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第03回 これぞ未来の製造業の姿!動画で楽しむAirbusグループの海外工場見学

ものづくり最新動向

マケナ雅美 氏

2016年02月10日更新

イメージ現代の工場では製造過程の機械化がますます進み、IoTテクノロジーを生かしたオートメーションや、デジタル機器を活用した業務が普及し始めています。今回はAirbusグループの工場「Factory of the Future」についてまとめた動画で工場見学をしながら、これからの製造業は一体どのような変化を遂げていくのか、予想してみましょう。

動画に見る企業コンセプト

今回ご紹介する動画を作成したAirbusグループは、ヨーロッパに拠点を持つ大手航空・宇宙関連企業です。同社が「製造業の新しい形」というコンセプトで立ち上げたのが「Factory of the Future」。その名の通り、未来の工場という呼び名がピッタリのハイテクなものとなっています。

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※YouTube動画が開きます

動画の中でAirbus社は、未来の工場に必要なのは「Smart(より賢い)」「Faster(より素早い)」「More digital(よりデジタル化を進んだ)」「More reactive(より反応がよい)」の4つの項目であるといいます。IoTシステムで工場内をコネクトし、ロボットの導入や生産のオートメーション化を行っていくことで、より洗練された工場の立ち上げを図り、この4項目をクリアしていくというのです。

面白いのは、工場での生産過程において将来的に「製造」というコンセプトはなくなり、3Dプリンタが部品を「育てる」ようになるという表現を使用していること。次の章ではそこに焦点を当て、なぜ3Dプリンティングが今後の製造業にインパクトを与えていくのか、詳しくみてみましょう。

3Dプリンティングが与えるインパクト

3Dプリンティングのメリットは「素材が軽い」「スピーディーに作れる」「使用する資源・原料を抑えられる」ことです。工場で生産する部品はこれまでのものと比較して大きく軽量化することが可能で、航空機や人工衛星などさまざまなものを、今までより軽く作り上げることができるようになります。

Airbus社が製作する航空機A350 XWBは、2015年5月の時点ですでに1,000以上の部品が3Dプリンティングのテクノロジーにより作り出されており、その実用性は実証済みです。

平面上でなく立体画像で部品をデザインできる3Dプリンティングは、部品の製作をより正確で簡単にしてくれるというメリットもあります。デジタル上でデザインさえ行ってしまえば、あとは3Dプリンタがそのデータを元に、適した素材を使って必要な数をプリントするだけ。従来こういった部品を作成するのにかかっていた資源や時間を大幅に縮小でき、企業はより多くの部品を低コスト・短期間で作れるようになります。

デジタルの導入で業務の簡易化+時間削減

Airbus社の描く製造業の未来図には「工場の作業現場のデジタル化」も含まれています。その一環として取り入れられているRHEAテクノロジーは、研究者・科学者・エンジニア・共同経営者をデジタルの世界でつなぐものです。RHEAとはResearch(研究)Human(人類)Ergonomic(人間工学)Analysis(解析)の略で、3Dデジタルモデルを導入するシステムです。これを使うと、専用のメガネをかけてスクリーンの前に立てば、3Dデジタルの世界でデザインを行ったり、社員のトレーニングを行ったりすることが可能になります。

また、MiRA(Mized Reality Application)と呼ばれるデジタル化テクノロジーも、非常に実用性の高いものです。これは、生産現場の人々が3Dデジタルのモックアップ模型にアクセスできるツールで、ユーザーはリーチが難しいアングルや動きが制限される狭い空間という足かせを取り払うことができます。このシステムを使ったところ、今までA380航空機(ブラケット数6万〜8万)の点検にかかっていた3週間という期間が、3日まで短縮できたということです。

このように、製造の工程をデジタル化することで、業務の簡易化を図り作業時間を削減します。さらに人為的なミスを減らし、ダメージを受けている部品や欠陥部品の早期発見を可能にすることで、商品の安全性を高めることにもつながるのです。

人とテクノロジーの共存

高度なテクノロジーや高性能ロボットの登場により、製造業界は大きく変わろうとしています。今までは映画の中にしか登場しなかった「ロボットや機械がモノの製造を行う」といった世界は、思ったよりずっと近くにあるのかもしれません。人とテクノロジーを上手に共存させることが、今後の製造業界で勝ち残る重要な基盤になるのではないでしょうか。

著者プロフィール

マケナ雅美

マケナ雅美 氏

Texas A&M University、経済学部卒。福岡出身、現テキサス在住。大卒後、化粧品や医薬品の臨床試験を行う米国の会社のアジア部門にて、翻訳・通訳業務、日本やヨーロッパの顧客へのマーケティング業務を主に新しい分野で働く楽しみを覚える。経済のみでなく、テクノロジー、スポーツ、料理、アンティークなど幅広い興味を持つ。

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