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クラウド型公共図書館業務サービス「FUJITSU 文教ソリューション WebiLis」

市立図書館と小中学校15校をクラウド連携
「読書の通帳」も読書意欲向上に寄与し、来館者数が1.6倍に

「読書の通帳」記帳

宮崎県西都市立図書館 様


宮崎県の中央部に位置する西都市(以下、同市)は、日本遺産の西都原古墳群がある「古墳のまち」として知られています。同市では、読書習慣の推進のため、市内15の小中学校と市立図書館(以下、同館)との連携を強化する新システムとして、クラウド型公共図書館業務サービス「WebiLis」を導入。同館に「読書の通帳」記帳機「LibReCo」も導入し、読書機会の創出と読書意欲の促進を実現しました。

[2019年3月20日 掲載]


【課題と効果】
1 市域が広く、図書館を利用することが難しい子どもたちが多かった 市内全校の図書室をネットワーク化し、図書館の本を検索・取り寄せられるようにした
2 市民の読書習慣を促進し、もっと市立図書館を活用してもらいたい 「読書の通帳」を導入し、読書意欲の活性化と記録の蓄積を楽しめる仕掛けを提供した
3 所管課が異なるため、小中学校の支援員と図書館職員の連携が難しかった 共通の図書館システムと、情報共有のためのポータルサイトを整えたことで連携強化できた

 導入の背景 | 導入の経緯 | 導入の効果 | 将来の展望お客様情報 

導入の背景

子どもたちが本を活用して、自主的に調べて学べる環境を構築したい

川井田 氏
宮崎県西都市
教育長

かわいだ かずと
川井田 和人 氏

同市は、319基もの古墳が点在する西都原古墳群があるほか、天正遣欧使節の伊東マンショの出身地でもあるなど、豊かな歴史を持つ地域です。そうした郷土の歴史を学ぶ「西都学」を学校教育に取り入れることで、郷土への理解を深め、誇りを持ち、最終的に地元で活躍する人材を育てたいと考えています。

「小学1年生から西都学を開始します。西都市の歴史や文化を学び、郷土に尽くしてきた偉人や西都市の伝統芸能を知ることが、将来の人間性の確立を助けることにつながり、豊かなキャリア形成に結びつくと考えています。」(川井田氏)

蓑方 氏
宮崎県西都市立
図書館長

みのかた まさき
蓑方 政幾 氏

この西都学をはじめ、さまざまな学習に欠かせないのが、子どもたちが自主的に本を読み、調べて学ぶ力です。本来、同館がそうした能力を伸ばす存在となるべきですが、西都市では特別な事情がそれを阻んでいました。

「西都市は、60年前に6つの市町村が合併してできた市です。そのため、面積がとても広い。一番遠い学校は、図書館から車で1時間近くかかります。子どもたちは図書館に行きたくても、なかなか行くことができません。郷土史家が西都市の歴史や文化を研究し、まとめた資料なども図書館の蔵書となっていますが、そうした本にも触れる機会が少ない状況でした。」(蓑方氏)

こうした中、同館ではもっと子どもたちが本に触れる機会を増やし、読書する意欲を促進し、読書する習慣を定着させるための施策を検討していました。

導入の経緯

導入時期を1年遅らせる決断の上、図書館と学校を連携する新システムを導入

鶴丸 氏
宮崎県西都市
社会教育課
課長補佐

つるまる ゆかり
鶴丸 ユカリ 氏

「子どもたちの読書環境の格差をなくし、均等な読書の機会を作るための施策を検討していた2017年6月に、隣接する新富町で開催された『図書館情報交流会』で、大きなヒントを得ることができました。

このイベントで、図書館と学校とを連携させるシステムについて知り、感銘を受けました。私たちがすべきことは、子どもたちが読みたいと思った本に、触れられる機会を増やすことです。学校にいながら、図書館の蔵書を検索できるシステムは、私たちが探していた仕組みそのものだったといえます。」(鶴丸氏)

2017年は既存の図書館システムの更改時期に当たり、そのための予算も承認されていました。しかし、同館では、学校のシステム更改時期に合わせ、システム更改を1年遅らせる決断をしたのです。

西都市立図書館カウンター

「本来の目的である『子どもたちの読書機会の創出と読書意欲の促進』を実現するなら、図書館と学校が深く連携するシステムが不可欠だと考えたのです。折しも2018年は市制60周年と図書館設置30周年、導入を遅らせて得た時間を活かし、市長や教育長と図書館行政について活発に議論を重ね、視察や情報収集もできました。その結果、記念事業として『読書の通帳』を導入することも決まりました」(鶴丸氏)

強い気持ちで学校側との連携を推進した同館。プロポーザル形式で検討した結果、富士通マーケティングの提案によるクラウド型公共図書館業務サービス「WebiLis」を選定しました。

導入の効果

小中学生による図書館の来館者数は2.4倍、貸出者数は2.4倍

同館と市内15の小中学校を連携させた西都市の新図書館システムは、2018年11月にサービスをスタートさせました。ちょうど開館30周年を迎えた同館の記念イベントで、新図書館システムと子どもたちのデザインを採用した新しい図書カードや「読書の通帳」をお披露目しました。

「読書の通帳」記帳機 LibReCo(リブレコ)
西都市立図書館 読書の通帳

「『読書の通帳』は、子どもたちが楽しみながら、読書意欲を向上させられる仕掛けとして導入しました。ポイントは学校図書室で貸出した本も当館で貸出した本も、一冊の通帳に印字できるところです。」(鶴丸氏)

こうした施策の効果はとても好調です。今まで同館で見かけることがなかった子どもや親子連れの姿が見られるようになったほか、1人あたりの貸出冊数も大きく増加しているといいます。

「システム稼働後2ヶ月間を前年同月と比べると、小中学生の入館者数と貸出者数は共に2.4倍になっています。また、幼児や一般の方々の来館と貸出数も増えており、子どもと一緒に来館した家族も、ついでに本を借りて帰っています。全体の来館者数と貸出数も約1.6倍になっています。」(蓑方氏)

学校と共通の図書館システムを導入したことで、学校との距離感もぐっと近くなり、連携した読書推進の取組みにも繋がっています。 「これまでも学校へ本を運搬していましたが、それ以上にシステムや授業で使用する本の貸出などの相談も頻繁になり、学校へ出向く事が多くなりました。新たに整備したポータルサイトを利用することで、支援員との連絡調整、また共通理解の連絡手段としても活用しています。」(鶴丸氏)

西都市立図書館システム導入イメージ

将来の展望

読書機会の創出と読書意欲の促進を実現できる図書館であり続ける

今回の取組みで手ごたえを感じている同館ですが、一方で課題も感じています。学校が図書館の本をシステムで取り寄せる頻度が、まだ期待ほど伸びていないのです。 「今後は職員の研修、学校向けの手引き作成や授業活用での啓もうなど、現場での使いこなしと学校間貸出しの開始に向けた取り組みが、学校連携の強化と市民の読書推進に繋がると考えています。」(鶴丸氏)

「2019年度からはブックスタート、ブックフォロー事業に加え、ブックサポート事業と名をつけて、本を入れるブックバックを新一年生にプレゼントする事業を開始します。大人には、地域ポイントカード「さいとくカード」を使って、図書館で得をするポイント制度を導入することで継続的な来館促進に繋げたいと考えています。」(鶴丸氏)

「今の子どもは本を読まなくなったといわれていますが、私はこれを是正していきたい。新しい本に触れるきっかけを作り、必要な本を検索できる環境が今回のシステムで整ったと考えています。ぜひ、図書館に来て、興味のある本を自分で探して、読んで知識とし、その知識をツールとしてハンドリングできる智慧を身に付けてほしいと思います。」(川井田氏)

宮崎県は「日本一の読書県」をスローガンとして掲げ、県民の読書を推奨し、図書館や学校、家庭や地域を連携させて、生涯にわたって読書に親しめるよう事業を展開しています。その県内において同館は、読書機会の創出と読書意欲の促進を実現できる図書館であり続けるため、これからもさまざまな取り組みをおこなっていく方針です。

西都市立図書館の皆様
宮崎県西都市立図書館の皆様

お客様情報

お客様名
所在地 宮崎県西都市大字右松2606番地1
代表者 館長 蓑方 政幾(みのかた まさき)
設立 1989年
蔵書数 81,849冊(2019年2月7日現在)

(注)記載されているお役職などの情報につきましては、2019年3月20日現在のものです。
(注)製品の仕様、サービスの内容などは予告なく変更する場合がありますので、ご了承ください。
(注)記載されている製品・サービス名、会社名及びロゴは、各社の商標または登録商標です。

担当営業の声

川上SA 株式会社富士通マーケティング
九州営業本部 九州支社
宮崎支店
川上 隆幸(かわかみ たかゆき)

学校の図書室から手軽に公共図書の蔵書を借りられることが、今まで課題だった読書環境の地域格差解消に役立つサービスになれば幸いです。新たに導入した「読書の通帳」も好評で、これからも図書館が読書推進の重要拠点となるよう、富士通グループ一丸となってサポートしていきたいと思います。

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