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「戦略経理サミット2018 -番頭から参謀への変革!次世代経理幹部の未来を読む-」開催レポート(3/4)

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【テーマ2】未来志向の経営情報を提供するために何が必要か?

エーキューブ総合会計事務所 村上氏
村上氏

事業部門への関わり方に対して、多様な意見が出ました。各社のビジネス形態の違いはあっても、普遍的な部分については共通するものがありそうです。

次のテーマに移ります。会計データは意思決定に有用で、タイムリーな業績予測・見通し分析と予実分析には欠かせないものです。
次は、「経理部門が経営陣に未来志向の経営情報を提供するために何が必要か?」をテーマに、お話を伺います。


 

着地見込みの感覚は、現場との会話で養われる

渡邊 基
渡邊

業績の見通しは誰しも気になるものです。実際の数字がどのあたりに着地しそうかという感覚は、現場との会話で養われます。情報を集める仕組みも必要ですが、どの部門がどの程度無理しているかを見定めることも必要です。

見通しに届かない場合に対策を講じるのは、経理の出番です。ここは削れるのではないか、調達の手法を変えられないのかなど、どこに改善の余地があるかをアドバイスできるかは、現場と信頼関係ができているかによります。


 

伝票だけを見て数字を追いかけるのでは、スピード感が足りない

プリンスホテル 石田氏
石田氏

時間軸という観点からお話しすると、当社の場合、ホテルの部屋は在庫として残せないため、最後は売り切ることが、利益を極大化する上で求められています。

しかし、それだけでは自分たちが本来やりたい事業はできません。
そこで、長期的な視点で、修学旅行のお客様や国際会議といったある程度規模が見込めるお客様で売上のベースを作ることが重要になります。

実際の事業は、長いサイクルでベースをつくり、短いサイクルではギリギリまで残さずに売り切る、といったように、長期と短期を組み合わせて運営されています。


プリンスホテル 石田氏
石田氏

昨今のお客様は、インターネット上の比較サイトなどを通して日々刻々と変わる価格情報を参照し、ご利用を検討されています。ゆえに、売り切るために、いつの時点で、いくらで提供するかの判断は重要です。そして、売値が決まったら、その金額や部屋の残数といった情報を、リアルタイムで全員に共有できるようにしています。

経理に届く伝票だけを見て数字を追いかけるのでは、スピード感を持って実績を知らせることができません。


 

商談管理を全社共有、売上予測を立てる

渡邊 基
渡邊

当社は、受注の確度を上げるための商談管理において、システム投資も含めてかなり力を入れています。営業が商談を発掘してから契約にたどり着くまでを、いくつかのステージに分けて、このお客様へはこの規模の商談の営業活動を進めている、という情報を、全社で共有するようにしました。

商談の進捗管理、確度管理です。この情報を売上予測に充てています。受注段階でおおよその採算がわかるので、今度はそれを反映して売上があがる時にどれだけ利益があがるかということを、営業担当から社長まで、全社で共有する仕組みを作っています。


 

【テーマ3】戦略経理であるために経理の体制・仕組みはどうあるべきか?

エーキューブ総合会計事務所 村上氏
村上氏

最後に、戦略経理であるために経理の体制・仕組みづくりはどうあるべきか、皆様に一言ずつご意見をいただければと思います。


 

管理会計の仕組みを、もっと簡単にわかりやすくすることが重要

谷口 宏 氏
谷口氏

経理のことを経理だけで考えない、という例をご紹介します。

あるゲーム会社では、リアルタイムで

  • どのゲームがどれだけ売れてどれだけ利益が出ているか
  • そのゲームにサーバ費用や人件費がどれだけかかっているか

というアセット情報も含めた日報が、全社員に送られます。
経理だけで情報を抱えずに、現場がわかるように開示する。その開示の仕方がよく考え抜かれているのですが、受け取る側が必要とする情報を的確に提供すれば、人は行動を起こすのだそうです。


谷口 宏 氏
谷口氏

「経理部長に聞かないと経理のことはわからない」という時代ではなくなりつつあり、こうした発想の転換も必要だと感じます。

制度会計が複雑になり、数字を見ても業績がわからない、と悩まれている会社が増えています。管理会計の仕組みをもっと簡単にわかりやすくする、必要とする情報を的確に提供する、その仕組みづくりも重要ではないでしょうか。


 

作業の効率化で得たリソースで、戦略経理に取り組む

上村 勉
上村

現場や経営者に提言ができるように求められる一方、人は増やさない、コストは変えない、となると、実現するには私たちの生産性を上げるしかありません。効率化でリソースを生み出し、その時間で戦略経理に取り組むことが重要だと思います。

昨今、RPA(Robotic Process Automation:業務の効率化・自動化)というキーワードが注目されてます。当社の経理部でも活用できるのではないかという声が上がり、経理部門でなかなか自動化できない「手書き伝票」の処理について、研究・開発を進めています。

これからますます人手が足りなくなり、機械化や外注できるところは置き換えていく必要があります。作業を手放して得たリソースで、私たちはワンステップ上の仕事に取り組むことが大事だと思います。


エーキューブ総合会計事務所 村上氏
村上氏

人材不足を前提に、デジタル技術でできることがあればどんどん使っていく姿勢が、これからの経理部門には必要になりますね。


 

現場の社員に経理の基礎知識を身につけてもらい、会社全体を数字で見る感覚を持つ

プリンスホテル 石田氏
石田氏

仕組みづくりというテーマですが、「人づくり」という観点でお話しします。

事業部門とのコミュニケーションには共通言語が必要だと思い、今、若い社員に素養として経理の基礎知識を身に付けてもらおうとしています。経理・財務は専門性を研ぎ澄ましていく必要がありますが、事業運営する人たちが経理の基本知識を持っていたら、現状や未来予測がもう一段精緻に分かるようになるのではないか、と考えています。


プリンスホテル 石田氏
石田氏

将来、事業戦略や事業運営のリーダー候補となる若い人には、まず経理に入ってもらって、少なくとも2年くらいは経理に関わりながら会社全体を数字で見る感覚をつかんでもらう。その経験を持って最前線で活躍してもらい、最前線で経験をした人が再び経理に戻って全体を俯瞰した仕組みを企画してもらう。

こうした計画を人事と相談しながら、少しずつ進めています。


渡邊 基
渡邊

私も石田さんの意見に賛成です。
現場が会計リテラシーを持てば、意思決定の精度が上がります。管理職直前になって財務の勉強を始めるのではなく、日頃の業務の中で学べる機会があれば実用的です。

企業には製造、開発、販売、サービス、コーポレートなど多彩な部門がありますが、共通言語はお金=数字です。共通言語である数字の意味を理解する人が増えれば、会社全体としてもっと効率が上がるはずです。特に、キャッシュがまわるかどうかという見方は経理パーソンに一日の長があります。管理会計の担当者が、積極的に事業部門と話すなど、現場と数字を共有する仕組みが戦略経理に必要なことだと思います。


 

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