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Japan

世界各国からお届け!ドローンを活用したユニークビジネス事例

マケナ雅美 氏

2016年09月01日更新

イメージ 「空の産業革命」として注目度が上がるドローン。一般消費者が玩具のひとつとして楽しむだけでなく、企業でも人手不足の解消や社員の安全性の向上といった点から注目されています。そこで今回は、ドローンを活用した事業事例を世界各国からお届け。ドローンのさまざまな魅力に迫ります。

農業分野でのドローン

市場調査を行うJuniper Research社の調査によると、2016年に販売される商業向けドローンの48%は、農業分野向けになるそう。ドローンを使えば広大な土地の農作物や家畜の状況把握が容易になり、農業関係者の手間を省くことができます。

米国サンフランシスコでワイン農場を営むRyan Kunde氏によると、多くのワイン農場の経営者は「センサー」「ロボティック」「ビッグデータ」などのテクノロジーとドローンを併用することで、よりよいブドウの生産に努めているそうです。
農場で使用されるドローンにはGPSやシンプルな静止画用カメラが搭載されており、オートパイロットで操縦できるようになっています。ドローンが飛ぶ場所はソフトウェアであらかじめ設定でき、離陸や着陸も自動で行えるため、農場経営者は現地に赴くことなく、短時間で広い農場の情報を採取できるのです。

オーストラリアのサメ発見ドローン

オーストラリアでは、ビーチで楽しむ人々の安全を脅かす「サメ」をいち早く発見する方法としてドローンを活用しています。オーストラリアのニューサウスウェールズ州が導入した、サメ発見用のドローンは25万ドル。「future of rescue(レスキューの将来)」の形として、今後同州に属するサーフクラブの全てが、このテクノロジーにアクセスできるよう展開を予定しています。

ドローンには高解像度カメラが搭載されており、監視アルゴリズムのプログラムと組み合わせることで、サメの危険な動きを察知する仕組みです。また、サメによる攻撃が察知された場合のために、ビーコン機能付きの3人乗りボートを含むレスキューポッドが付属されます。

航空会社もドローンを意外な方法で活用

英国の航空会社easyJetでは、飛行機の機体チェックにドローンを使用するという試みを行っています。

飛行中の飛行機が落雷に遭うアクシデントは1年に1回ほど発生します。しかし、飛行機は落雷に耐えられるように作られており、パイロットが飛行機に雷が落ちたことに気がつかないことさえあるそうです。しかし、機体が全くダメージを受けていないというわけではなく、小さい穴、焦げ跡、機体の部分的損傷といった被害が発生していることがあります。こういった被害がないか飛行機全体を入念に検査するためには、スタッフが1日がかりで確認を行う必要がありました。

そこでeasyJetが考えたのが、ドローンを使っての機体点検です。ドローンはレーザーを放出することで、機体から1メートルほど離れた位置を維持しながら、機体に落雷によるダメージ跡がないかを確認します。
easyJetはドローンを導入することで、これまで機体のチェックを行っていたエンジニアのスキルを、より必要としているほかの分野に有効活用できるといいます。ドローンによる機体チェックの試験は成功しており、わずか数時間で機体チェックが完了。今後、落雷被害チェック以外の分野でも、ドローンが活用できるのではないかと考えられています。

行方不明者を発見するAI搭載ドローン

スイスで研究が進んでいるドローンにはAI(人工知能)が搭載されており、森の中で行方不明者が出た際に自動で足跡の発見や追跡を行うようになっています。

行方不明者のレスキューにドローンを使うメリットとして挙げられるのは、「低コストで多数のドローンをタイムリーに配属できるため、応答時間を短縮するとともに、迷子やケガで動けない人をリスクから守れる」ということです。

ドローンにAIを搭載することで、ドローンが森の中のトレイルを把握・自己学習できます。このテクノロジーがさらに進化すれば、救助隊員より迅速に森の中で困っている人の救出を行えるようになるでしょう。

今後のドローンに活躍に期待

今回ご紹介したように、ドローンが活躍できる分野はバラエティーに富んでいます。もしかしたらあなたの会社でも、近い将来ドローンを業務に活用する日がやってくるかもしれません。これからもどのようなビジネスシーンで、ドローンが活躍していくのか楽しみです。

著者プロフィール

マケナ雅美氏

マケナ雅美 氏

Texas A&M University、経済学部卒。福岡出身、現テキサス在住。大卒後、化粧品や医薬品の臨床試験を行う米国の会社のアジア部門にて、翻訳・通訳業務、日本やヨーロッパの顧客へのマーケティング業務を主に新しい分野で働く楽しみを覚える。経済のみでなく、テクノロジー、スポーツ、料理、アンティークなど幅広い興味を持つ。

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