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「戦略経理サミット -番頭から参謀への変革!次世代経理幹部の未来を読む-」開催レポート(3/6)
第二部 パネルディスカッション1

戦略経理サミット第二部のパネルディスカッションでは、富士通マーケティングのCFOならびに経理部長と、特別講演講師の石田氏、日本CFO協会専務理事の谷口氏を交え、富士通マーケティングの決算早期化の取り組み事例をご紹介しながら、戦略部門として経理部門が目指すべき取り組みについて議論を展開しました。熱のこもった発言が交わされた当日の模様を4部構成にてご紹介します。

戦略経理サミット 開催概要はこちら

第二部 パネルディスカッション
決算早期化実現のための「業務改善」の勘所-「戦略経理」となるために-
レポート

  登壇者  

[パネリスト]
渡邊 基

渡邊 基
株式会社富士通マーケティング
取締役兼執行役員常務・CFO・コーポレートグループ長
プロフィール

[パネリスト]
上村 勉

上村 勉
株式会社富士通マーケティング
財務経理本部経理部 部長
プロフィール

[パネリスト]
石田 正 氏

石田 正 氏
カルビー株式会社 常勤監査役
一般社団法人日本CFO協会 主任研究委員
公認会計士
プロフィール

[パネリスト]
谷口 宏 氏

谷口 宏 氏
一般社団法人日本CFO協会 専務理事 事務局長
株式会社CFO本部 代表取締役社長
元IAFEI会長(2011年~2012年)
プロフィール

[モデレーター]
エーキューブ総合会計事務所 村上氏

村上 秀次 氏
エーキューブ総合会計事務所
公認会計士・税理士
プロフィール

 

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第1章 番頭から参謀への変革  ~目指すべき経理のあり方とは?~

村上 秀次 氏
村上氏

企業をとりまく環境変化が著しい中、経理部門は事務職ではなく、経営陣に「次の一手」を提言し、経営の意思決定に関与していく戦略部門であるべきです。最初のテーマとして、「目指すべき経理のあり方とは?」を題材に議論を進めましょう。

はじめに、富士通マーケティングの渡邊常務に、「番頭から参謀への変革  ~目指すべき経理のあり方とは?」と題し、常に決算作業に追われていた経理部門が「戦略経理」へと変革していったきっかけとプロセスについて、ご説明をお願いします。


渡邊 基
渡邊

私は、2014年4月に現職に着任しました。その当時、経理はとにかく決算資料の作成に追われていました。財務資料、統計資料は詳細かつ膨大で、そのボリュームは150ページを超えていました。当社は、毎月大きな会議が3つあるのですが、会議のたびに膨大かつ似たような決算資料を作っていたのです。報告を受ける側の経営幹部は、分量が多すぎて何がポイントで何が問題なのかがよくわからない、作る側の経理部は月末の取締役会が終わるとすぐに翌月の決算で、年がら年中決算作業で疲労困憊という状況でした。このサイクルのままではまずい、せめて経理部の月の半分は作業とは別のことに時間を確保するべきだと感じました。そこで、

  1. 取締役会を月半ばに行いデッドラインを前倒
  2. 資料フォーマットを統一
  3. 決算の段取り変更
  4. 決算早期化

の4つの仮説を立て、業務改善に着手しました。
決算早期化についての取り組みは、このあとの第2章で、当社の実践例としてご紹介します。決算日程を6歴日から4営業日に短縮することで、分析工数を確保するとともに、経営実態の情報を経営幹部に早いタイミングで公開できるようになりました。


 

「戦略経理」とは?

渡邊 基
渡邊

こうした活動と合わせて、数字を扱う経理部門が会社の施策にもっと積極的に参画して数字の信頼性を担保する、つまり戦略的に動く必要があるのではないかと考えました。これを「戦略経理」と呼びますが、「守り」と「攻め」という2つの役割と4つの機能により、経営に貢献すると考えています。(図4 参照)
守りの役割では、「会計責任」と「法令順守」の2つの機能があります。会計責任は経理のベーシックな業務、法令順守は業務プロセスの過程に不正やエラーが入りこまないよう、適切なエスカレーションによって財務報告の正確性を担保するものです。この役割を「会社の番頭になる」と言っています。
一方、攻めの役割は「意思決定」と「パフォーマンス&効率」です。意思決定は戦略立案や全社方針との整合性の確認、そして業績の予測などから次の打つ手を提言することです。パフォーマンス&効率は、KPIの比較や進捗を見える化し、PDCAを回すことです。この攻めの役割を「会社の参謀になる」と言っています。
「経理=事務職」は過去の話です。今後は戦略部門としての働き方が求められているのではないでしょうか。


図4:戦略経理に求められる役割

図4:戦略経理に求められる役割

2020年に向けて「攻め」の経理へ転換

渡邊 基
渡邊

2020年に向けて何をなすべきか。昨年、富士通マーケティングの経理部門は「2020VISION」を策定しました。これまでの5年間は、「守り」の強化を図る改革を進めてきました。「2020VISION」は、それによって生み出された時間と経理部員の意識改革により、人員を増やすことなく「攻め」の経理へ転換を図るプロジェクトです。新たな管理会計のスキームの導入も検討しています。

当初は、分析などに回せる時間をなんとか捻出したい、親会社と同じ決算日程にしたいという業務改善からスタートしています。そこに、経営TOPから「戦略経理」としての役割が期待されることとなり、攻めへの転換を決断しました。


村上 秀次 氏
村上氏

「戦略経理」という言葉とその定義が示されました。石田さんからこの「戦略経理」の2つの役割×4つの機能を示した図4について、補足されることなどはありますか?


石田 正 氏
石田氏

 「戦略経理」を図4は的確に示していると思います。「攻め」の役割に対する2つの機能を、どのように実務に落とし込んでいくかが課題となるでしょう。人員を増やさずに「攻め」の時間を確保していくためには、現在スタッフが行っている作業が本当に必要か、必要でないかを見直すべきです。日本企業全般に言えることですが、特に経理部の人たちは自分でExcelの資料を作るのが大好きですよね。最初は会社が必要とするから作っていた資料が、いつの間にか自己目的のためになって、それが漫然と継続されているケースがあります。
2/3は不要な作業かもしれません。


渡邊 基
渡邊

決算資料にかかる業務は半分に減らしましたが、1/3まで実現できるかもしれませんね。確かに、経理部員は数字を扱うことが習性になっています。いろいろな表を作って分析をするのが好きですし、それが評価されれば作業を繰り返してしまう傾向があります。ここは上司が関与してスクラップ&ビルドを実行し、本当に必要な作業か否かの取捨選択を行うべきですね。


村上 秀次 氏
村上氏

攻めの役割を果たすために、守りの役割に割く時間をどう圧縮していくか、効率化していくかがポイントですね。まさにその実践例が、第2章のテーマです。


 

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登壇者プロフィール

渡邊 基
株式会社富士通マーケティング
取締役兼執行役員常務・CFO・コーポレートグループ長

渡邊 基

1983年富士通株式会社入社。本社経理部配属。経理をコアに海外駐在を含め、財務会計、管理会計、監査の領域を経験する。2010年富士通株式会社経営監査本部長、2012年株式会社富士通システムズ・イースト取締役・CFO、2014年6月より株式会社富士通マーケティング取締役兼執行役員常務・CFOに就任、現在に至る。


上村 勉
株式会社富士通マーケティング
財務経理本部経理部 部長

上村 勉

1997年株式会社富士通ビジネスシステム(現株式会社富士通マーケティング)入社。経理部配属。一部上場プロジェクトを経て、経理制度改革や各経理システム導入等を担当。2007年経理部担当部長、2013経理部長、現在に至る。GLOVIA SUMMIT導入、決算日程早期化等に携わり、現在は経理部2020VISIONに取り組む。


石田 正 氏
カルビー株式会社 常勤監査役
一般社団法人日本CFO協会 主任研究委員
公認会計士

石田 正 氏

1972年から25年間、アーサーヤング東京事務所(現アーンストアンドヤング)及び朝日監査法人(現あずさ監査法人)にて日本及び米国基準の会計監査、財務アドバイザリー業務に従事、代表社員。監査法人在籍中に通算10年間、アーンストヤング、シンガポール及びロンドン事務所に駐在。1996年にロンドン駐在から帰任後、日本マクドナルド株式会社代表取締役副社長(CFO)、セガサミーホールディングス株式会社専務取締役(CFO)を歴任。2010年より日本CFO協会、主任研究委員。2011年2月、カルビー株式会社 常勤監査役に就任、現在に至る。
著書に『包括利益経営』共著(日経BP社)、『CEO/CFOのためのIFRS財務諸表の読み方』共著(中央経済社)、『「経理・財務」実務マニュアル』編著(税務経理協会)がある。 「国際会計基準IFRS完全ガイド」(日経BP社)への寄稿、「日経BP際会計基準フォーラム」講師など、セミナー講演多数。


谷口 宏 氏
一般社団法人日本CFO協会 専務理事 事務局長
株式会社CFO本部 代表取締役社長
元IAFEI会長(2011年~2012年)

谷口 宏 氏

1989年東京大学経済学部卒業、住友銀行(現・三井住友銀行)入行。
同行にて事業調査、人事、企業金融を経験した後、2000年に株式会社CFO本部、日本CFO協会を設立。CFO、経営財務部門のネットワーク構築や各種セミナーや研修の開催、資格・検定試験の実施など、企業財務のプロを育成する教育事業を展開する。世界のCFO協会の国際組織・国際財務幹部協会連盟(IAFEI)のアジア代表及び会長を歴任後、現在は諮問委員を務める。


村上 秀次 氏
エーキューブ総合会計事務所
公認会計士・税理士

エーキューブ総合会計事務所 村上氏

2005年、監査法人トーマツにて、中堅企業を対象とした法定監査、IPO業務に従事。その後、システム監査、JSOX導入支援、連結決算支援、IFRS導入プロジェク卜など、コンサルティング業務にて多数の企業を支援。2011年、エーキューブ総合会計事務所の代表に就任。会計、税務の専門家として、ベンチャー企業から上場企業まで幅広く支援をするほか、コンサルティング業務として、マーケティング支援、業務改善支援、情報システム構築など多くのプロジェクトにも関与する。

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