PRESS RELEASE
2011年8月22日
株式会社富士通マーケティング
株式会社富士通システムソリューションズ
~「持たざる」経営を支えるパブリック型クラウドサービスFujitsu Global Cloud Platform 「FGCP/S5」~
活性白土製造で世界トップ3に入る水澤化学工業株式会社(本社:中央区日本橋本町、代表取締役社長:澤田宏)様は、株式会社富士通マーケティング(本社:東京都文京区、代表取締役社長:古川章、以下、FJM)と株式会社富士通システムソリューションズ(本社:東京都文京区、代表取締役社長:杉本隆治、以下、Fsol)と共同で、同社の販売物流・資材購買システムを担う新基幹システムを、富士通のパブリック型クラウドサービスFujitsu Global Cloud Platform 「FGCP/S5(注1)」で構築し、8月22日より運用を開始します。
水澤化学工業様は、本サービスの活用により、BCP(事業継続計画)に基づく基幹システムのクラウド化と、「持たざる経営」によるコアコンピタンス業務への集中を実現しました。さらに、システムリソースのスリム化と運用負荷の低減により、今後5年間で約2割のコスト削減を見込んでいます。
FJMおよびFsolは、今回の水澤化学工業様のクラウド事例を、中堅規模のお客様の基幹システムでのクラウドモデルとしてサービス化し、積極的にビジネスを推進していきます。
水澤化学工業様は、1937(昭和12)年に武田薬品工業様の出資で誕生し、他社に先駆けて活性白土製造を開始されました。これまで同社は基幹システムを独自開発し、各事業部門の担当者が自社で運用を担当してきましたが、システムの保守・運用負荷の増大や事業継続などの課題も顕在化してきました。これらの課題を解決するために、FJM、Fsolとの共同プロジェクトを昨年秋より発足させ、クラウド基盤の活用を基本方針として取り組みを進めてきました。今回、基幹業務システムを正確かつスムーズにクラウド環境へ移行し、ハードウェアの保守・運用コストの軽減と、「持たざる経営」による本業への特化を実現しています。
システム移行にはDBエンジン変更(Oracle⇒SQL Server)が必須となり、Fsolのコンバータ適用によるアプリ資産の修正(約1,500本)を実施。富士通の豊富なノウハウ、技術力を活かした総合力で、5ヵ月の短期間で移行を完了しました。
トランザクションレプリケーション(注2)の適用により、システム間のリアルタイムなデータ連携が可能になり、エンドユーザーへの利便性向上と、運用管理面での省力化が期待できます。また将来の事業拡大を見据え、段階的な拡張可能な柔軟性の高いシステムを実現しています。
今回、「持たざる経営」をさらに推進するために、富士通のパブリック型クラウドサービスFujitsu Global Cloud Platform 「FGCP/S5」を活用した基幹システムの構築を決定しました。国内のデータセンターと専用回線により、BCPの観点からも信頼・安心できる高セキュリティなクラウド環境を構築。さらに、システムリソースのスリム化と運用負荷の低減により、今後5年間で約2割のコスト削減を見込んでいます。
今後は、システムの安定的な運用に加え、富士通グループの総合力により、さらにハイレベルな提案を期待しています。
[ システム構成図 ]
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以上
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