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会計担当者なら理解しておきたい統計分析の手法と基本

酒井麻里子 氏

2016年02月01日更新

イメージ 顧客行動を把握するのに役立つツールとして、近年注目が高まっている統計分析。難しそうなイメージがありますが、マーケティングでよく使われる手法はそれほど多くありません。会計・経理担当者が、まず覚えておきたい統計分析の基本的な手法とその手順をご紹介します。

統計分析とは?

統計分析とは、顧客に関するさまざまなデータを分析することで顧客の購買行動の傾向などを知り、それをマーケティングに生かすためのもの。ウェブ上の情報やさまざまな機器に搭載されたセンサーから収集される「ビッグデータ」の有効活用が注目されるようになったことで、統計分析の重要性も高まっています。
ビッグデータには、ソーシャルメディアの投稿やウェブサイトの購入履歴、自動改札の乗降履歴やGPSから取得される位置情報などがあります。これらは顧客の行動を知るための貴重なデータですが、そのままでは使うことができず、適切な分析を行うことが必要です。
また、ビッグデータのような膨大な情報でなくても、自社の顧客の購買履歴を分析するなど、企業のマーケティングで統計分析が活用される場面は数多くあります。

統計分析の手法の種類

統計分析の代表的な手法には、次のようなものがあります。

  • クロス集計
    2つまたは3つの要素を組み合わせて関連性を分析する手法。アンケートの集計などに使われる。
  • 回帰分析
    1つまたは複数の説明変数と1つの目的変数の関係を求めて、説明変数から目的変数を推定する手法。
  • 決定木(けっていぎ)分析
    樹形図を作成して分類を行い、分析する手法。分類の経過が可視化できることが特徴。
  • アソシエーション分析
    複数の行動の間にある関係性を分析する手法。購買行動や購入イベントなどに使われる。
  • クラスター分析
    異なる性質のものが混ざり合っている集団から、互いに似たものを集めて集団を作る分析手法。

統計分析の手順

統計分析の実施にあたっては、事前に目的を明確にすることや、分析後に結果をまとめることも大切です。分析を行う際の手順は以下のとおりです。

  1. 目的を明確にする
    まず、統計分析を行う目的を明確にします。統計から何を知りたいのか、どのような問題を解決したいのかをはっきりさせることがスタートです。目的が定まったら、それを達成するためにはどのようなデータが必要なのか、データを収集するには何をすれば良いのかといった計画を立てます。
  2. 必要なデータを集める
    次に、統計分析で必要となるデータの収集を行います。既存のデータを使うのではなく、新たに調査を行ってデータを集める場合は、その実施や回答の整理といった作業も必要です。
  3. 統計表を作成する
    データをまとめた統計表を作成します。統計表には、それぞれの項目を集計した単純集計表と、上記で紹介したクロス集計表があります。これらを作成することで、データのおおまかな姿が見えてくるのです。
  4. 分析を行う
    統計表をもとに、統計分析のそれぞれの手法を使って分析を行います。必要に応じてグラフを作成すると、統計の全体像をより把握しやすくなります。
  5. 分析結果をまとめる
    最後に、統計分析の結果を報告書にまとめます。分析から導き出すことのできた結論や、見えてきた課題などを明確にすることで、今後の企業活動に生かすことができます。

目的を明確にすることが大切

統計分析を有効に活用するためには、まず、何のために分析を実施するのかを明確にすることが欠かせません。統計から何を得たいのか、それによってどのような問題を解決したいのかといったことを明確にしてはじめて、統計分析の結果を効果的に活用することができるのです。

著者プロフィール

酒井麻里子 氏

酒井 麻里子 氏

IT系コンテンツを多数手がけるライター。著書に『これからはじめるスマホユーザーのためのLINE Facebook&Twitter安心・かんたんスタートブック』(秀和システム)など。
初心者ユーザーに向けたスマホやPCソフトの使い方から業界最新ニュース、Webマーケティングまで、ITに関することを幅広く扱っています。

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