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これからのIT戦略で情シスが求められるスキルとは?

酒井麻里子 氏

2017年06月01日更新

イメージ 企業の成長のために重要だと言われるIT戦略。難しそう、面倒というイメージから敬遠していたり、逆に「とりあえずITシステムを導入すれば良い」という認識で進めてしまったりしているケースも多いかもしれません。

IT戦略では、ITの活用を推進するだけはなく、経営戦略の一部としてITの利用を考える視点が求められます。IT戦略を推進し、自社の競争力をより高めていくために、情報システム部がするべきこと、身につけるべきスキルについて考えてみます。

改訂版「世界最先端IT国家創造宣言」がめざすもの

政府の「高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部(IT総合戦略本部)」は2015年6月、「世界最先端IT国家創造宣言」の改訂を決定しました。

この改訂では、景気低迷や経済成長率の鈍化を打破するための成長エンジンとしてITを活用するため、下記の4つの目標が掲げられています。

  • 1. IT利活用の深化により未来に向けて成長する社会

    IT活用を加速させるための法整備の検討や、ビッグデータを利活用した新たなビジネスモデルの構築など。
  • 2. ITを利活用したまち・ひと・しごとの活性化による活力ある社会

    地方公共団体などがIT活用を促進するための情報共有基盤整備や人材・産業活性化支援など。
  • 3. ITを利活用した安全・安心・豊かさが実感できる社会

    超高齢社会への対応や、大規模自然災害への備え、雇用形態の多様化とワークライフバランスの実現など。
  • 4. ITを利活用した公共サービスがワンストップで受けられる社会

    新技術と大規模データ活用技術を組み合わせることによるユニバーサルな社会システムの構築など。

企業は、どのようにIT戦略を進めればよいか

上記では、日本におけるIT戦略の目標をご紹介しましたが、「ITを成長のためのエンジンとして活用する」という考え方は、企業におけるIT戦略にも共通すると言えるでしょう。

企業が成長を続け、より多くの成果を得るためには、ITの有効活用が欠かせないことは周知のとおりです。では、効果的にITを導入し、活用していくためには具体的に何を実施すればよいのでしょうか?

まずは、年次計画や中期計画の中で、自社がより的確な経営判断を行うために何が必要なのかを明確にすることが必要です。そして、そのためにIT部門として貢献できることは何かを洗い出します。

たとえば、状況の変化をすぐに把握して、その時々の状況に合わせた迅速な経営判断を行うために、会計や給与、顧客情報といった、業務に関するさまざまなデータを可視化するシステムを導入することなどが考えられるかもしれません。

また、社内での情報共有に課題を抱えているのであれば、コミュニケーションを円滑にするためのグループウェアの導入なども検討できるのではないでしょうか。

ただ新しいシステムを導入するのではなく、自社の現在の課題を明確にして、その課題を解決するために必要なものは何か、という観点から必要なものを選ぶことが重要です。

どのようなスキルが必要なのか

IT戦略に貢献するためには、ITの知識だけではなく、経営全体を俯瞰(ふかん)する力が求められます。自社の業務全体を経営の視点から見据え、中長期的な見通しを立てることができれば、今本当に必要なものも見えてくるはずです。

さらに、予算を確保し、実際に導入を実現するためには、提案したシステムなどが業務にどのように貢献するのかをプレゼンする能力も求められるでしょう。

広い視野で業務をとらえよう

情報システム部がIT戦略を牽引(けんいん)していくためには、専門知識やスキルだけにとどまらない幅広い視点を持つことが求められます。日ごろからさまざまな部署の動きに目を向けることが、IT戦略におけるスキルにもつながるのではないでしょうか。

著者プロフィール

酒井 麻里子 氏

酒井 麻里子 氏

IT系コンテンツを多数手がけるライター。著書に『これからはじめるスマホユーザーのためのLINE Facebook&Twitter安心・かんたんスタートブック』(秀和システム)など。
初心者ユーザーに向けたスマホやPCソフトの使い方から業界最新ニュース、Webマーケティングまで、ITに関することを幅広く扱っています。

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