Skip to main content

Japan

「戦略人事サミット -イノベーション創出に向けた人事の取り組み-」開催レポート(6/7)
第2部 パネルディスカッション3

ディスカッション風景 第二部では、富士通マーケティングの人事部長兼ダイバーシティ推進室長の山本と戦略プロモーション統括室担当部長の田中に、特別講演講師の清水氏を交え、富士通マーケティングのイノベーション創出に向けた人事の取り組み事例をベースに、パネルディスカッションを展開しました。

働き方改革へ積極的に取り組む企業が急速に増加している一方で、「働き方改革を進めたいが、どこから手をつければ良いのか」「テレワークへの対応を検討しているが、具体的な進め方が分からない」など、働き方改革に直面する企業が抱えた課題や悩みが顕在化しつつあります。人材マネジメントと経営戦略を連動させて、最高のパフォーマンスを出せる人と組織づくりを行うには、また、働く人が抱える様々な課題を解決するには、人事部門はどのような役割を果たすべきか、様々な側面から議論が繰り広げられました。

ページを移動

2.時間生産性の高い働き方へ向けて

富士通マーケティングは在宅勤務型テレワークを制度化

島 麻衣子 氏
島氏

ここからは「時間生産性の高い働き方へ向けて」をテーマにお話しをお伺いしていきます。富士通マーケティングでは、時間生産性の高い働き方を実現するために、どのような取り組みをされているのかご紹介ください。田中さんはテレワークなどのトライアル活動に参加されていたそうですが、いかがですか。


田中 貴之
田中

当社では「労働時間は有限な経営資源である」と捉えており、大きくは「仕事のマネジメント改革」と「多様な働き方・意識改革」という2つの取り組みを進めています。マネジメント改革については、先ほど山本から説明させていただきましたので、私からは多様な働き方の取り組み例を紹介いたします。具体的には、制度やルール、ICTやファシリティ、意識改革に向けて、働き方改革における様々な取り組みを始めています。この場では、2017年に当社でスタートした「在宅勤務・テレワーク」の制度化について、実践した経験知をもとにお話しします。

当社の在宅勤務型テレワークは、2017年4月から制度化されましたが、急速に進んだわけではなく、制度化までは試行錯誤の連続でした。2015年10月に14名を対象に行い、そのうちの1人が私なのですが、第1期トライアルを開始しました。当時はまだ世間の目も気になり、白い目で見られているのではといった引け目を感じつつ在宅で仕事を進めていました。トライアルで感じた課題を人事部門とディスカッションしながら改善点を見い出し、それを反映した形で第2期のトライアル、そしてようやく制度化にこぎつけたというのが実態です。

在宅勤務型テレワークの実現には、ICTを導入することや制度を整備することだけではダメで、オフィスと同等に働くことができる環境づくりが必要になります。テレワークではいつでもどこでも仕事ができ、職場と情報共有ができるコミュケーション基盤が必要になってきます。またそれ以外にも、在宅でもオフィスに勤務するのと同じように文書を閲覧できるよう紙文書をデジタル化する必要があり、情報が漏洩しない仕組みや労働時間管理など、社員の安全を守るマネジメントを実践する必要がありました。(図2参照)


図2:多様な人材が活躍できる環境

図2:多様な人材が活躍できる環境

テレワークで労働生産性は向上するのか?

島 麻衣子 氏
島氏

数々の試行錯誤を繰り返してテレワークの制度化にこぎつけたということですが、ここでズバリ質問です。テレワークで生産性は向上しますか?


田中 貴之
田中

生産性は向上します。テレワークのメリットはやはり「集中して仕事ができる」ことです。私は、資料作りなどテレワークに向く1人で作業できる業務は在宅勤務日に寄せています。それによって、週全体のスケジュールを業務内容に合わせ効率的に組むようになりました。また、在宅勤務で行った仕事の結果をメンバーとシェアするようになって、お互いの進捗状況の報告などコミュニケーションをよく取るようになりました。そうすることで、自身のタイムマネジメントも向上し、生産性の向上につながったと思います。


在宅でも、アウトプットの量をオフィス勤務と同じレベルに維持する

清水 泰志 氏
清水氏

在宅勤務というのは、働き方改革を進める企業の中でも非常に関心が高い働き方の1つだと思うので、詳しくお伺いしたいのですが、他にも何か工夫されていることはありますか。


田中 貴之
田中

どの企業でも2025年問題でこれから介護離職などが多発する可能性があります。従業員が退職してしまうとアウトプットはゼロになってしまいますので、そのような状況の中で、在宅勤務が制度化されている意義は大きいと思います。一方で在宅勤務では、アウトプットをオフィス勤務と同じレベルで維持する工夫が必要だと思います。在宅勤務では1人で仕事をしている為どうしてもコミュケーションが希薄になりがちになり、それが非効率なアウトプットの量を低下させる要因にもなります。コミュニケーション不足により、同じような資料をオフィス勤務者と在宅勤務者で重複して作成するようなことも実際ありましたので、自分のPCのだけで仕事をしたり資料を保管するのではなく、できるだけデジタル化しコミュニケーション基盤上でシェアするなど、ムダをなくす工夫を実践しています。


島 麻衣子 氏
島氏

いろいろ工夫されているのですね。今お話しにあったようなコミュニケーション不足を起こさないために、例えば、遠隔コミュニケーションの様子などをここでちょっと見せていただくことは可能ですか?


田中 貴之
田中

はい、できます。今、展示ブースにいるメンバーを呼び出してみますね。

~Web会議デモ実施~

(Web会議の画面を開き)この画面の右側に、私の部署のメンバーが表示されています。このうち、緑ランプの点いているメンバーが「今コミュニケーション可能です」というメンバーです。いきなりコールすると相手もびっくりしてしまうので、まず「今、いいですか?」とメッセージを送ります。在宅勤務者とは、このメッセンジャーとカメラ、スピーカーフォンなどのツールを使ってコミュニケーションします。「いいです」と返答メッセージがありましたので、呼び出してみます。(呼び出して)もしもし、聞こえますか?


Web会議

メンバー

はい、聞こえます。聞こえますか?


田中 貴之
田中

はい、大丈夫です。在宅勤務者が、仕事に必要な資料をどうやってシェアするのかをデモンストレーションしてみたいと思うのですが、何か資料を共有してもらえますか?



メンバー

はい、分かりました。資料を共有します。


Web会議
田中 貴之
田中

(画面に共有資料が表示されて)資料が来ました。これは、展示ブースにいたロボットの資料ですね。



メンバー

はい。昨年、このロボットの実証実験の際、私が作成した資料です。


田中 貴之
田中

覚えています。在宅勤務の私は、このWeb会議での資料共有機能を使って、自宅から「右側の文字が多い」とか、よくダメ出ししましたよね。



メンバー

はい、そうでした。


田中 貴之
田中

ところで、今、どこにいますか?



メンバー

フォーラム内のIoT・AIの展示ブースにいます。


田中 貴之
田中

はい、分かりました。ありがとうございます。(資料共有をストップして、映像のところを全画面表示して)このようにすれば、展示ブースの様子を見ることができます。通常は、相手の顔を見ながらのテレビ会議や打ち合わせも、このWeb会議システムで手軽にできます。当社では、このようにして、在宅勤務者と日常的にコミュニケーションをしています。


 

ページを移動

お問い合わせ

Webでのお問い合わせ

入力フォーム

当社はセキュリティ保護の観点からSSL技術を使用しております。

お電話でのお問い合わせ

0120-835-554 お客様総合センター

受付時間 9時から17時30分まで
(土日、祝日及び当社指定の休業日を除く)
[注] お問い合わせ内容の正確な把握、およびお客様サービス向上のため、お客様との会話を記録・録音させて頂く場合がありますので、予めご了承ください。