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第14回 かしこく廃棄で環境改善!知っておきたい3つの効率化対策とは?

ものづくり最新動向

マケナ雅美 氏

2017年02月08日更新

イメージ 製造業とは切っても切り離せない存在である「産業廃棄物」。廃棄物の処理問題やリサイクル問題は、地球とその環境を守っていくためにも、すべての工場が責任を持って対策しなければならない課題です。しかし、産業廃棄物は通常のゴミと違い、ただゴミ箱に入れれば良いだけのものではありません。そこで今回は、工場が産業廃棄物をより効率良くかしこく処分するためには、どのような方法があるかを見てみましょう。

IoT活用による合理化

総合コンサルティング企業「Accenture」が2016年3月に行った「IoT活用による資源循環政策・関連産業の高度化・効率化基礎調査事業」という調査によると、現在、世界では欧米を中心に、サーキュラーエコノミー(循環型経済)と呼ばれる動きが広がっています。これは製造された製品や部品・資源を活用し、その価値を保ちながら再生や再利用を半永久的に行っていくことで、無駄な資源や資産を減らしていくというものです。今後の地球の環境改善にとっても重要なポイントとなります。

このサーキュラーエコノミーを世界全体につなぎ、効率よく行っていく上で重要な存在となるのが「IoT」です。IoTを生産の現場で活用していくことで、製造現場で発生した不要部品、廃棄物やリサイクルマテリアルなどの情報の拡散・シェアを行い、それらを必要としている業者に引き取ってもらうというサイクルが完成します。サーキュラーエコノミーのシステムが実用化されれば、2030年までに世界全体で4.5兆ドルの経済効果が生まれると考えられています。

トレーサビリティシステム活用のメリットとは

「廃棄物の処理は時間がかかる……」「適切な処理を行い、それに関する記録やマニフェストを管理するのは大変だ……」そういった工場にとって、産業廃棄物の追跡管理システムである「トレーサビリティシステム」は、非常に役に立つ対策です。トレーサビリティシステムでは、企業からの廃棄物に関する情報はもちろん、処理工場へそれらを輸送するための配車や荷下ろしの情報、処理や処分の情報をリアルタイムで追跡できるものが一般的です。

工場はトレーサビリティシステムを導入することにより、廃棄物処理法で定められた「廃棄物を適切に処理する義務」「他人に委託を行う際のマニフェストの利用とその管理」などの法令に、自動的に従うことができます。これは企業が、産業廃棄物に対して法的責任を問われるというリスクを下げるためにも重要なポイントであり、工場としての信頼を保つためにも活用価値のあるものと言えます。

専門的なセミナーで情報収集する方法も

もちろん自社で責任を持って、率先して産業廃棄物の処理に関わっていきたいと考える工場もあるでしょう。しかし産業廃棄物にかかわる法令は複雑なため、全てのケースで正確に適切な判断を行うのは決して容易ではありません。そのため、無駄な対処による損失や間違った対処から発生するミスをなくすためにも、専門知識を教えてくれるセミナーにぜひ参加してみましょう。

セミナーには「廃棄物とは何か?」といった初歩的なものから、実務の解説を行ったり処理を行う場所の現地確認のポイント、法令について学んだりできるものなど、さまざまな種類がそろっています。正しい知識を身につけ、かしこく廃棄を行っていくためにも、ぜひ情報を集めてみましょう。

廃棄物の処理は企業の責任

産業廃棄物の処理に対する課題は、いかに資源の無駄や廃棄物を減らして、地球の環境改善へとつなげていくことができるかにあります。この課題をクリアするためには、各工場が責任を持って産業廃棄物の処理を行っていく必要があります。効率よく法令に従った廃棄が行えるよう、工場全体でシステムの設立・整備に取り組む体制を作り上げ、対策をしっかりと行っていきましょう。

著者プロフィール

マケナ雅美

マケナ雅美 氏

Texas A&M University、経済学部卒。福岡出身、現テキサス在住。大卒後、化粧品や医薬品の臨床試験を行う米国の会社のアジア部門にて、翻訳・通訳業務、日本やヨーロッパの顧客へのマーケティング業務を主に新しい分野で働く楽しみを覚える。経済のみでなく、テクノロジー、スポーツ、料理、アンティークなど幅広い興味を持つ。

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