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第02回 流通業界人が知っておきたい倉庫管理のロボット、IoT活用最新動向

流通業IT活用トピックス

酒井麻里子 氏

2017年02月06日更新

イメージ流通業界における倉庫内作業を効率化するためのソリューションとして、ロボットやIoT技術への注目が高まっています。近年、新技術の導入や業務提携を発表した企業の事例から、これからの物流におけるロボットとIoT活用の可能性を探ってみましょう。

ロボット倉庫の活用で出荷効率を飛躍的に向上

ニトリホールディングスは2016年3月、子会社である株式会社ホームロジスティクスの通販発送センターで、ロボット倉庫の始動を開始したと発表しました。導入されたのは、株式会社岡村製作所とノルウェーのJakob Hatteland Computer社が提携して販売する「AutoStore(オートストア)」で、同システムの導入は日本初とのことです。

この倉庫は、支柱と梁(はり)で格子状に組まれたグリッドとよばれるスペースの中に商品を保管する積み木状のコンテナが隙間なく積み上げられています。コンテナの上をロボットが走行して商品をピッキングし、作業場へ自動搬送する仕組みです。

レイアウトの自由度が高く、在庫効率の向上が期待できることや、人間が倉庫内を歩いてピッキングをする従来の方法と異なり、作業者は定点作業だけを行うことができるため、負担を大きく減らせるメリットがあります。

このロボット倉庫の導入によって、稼働開始からの1か月で出荷効率は3.75倍に向上し、在庫面積も40%削減することが可能になったとのことです。

ロボットピッキングシステムで歩行作業をゼロに

また、アスクルは2016年6月、埼玉県の物流センター「ASKUL Logi PARK首都圏」に物流ロボットを導入したと発表しました。導入されたロボットは、ロボット関連のソフトウエア開発を手がける株式会社MUJINと提携して開発したもので、アスクルのこれまでの運営ノウハウとロボットピッキングシステムを連携させたものです。

さまざまな商品を扱う同社では、商品の形状や大きさに合わせて適した段ボール箱を選ぶ必要があります。このロボットは、高速で高精度の画像認識システムで商品の状況や大きさ、形状を高速で正確に3次元で認識することができ、さらにその画像認識によって取得した情報をもとに、状況に応じて最適なロボットアームの軌道や商品のつかみ方をプログラムとして精製する技術を備えています。

ロボットの導入を推進することで、生産年齢人口の減少による労働力不足の問題に対応し、生産性の向上をめざすとのことです。

物流支援ロボットとIoTを使ったソリューションの提供も

自動運転プラットフォームの開発などを手がける株式会社ZMPと、企業向けソリューションを提供する外資系ベンダー、凸版印刷は2016年4月、物流支援ロボット「CarriRo」とIoT技術を使った業務効率化ソリューションの提供を共同で推進すると発表しました。

連携の第一弾では、ZMPが製造・販売する物流支援ロボット「CarriRo(キャリロ)」に、凸版印刷のRFIDシステムを搭載した上で外資系ベンダーの基幹業務システムと連携させた、在庫管理・工程管理の業務を効率化するソリューションを提供していくとのことです。

これによって、商品の一括ピッキングや伝票の自動読み取りによる作業員の誘導、無人での在庫棚卸、作業者に移動距離や経路・ロケーション情報などをセンサーによって取得・分析することによる現場の見える化などが可能になり、検品ミスや誤配の防止、省人化や省力化などにつなげることができます。

物流におけるロボットやIoTの活用はますます加速する

ロボット倉庫やIoTの導入によって、人に依存した作業を削減できることから、ミスの防止や作業時間の短縮などの実現が期待できると同時に、人員確保の課題や業務効率化といった流通・卸売業界が抱える課題の解決につながります。倉庫作業におけるロボットの導入は、今後ますます広がっていくのではないでしょうか。

著者プロフィール

酒井麻里子 氏

酒井麻里子 氏

IT系コンテンツを多数手がけるライター。著書に『これからはじめるスマホユーザーのためのLINE Facebook&Twitter安心・かんたんスタートブック』(秀和システム)など。
初心者ユーザーに向けたスマホやPCソフトの使い方から業界最新ニュース、Webマーケティングまで、ITに関することを幅広く扱っています。

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