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第07回 Bosch社のIoTクラウドに学ぶインダストリ4.0のあり方

ものづくり最新動向

マケナ雅美 氏

2016年07月01日更新

イメージ ドイツで始動した「インダストリ4.0」。IoTを駆使して製造業をスマート化することで、生産性の向上や生産量の増加を図る動きです。この動きに欠かせないのが、コネクトしたシステムや機械のデータを保存したり処理したりするクラウドコンピューティングシステム。その独自システムの開発にBosch社が乗り出しました。

Boschの作り上げた独自のクラウドシステム

Bosch社は1886年にRobert Bosch氏によりドイツ南部のシュトゥットガルト市に設立された企業。自動車・産業機器・エネルギ・建築など、さまざまな分野でイノベーションを起こしてきました。

そのBosch社が、2016年3月に開催された「ConnectedWorld 2016 」で、インダストリ4.0向けに開発した「Bosch IoT Cloud」を発表。インダストリ4.0を成功させる重要な要素である、データプロセスやスケーラビリティ(拡張性)に対するソリューションの提供を目指すことを表明しました。

多くの企業や消費者は、クラウドサービスやコネクティビティソリューションを導入するにあたり「セキュリティ」に対する不安を感じています。Bosch 社はその対策として、シュトゥットガルト市近隣にある自社のコンピューティングセンター内に独自のクラウドシステムを形成。システムの利用者に対して、自分のデータがどこに保管されているかを明確に示し、データの安全を保障することで安心感の提供に努めています。

Bosch社の目指すインダストリIoTとは

Bosch社がインダストリ4.0の実現に向けて掲げる目標は「物質的サプライチェーン」と「情報的サプライチェーン」のギャップを、データ通信の活用によって取り除くことです。インダストリ4.0の過程で行われる生産現場のスマート化のキーとなる「インダストリIoT」とは、実際に製造に使われるマシーンがただの物作りのための機械ではなく、「データ配達」「イベント配信」「ルールの実施」など、多様なビジネスプロセスの一部になることだと述べています。

Bosch 社のCEO、Volkmar Denner氏 によると、今回開発したBosch IoT Cloudによって企業が受けるメリットは以下の4つ。

  • センサー・ソフトウェア・サービスポートフォリオに対する方針を固める
  • Boschやその他の企業によるIoTソリューションへの基盤作り
  • プラバシーやセキュリティへのフォーカス強化
  • 生産業が高度なIoT化を行っていく上での重要ステップの確保
だそうです。

データ解析の重要性

インダストリ4.0を実現させ、コネクトされたスマートファクトリーによって最大の利益を生み出すには、適切なデータ解析が欠かせません。現在、生産過程で採取されるデータは、品質管理にのみ使用されていたり、全く活用されていなかったりすることも多いようです。これらのデータを定期的に解析し、その結果を活用することで製造プロセスの改善・向上につなげていくことは重要になっていきます。

インダストリ4.0 の過程で生産の場には、3D カメラ、RFID(radio frequency identifier)を使った製品認識、インタラクティブな指令など、さまざまなコンセプトが導入されていきます。生産データや発注データに、こういったシステムから採取されるデータを組み合わせて解析を行うことで、企業は現場で働く人々の業務を効率化することができ、製造業のスマート化に貢献することが可能です。

信頼の置けるクラウドストレージの確保を行おう

インダストリ4.0を形成していくプロセス内で、IoTによるスマート化とそこに生まれるデータの有効活用は、その成功へのキーポイントとなっていきます。コネクトされたマシーンとそこから採取されたデータのプロセスを行うエコシステムを確立する上で、信頼の置けるクラウドストレージの確保は避けては通れないステップと言えるでしょう。

著者プロフィール

マケナ雅美氏

マケナ雅美 氏

Texas A&M University、経済学部卒。福岡出身、現テキサス在住。大卒後、化粧品や医薬品の臨床試験を行う米国の会社のアジア部門にて、翻訳・通訳業務、日本やヨーロッパの顧客へのマーケティング業務を主に新しい分野で働く楽しみを覚える。経済のみでなく、テクノロジー、スポーツ、料理、アンティークなど幅広い興味を持つ。

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