商用コンテンツを図書館システムと一体的に提供するのは全国で初めてです。

  2. 「iLiswing21/We V2(アイリスウィン21  ダブリューイー)」と「LIBEaid(ライブエイド)」の連携

       日本ユニシス製の「LIBEaid(ライブエイド)」との連携により、電子書籍などのデジタルコンテンツを低コストでメンテナンスも簡単なクラウド型サービスで提供できます。
    紙の書籍と電子書籍の両方が閲覧表示され、利用者は電子書籍も従来の紙の書籍と同様に「貸出・予約・返却」が可能となります。

  3. オリジナルコンテンツ制作

       町主催で実施した『絵本コンクール』の優秀作品をデジタル化して貸出サービスで提供。電子図書館サービスの基盤を活かした全国初の試みになり、今後の展開が期待されます。

   今後、有田川町様では一層のサービス向上を目指してコンテンツの充実や、新企画を計画しております。FJMは図書館サービスの向上に向けた新しいソリューションの提案や、ユーザサポート面の充実を図るとともに、図書館システムの構築を通じて、地域活性化の支援を行ってまいります。

有田川町地域交流センター(ALEC)について新規ウィンドウが開きます

111027_2.jpg 有田川Library
イメージキャラクター
「ありりん」
住所 〒643-0021  和歌山県有田郡有田川町大字下津野704番地
面積 延べ床面積 約 2,314平方メートル(敷地面積 12,800平方メートル)
館蔵書 約 75,000冊

有田川町について新規ウィンドウが開きます

町役場所在地 〒643-0021  和歌山県有田郡有田川町大字下津野2018-4
町長 中山  正隆(なかやま  まさたか)
人口 27,853人(2011年10月1日)

iLiswing21/We V2(アイリスウィン21  ダブリューイー)について

   図書館情報システム「iLiswing21/We V2(アイリスウィン21  ダブリューイー)」は、公共図書館向けに特化したシステムで、貸出・返却・蔵書管理・統計などの基本機能に加え、インターネットからの蔵書検索や予約、学校連携機能、またICタグを活用した新サービスの提供が可能となっており、現在全国450自治体で稼働中です。

LIBEaid/ライブエイドについて

   クラウド型電子図書館サービス「LIBEaid/ライブエイド」は、日本ユニシス株式会社の提供するサービスです。電子書籍などのデジタルコンテンツを実物の本と同じように貸し出せる電子図書館を、インターネット上に開設できます。

関連Webサイト

   富士通マーケティング図書館ソリューション  (「FJM図書館ソリューション」紹介サイト)

商標について

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以上


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株式会社富士通マーケティング お客様総合センター
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受付時間:9時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)

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株式会社富士通マーケティング  広報部
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