GTM-MML4VXJ
Skip to main content

富士通マーケティング

English

Japan

  1. ホーム >
  2. ICTのmikata >
  3. 特設サイト >
  4. 戦略経理インタビュー「前を見た経理、数字を生かす経営」3

戦略経理インタビュー「前を見た経理、数字を生かす経営」(1/3)

山口 正明 氏
株式会社巴川製紙所 取締役 常務執行役員 CFO 経営戦略本部長

<聞き手>
中澤 進 氏
日本CFO協会主任研究委員

山口氏、中澤氏
左から山口氏、中澤氏

インタビュー動画はこちら

動画「前を見た経理、数字を生かす経営。」を再生します(新規ウィンドウが開きます)

前を見た経営につないでいくために

日本CFO協会 中澤氏
中澤氏

戦略経理、経営に貢献する経理部門について、まずは今日に至る経緯をお聞かせください。(中澤氏)


入社して11年、最初は仕組みづくりに尽力しました。入社時、SAP導入プロジェクトが進んでいました。従来のやり方を変えていくと同時に、数字の正確性や期限は担保しなければなりません。加えて、海外を中心に増加するグループ会社を取り込んでいく中で、連結経営に関する我々の考え方を、グループ内で広く認識・理解してもらうことも求められていました。そうした基盤づくりに最初の5年ほどを要しました。後半になって、その数字から少し戦略につなげていけるようになったと思います。(山口氏)

株式会社巴川製紙所 山口氏
山口氏

以前、経理部門は終わった数字をきちんと報告することが主たる目的でした。事業部の中に、実績原価を計算するための部署があって時間をかけて計算していました。それがSAP導入時、標準原価制度を導入し、基準と実績の差に視点をよりフォーカスしたことで、大きく意識が変わってきたように思います。(山口氏)

株式会社巴川製紙所 山口氏
山口氏

経営の中でも、将来の数字による議論が多くなり、新しい仕組みの理解を深めてきました。意思決定上、例えば「限界利益は、どう変化するんだ?」という議論が普通に会話の中で出てくるようになったのも、この10年の中での変化だと思います。(山口氏)

株式会社巴川製紙所 山口氏
山口氏

日本CFO協会 中澤氏
中澤氏

御社の経営管理の特徴はどのようなものでしょうか。(中澤氏)


前を見た経営に少しでもつなぐという意味では、過去の数字に予測を加味した独自のプログラムをつくり、売上などは少し先が見えるようにしていこうとしています。それが見えることで、キャッシュフローの予想などにもつながっていきます。また、全社だけではなく三つある事業部別の数字が、迅速に正確にわかるようにもしています。(山口氏)

株式会社巴川製紙所 山口氏
山口氏

日本CFO協会 中澤氏
中澤氏

予測はどのくらいのペースで出されているのですか。(中澤氏)


四半期ごとに出しています。加えて、販売面については、今走っている月、来月、再来月くらいは、つねに先の情報を集めていく。そこのしくみはかなりできたと思っています。(山口氏)

株式会社巴川製紙所 山口氏
山口氏

日本CFO協会 中澤氏
中澤氏

現場の営業部門から着地見通しを上げてもらう頻度は?(中澤氏)


ほぼ月に1回です。年初の予算は基本1年を通じてあり、実際のオペレーションは予測の仕組みで回しています。事業ごとにボラティリティがずいぶん異なりますから、年初の予算通りにいかないケースも多いので。(山口氏)

株式会社巴川製紙所 山口氏
山口氏

日本CFO協会 中澤氏
中澤氏

予測と着地点のコントロールはどのようにつけていますか。(中澤氏)


試行錯誤の連続です。少しストレッチが効いた程度の目標値が望ましいと思いますが、経営環境が厳しければストレッチが大きくなり思い通りにいかない。実際にそういった時期もありました。幸い、今期は比較的堅調で、理想に近い形で予測と実績の数字が出てきています。成功事例をつくることで、より浸透するのではないかと思っています。(山口氏)

株式会社巴川製紙所 山口氏
山口氏

日本CFO協会 中澤氏
中澤氏

数字の読みで、経理財務部門が果たす役割は?(中澤氏)


トレンドや前年同期比等の比較数字を持っていますから、矛盾点を指摘したり、逆に「もっと行けるのではないか」という情報を出すという点で、役割は大きいと思っています。売上や損益に目が向きがちですが、例えば「在庫を増やして利益をつくるのはダメ」と指摘するのも、我々の大事な役割だと思っています。(山口氏)

株式会社巴川製紙所 山口氏
山口氏

日本CFO協会 中澤氏
中澤氏

予測時の主たる指標は?(中澤氏)


今は事業部門としての売上高ですが、今後は製品のカテゴリー別の数字まで、ざっくりと抑えるようにしたいと思っています。(山口氏)

株式会社巴川製紙所 山口氏
山口氏

日本CFO協会 中澤氏
中澤氏

予測の数字は生産につないでいらっしゃる?(中澤氏)


現在、さらなる精度向上のためのプロジェクトを進行中です。予測データが生産データになっていくのは当然ですが、難しいのは、例えばある事業においては海外販売拠点も含めた数字で日本の生産が決まる点です。今年から、ITを使ってより精ちに見ていく体制づくりを進めています。(山口氏)

株式会社巴川製紙所 山口氏
山口氏

 

戦略経理フォーラム2018 詳細はこちら

戦略経理フォーラム 詳細はこちら

関連情報

お問い合わせ

Webでのお問い合わせ

入力フォーム

当社はセキュリティ保護の観点からSSL技術を使用しております。

お電話でのお問い合わせ

0120-835-554 お客様総合センター

受付時間 9時から17時30分まで
(土日、祝日及び当社指定の休業日を除く)
[注] お問い合わせ内容の正確な把握、およびお客様サービス向上のため、お客様との会話を記録・録音させて頂く場合がありますので、予めご了承ください。