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Japan

第03回 データはすべてを知っている!? 経営データ分析の重要性を考える

流通業IT活用トピックス

丸の内とら 氏

2017年03月03日更新

イメージビッグデータ活用の実用化、分析技術やAIの進化などを受けて、ビジネスシーンにおけるデータ分析の重要性はますます高まりつつあります。もちろん経営戦略の立案においても、データの分析・活用は欠かせない要素となってきています。
この記事ではデータ分析の重要性および実際にデータ分析を行ううえでのポイントと、昨今のデータ活用事情についてお話しします。

どうして、データ分析が重要なのか

ビジネスには勘(Kan)、経験(Keiken)、度胸(Dokyou)―いわゆるKKDが重要だとされますが、それらだけに頼りきっていては安定した企業経営は望めません。
ビジネスの足場を固め、着実に事業を展開していくためには、今現在、自社がどのような状況にあるかを正しく把握したうえで、目標に近づくための最適なルートを模索しつづける姿勢が必要不可欠だといえます。

このような目的で用いられるツールのひとつが「データ分析」です。経営データの分析を行うことで、経営判断に役立つさまざまな情報を得ることが可能となります。

データ分析にはどんなものがある?

データ分析によってどんな情報が手に入り、経営上のどのような悩みを解決してくれるのでしょう。一口に「経営データ分析」といっても分析の軸はさまざまですが、分析によって得られる情報には主に次のようなものが挙げられます。

①顧客に関する情報

現在、自社にどんな層の顧客がどのくらいいるのか、顧客満足度はどの程度か、どの層の顧客からどのくらいの売上があるのかといった情報を把握することができます。顧客情報の分析には、CRM(顧客関係性管理)システムなどに蓄積されている顧客情報や販売管理システムから得られる売上情報、顧客の行動履歴などを用います。また、近年では、SNSから得られるビッグデータを顧客理解に役立てる事例も増えてきているようです。

企業の利益は顧客からもたらされるものなので、データ分析によって顧客に関する情報を把握するのは非常に重要なことだといえます。

②自社の業績に関する情報

自社の売上高や利益率、業績を上げている支店・部門はどこなのかといった、業績に関する情報を得ることができます。業績に関する情報の分析には、売上データや販売データ、営業活動データなどを利用します。

これらのデータからは現時点における自社の状況を把握できるとともに、データを時系列に並べたり恣意(しい)的にグルーピングしたりして眺めることにより、未来予測に役立てることも可能です。

③社内の状況に関する情報

業務が効率に行われているか、ボトルネックとなっている部署はどこか、経営を圧迫する要因はどこにあるのかといった業務上の問題や、従業員の貢献度などを把握することが可能です。社内の状況を分析するために必要なデータは多岐に渡りますが、営業活動データやさまざまな業務記録、在庫データ、人事に関するさまざまなデータなどが中心となるでしょう。社内で発生している問題を特定し、データ分析をもとに原因についての仮説を立てて、改善活動に取り組んでいきます。

データ分析において大切なこと

このように、データ分析を行うことでさまざまな情報を導き出すことができますが、忘れてはならないのは、データ分析は何らかの課題を解決するための手段であり、それ自体が目的ではないということです。

どのような課題があり、何を解決したいのかによって分析に必要なデータや手法は変わってきます。まずは、自社の抱える課題をある程度明らかにしたうえで必要なデータを収集し、データ分析に取り組みましょう。

データの重要性は、今後さらに増していく

以上、データ分析の重要性とポイントについて解説しました。
時代は高度情報化社会に突入し、データの収集・蓄積・分析・活用は、今後ますます企業活動の重要な位置を占めるようになっていくでしょう。

データ分析を経営に活かすためには、データを収集・蓄積する仕組み作りから分析・活用のためのノウハウの習得までさまざまな取り組みが必要です。同業他社の取り組みなども参考に、まずは手近なところからデータ分析を活かす体制構築に取り組んでみてはいかがでしょう。

著者プロフィール

丸の内とら氏

丸の内とら 氏

フリーライター歴20年。IT関連を中心に執筆活動を展開し、20冊を超える著書を出版。
ソフトウェアハウス、独立系SIerを経て、現在はIT系サービス企業の経営戦略部に所属。
マーケティング、プロダクトマネジメント、開発などに幅広く関与しています。
システム開発は上流から下流までほぼ一通り経験しましたが、もっとも得意とするのは品質検証。
「三度の飯よりテストが好き!」で、独学でJSTQBを取得した変わりものでもあります。

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