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第13回 何かあってからでは遅い!製造現場でのセキュリティ強化対策のススメ

ものづくり最新動向

マケナ雅美 氏

2017年01月13日更新

イメージ 製造現場のIoT化やデジタル化が進む中、世界各国ではそれに伴うさまざまなセキュリティ問題が発生しています。製造現場を制御するシステム上でセキュリティの問題が発生してしまうと、社員の安全が脅かされるだけでなく、企業として金銭的な損失を出したり信頼を落としたりと大きな問題につながりかねません。そこで今回は「何かあってから」では遅すぎるということを念頭に置き、しっかりとしたセキュリティ対策を行う必要性について考えてみましょう。

まずはサイバーセキュリティへの理解を

企業が製造現場のデジタル化やIoT化に付随する危険性を理解するためには、最初に「サイバーセキュリティとは何か」をしっかりと理解する必要があります。「ハッカー」「情報漏洩」「ランサムウェア」など、サイバーセキュリティに関する多くの問題をニュースで見かけるようになりましたが、なぜこのような事件が起こるのか、そして、企業はそれを防ぐためにどのようなサイバーセキュリティを行うべきかといったポイントを、しっかり学ぶようにしましょう。

IoTでコネクトされた機械やシステムはインターネットにつながっているので、マルウェアによるウイルス感染やランサムウェア形式の乗っ取りなど、外部からの攻撃を受けやすくなります。攻撃を受けてしまうと製造ラインを強制的に停止させられたり、企業秘密や顧客情報が漏えいしたりするなど、大きな被害につながってしまいます。

必要なのは情報システム部と製造部の相互理解

サイバーセキュリティへの知識を得たあとは、その知識を持ち合い、実際に製造に関わる人々とセキュリティ対策を行うIT部署の人々の相互理解を深めていく必要があります。

製造現場で働く人々は自分たちが必要としているシステムは理解していても、そのセキュリティがどうなっているかは意外と無頓着(むとんちゃく)なもの。そして、セキュリティを管理している情報システム部の人々は、セキュリティシステムとはどういったものかは分かっているけど、製造現場が実際に使用している機械の性能や詳細、仕組みを把握していないこともあります。
このように、製造現場と情報システム部それぞれの理解にギャップがある状況では、製造現場を守るための効率的で安全性の高いセキュリティシステムを作り上げるのは難しくなってしまいます。

強固なセキュリティシステムを設立するには、情報システム部と製造部の両方がお互いをしっかりと理解しあった上で、共同作業でセキュリティシステムを作り上げることを目標としましょう。その後、実際に現場導入を実施した上で、必要に応じて強化をおこなっていくスタイルが望ましいと言えます。

セキュリティを専門とする人材への投資も念頭に

製造現場のサイバーセキュリティをしっかりと管理し、問題が発生したときに素早く的確な判断を行えるようにするために、企業はセキュリティを専門分野とする人材への投資を考える必要があります。

企業としてできる投資には:

  • IT、エンジニアリング、サイバーセキュリティの3項目を網羅した上で、情報セキュリティの資格を取ることができるGICSP (Global Industry Cyber Security Professional)の承認取得に向けてのサポート
  • サイバーセキュリティ演習への参加推奨
  • 製造現場に関わる人々も含めた、企業全体の情報セキュリティトレーニング

など、普段からセキュリティに対する知識を深めるための投資を行うことが、今後必要となっていくでしょう。

問題は起こり得るという前提で対策を

製造のデジタル化やIoT化をすすめる企業にとって、サイバーセキュリティ対策は、企業の規模や業種を問わず全ての企業が対面する課題です。対策を練る上で大切なのは「問題は起こらないに違いない」というメンタルを捨て「問題が起こらないための強化対策は必要不可欠なもの」としっかりと認識することです。セキュリティに関する知識の向上や人材投資をおこない、問題を起こさないための対策をしていきましょう。

著者プロフィール

マケナ雅美

マケナ雅美 氏

Texas A&M University、経済学部卒。福岡出身、現テキサス在住。大卒後、化粧品や医薬品の臨床試験を行う米国の会社のアジア部門にて、翻訳・通訳業務、日本やヨーロッパの顧客へのマーケティング業務を主に新しい分野で働く楽しみを覚える。経済のみでなく、テクノロジー、スポーツ、料理、アンティークなど幅広い興味を持つ。

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