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第02回 テクノロジーを生かした技術の伝承で、企業の未来を作り出そう

ものづくり最新動向

マケナ雅美 氏

2016年01月15日更新

イメージ 中小企業にとって、若い世代への技術の伝承や後継者育成は、企業の未来の明暗を分ける大切な要素です。技術者の高齢化が進んでおり、「何かしなければ……」という気持ちや焦りを感じているものの、その解決策を見つけられずにいる企業もあるでしょう。技術の伝承や後継者育成は時間がかかるうえ、教える側、教えられる側両方の忍耐力も問われるもの。この過程を効率よく行うために、ぜひ活用したいのがさまざまなテクノロジーなのです。そこで今回は、一体どのようなテクノロジーを、どういった方法で解決策として生かせるのか、考えてみましょう。

若い世代のメリットに注目する

現代の若者たちは、幼いころからインターネットやパソコンといったテクノロジーに囲まれて成長してきました。反対に、現在企業内でトップ技術者として働いている世代の多くの人々は、こういったテクノロジーに関するリテラシーが低い、または苦手意識を持っているのではないでしょうか。

そこで企業が取り組むべきなのが、これらの世代間にあるギャップを埋めることです。それぞれにある「思想の違い」や「得意分野の違い」といったものを、いかに1つにまとめていくか。その架け橋となってくれるのが、若い世代のメリットのひとつである「テクノロジー」なのです。次の章では、実際にどのようなテクノロジーが活用できるのかをみてみましょう。

技術伝承プログラムの作成

では実際に、技術の伝承や後継者育成のプログラムとして、活用できるテクノロジーには一体どんなものがあるのでしょうか。プログラムは一度きりではなく、何度も繰り返し使用できるものであり、企業内のコミュニケーションを活性化させるものである必要があります。例として挙げられるものには:

  • キーとなる技術に関する動画やポッドキャストの作成
  • ウェビナーの実行
  • 社内チャットシステムやインスタントメッセージシステムの充実、社員同士のインタラクションの推奨
  • eBookやeラーニングツールの作成
  • 専用アプリ作成
などが考えられます。

また、こういったプログラムを製作する時点で、「本当に活用できるプログラム」「企業の資産となり得る質の高いプログラム」を作成することを心がけたいものです。せっかく作り上げたプログラムが、後々「使いにくかった」「重要なポイントがわからなかった」などということにならないよう、作成の段階から若い世代の意見を取り入れることも忘れないようにしましょう。プログラムを利用したユーザーからのフィードバックにも、プログラムを向上させる貴重なものがあるかもしれません。そこで、誰もがオープンに意見を出せる環境作が大切になります。

テクノロジーと人とのバランス

「伝承したい技術がある=全ての作業をそのまま伝承しなければならない」ではありません。これからの製造業はテクノロジーにより、その形態が大きく変わることが予想されています。つまり今こそが、技術の伝承や後継者育成に焦点を当てるのに最適の時期であり、それと同時に、企業の製造過程の見直しを行うべき時期であるといえるのではないでしょうか。企業全体のシステムを一度じっくり見つめ直し、効率化のためにオートメーション化やIoTテクノロジーなどを導入するべき分野がないかを考えてみましょう。

また、その際に忘れないようにしたいのが、テクノロジーを導入するということは、職がなくなる・機械に製造の場を乗っ取られるということではないという事実です。このコンセプトの目的は、人を機械に置き換えることではなく、機械が人の補佐を行うこと効率よい製造や生産管理が行えるようになるということです。自社のサイズや業務内容をもとに、テクノロジーと人の最良バランスを見つけ出すことが、企業の前進にひと役買ってくれるでしょう。

企業の未来を守るためのステップ

製造業にとって、「古き良き技術」は何にも代えることのできない宝物。それを次の世代に伝承するこということは、企業の未来を守るためにも大切なステップです。テクノロジーをうまく活用し、熟練の世代と若い世代のギャップを埋めていく……これが、これからの時代で成功を収めるために、重要な取り組みポイントといえるでしょう。

著者プロフィール

マケナ雅美

マケナ雅美 氏

Texas A&M University、経済学部卒。福岡出身、現テキサス在住。大卒後、化粧品や医薬品の臨床試験を行う米国の会社のアジア部門にて、翻訳・通訳業務、日本やヨーロッパの顧客へのマーケティング業務を主に新しい分野で働く楽しみを覚える。経済のみでなく、テクノロジー、スポーツ、料理、アンティークなど幅広い興味を持つ。

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