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Japan

「ICTだけでは成功しない『働き方改革』3つのポイント
~ダイバーシティ経営を支えるICT最適化に向けて~」
開催レポート 後編

  講師  

田中 貴之

株式会社富士通マーケティング 商品戦略推進本部 担当部長

株式会社富士通マーケティング 商品戦略推進本部 担当部長 田中 貴之

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富士通マーケティングの働き方改革

富士通マーケティングでは、2010年から段階的にワークスタイル変革に取り組んできました。その一部をご紹介します。

本社移転プロジェクト ワークスタイル変革WG(ワーキンググループ)活動(2014年)

2014年、本社地区約2,000人の移転を6ヶ月で実行しました。それに伴い、ワークスタイルの変革を目指し、そのコンセプトづくりでの一つとして場所に依存するオフィス環境の改善を図りました。以下、主な改善内容です。

  1. 個人の収容スペースを約60%削減。紙資料から脱却し、いつでもPCからデータ閲覧可能に。
  2. 書類や備品の廃棄により、空いた場所は予約不要で利用できるミーティングスペースに転用。
  3. ICTの無線化によって、自席以外に社内のどこでもコミュニケーションや業務が可能に。

(注)これらの取り組みについては、富士通マーケティング品川本社にて実施している『オフィスツアー』にて、コンセプトづくりのプロセス説明やオフィス見学、自社実践するソリューションのデモンストレーションを通じて、当社の働き方をご体感いただけます。

営業ワークスタイル変革(2014年)

Windows8.1タブレット導入と社外からのクラウド基盤接続により、営業の業務がどこでもできる形をつくりました。また、顧客先の営業と本社の支援部隊がWeb会議サービスを活用しつながることでお客様提案スピードが向上、場所に依存しない働き方を実現し生産性を高めた一例です。

在宅勤務トライアル開始(2015年)

在宅勤務トライアルでは、様々な部門がトライアルに参加することで、今後参考となる活用事例が創出されました。一例として、個人で実施できる業務を在宅勤務日に集中させた結果であっても、45%が提案資料作成は45%にとどまる一方、統合コミュニケーションプラットフォームのSkype for Businessを活用することによって、通常は対面でのコミュニケーションとして行う会議や部下資料のチェックなどの他人との共同業務も24%のボリュームで行うことができました(図2参照)。

図2:在宅勤務時の業務

図2:在宅勤務時の業務

また、在宅勤務日の業務内容と結果を細かく書いた「計画・結果メール」の作成・提出は、スケジュールや成果への本人の意識が高まり、いわゆる「サボり」の抑制にもなっています(図3参照)。

図3:在宅勤務当日の「計画・結果メール」

図3:在宅勤務当日の「計画・結果メール」
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ほかにも、この部署ではスケジューラ登録や会議資料共有などの活用ルールを設け、在宅勤務の形態をとりながら部下のマネジメントを行う幹部社員の想定ケースも試行しました。

ICTで支える働き方改革、スモールステップで「まずは始める」ことが重要

働き方改革を実現する手段として挙げた「テレワーク」についてお話します。
テレワークを導入するには、以下の5つのステップがあります。

  • ① テレワークの全体像をつかむ
  • ② 全体方針を決定する
  • ③ ルール・ICT環境をつくりセキュリティ対策をする
  • ④ テレワーク実施
  • ⑤ 評価・改革

ところが、最初の①のステップでつまずく企業は少なくありません。そこで私たちは、モバイル環境やセキュリティ環境といった必要最低限のICT環境を整え、今後の方向性や課題の共有を行いながら、“まずやってみる”というステップから始める「スモールスタート」の進め方などもご提案しています(図4参照)。

図4:テレワークの導入アプローチ

図4:テレワークの導入アプローチ
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働き方改革は、現在見えている課題をつぶすだけでは実現しません。将来どういう方向性を目指したいのか、あるべき姿を一度考え、そこから今見えている課題と合わせて具体的な施策を考えていくことが重要です。施策を考える一つの方法としては、例えば、在宅勤務を経験した他部門の人同士を集め、ディスカッションするワークショップの実施が挙げられます。さまざまな経験を共有することで、新たな解決策が見えてくることが期待できます。

また、マネジメント面の課題には、人材育成や配置を最適化するツール(タレントマネジメント)を利用するといった方策もあります。ここでご紹介した方法以外にも、お客様の働き方改革を後押しするためのさまざまな手法やツールがあります。これからご検討なさる企業様はぜひご相談ください。

変化の時代、魅力ある企業として発展するためにも「働き方改革」は不可欠

最後に、働き方改革を進めるにあたって重要となる3つの取り組みを紹介します。

  1. 社内を把握(見える化)する
    多様な従業員に合わせ、社内の環境はどんどん変化します。状況は都度見直し、継続的に必要な施策を打っていくことが大切です。
  2. 未来のために行動する
    生産人口が減っていく中で、魅力のない企業は人材が集まらず、競争力を失いかねません。誰のための働き方改革かを考えて企業ビジョンを立て、魅力ある会社をつくっていく意識が必要です。
  3. ダイバーシティー&インクルージョン
    社会の在り方、ICTの発展、価値観など、世の中は大きく変化しています。これまでの常識に縛られず、新しい価値観を許容し共にチャレンジするという姿勢が大切です。また、働き方改革を進めることによって創出された時間を、新しい経験を積むことに充て、幅広い視野を持ったイノベーターを育成することも求められます。

しかし、現実は「変わりたくない」人が大勢を占めています。理想と現実のギャップを埋め、働き方改革を成功させるには、以下の3つがポイントになります。

「働き方改革」3つのポイント

  • ① 目的を明確化し、トップメッセージとして改革を進めていく
  • ② 実践と見直しで、働き方をその会社に最適化していく
  • ③ できない理由を探さない、変わりたくない思いを超えていく

私たちの今の活動がこれからの未来をつくっていきます。様々な意見をぶつけ合いながら、ともに発展できればと思います。

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株式会社富士通マーケティング 商品戦略推進本部 担当部長

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