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富士通マーケティング

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「教育研究用コンピュータシステム」構築事例

教育研究用システムにおけるサーバ ⁄ クライアントの大規模な仮想化を実現

- サーバ仮想化50台、クライアント仮想化(VDI)約140台追加 -

キャンパス

中村学園大学 様


1954年に開校した「福岡高等栄養学校」をルーツとする中村学園は、1965年に中村学園大学(以下、同大学)を開学し、今年50周年を迎えました。同大学は、学園祖・中村ハル先生の思いを表す建学の精神が今なお強く息づいています。「就職の中村」といわれるほど「面倒見のよい大学」であり、卒業生は、栄養士、教諭、保育士、公務員として社会に貢献するとともに、銀行、商社、流通業、食品業、その他多岐にわたる分野で活躍しています。

このたび同大学では、利便性の向上と管理の効率化を目指し、「教育研究用コンピュータシステム」を刷新。これまで個々に管理していたサーバを集約、教室ごとに管理していたクライアントと併せて大規模な仮想化を実施しました。これにより、学生が学内のどこでも同じ環境でクライアントを利用できる仕組みを構築。管理にかかる負荷も大幅に軽減され、安定したシステム稼働を実現しています。今回はその導入の経緯と効果について、同大学学術情報部情報システム室 室長の塚元 富一郎(つかもと とみいちろう)氏と東 秀明(ひがし ひであき)氏にお話を伺いました。

[2015年8月27日 掲載]


イメージ 導入の背景 | 導入の経緯 | 導入の効果 | 将来の展望 | お客様情報 

導入の背景

大学の教育活動を支えるインフラの利便性向上が急務に

塚元 富一郎氏
中村学園大学
学術情報部
情報システム室
室長
塚元 富一郎 氏

同大学では本来の教育・研究に加え、短大・大学院・付置研究施設と連携して様々な地域貢献、産学官連携事業、国際交流へ積極的に取り組んでいます。さらには教育環境の整備も進めており、2013年4月には、学生一人ひとりの学習を支援する「基礎教育センター」を開設。2015年3月には、調理実習室や実験実習室など関係諸室を集約し、施設・設備の機能を充実させた「新実験実習棟」もオープンさせました。また、アクティブ・ラーニング(注1)を強化すべく、各ゼミの活動を支援しており、流通科学部における多数の商品開発プロジェクトが地元メディアで取り上げられるなど着実に成果を挙げています。

こうした教育活動を支えるインフラのひとつが「教育研究用コンピュータシステム」です。しかし、既存のシステム(ネットブート型(注2)シンクライアント)では、起動時にネットワークに負荷がかかるため授業の開始時刻までに起動が完了しない、利用者が多い時間帯はフリーズしやすいなど、さまざまな問題が目立つようになっていました。
「私たちは6年ごとにシステムを入れ替えていますが、既存のシステムはソフトウェアの更新などを重ねるたびにディスクイメージが肥大化。そのため起動にかかる時間が長びき、学生や教員からレスポンスの不満が挙がっていました。そこで今回の更新ではユーザーの利便性の向上を第一に選定を行うことにし、その核として仕様に盛り込んだのが、既に本学での運用実績があるサーバ仮想化とクライアント仮想化(VDI)でした。」(塚元氏)

(注1)教員による一方向的な講義形式の教育とは異なり、学修者の能動的な学修への参加を取り入れた教授・学習法の総称。(文部科学省 平成24年中央教育審議会答申 用語集より)
(注2)シンクライアントは、サーバに保存したイメージファイルをネットワーク経由でダウンロードして、端末でOSやアプリケーションを実行する「ネットワークブート型」と「VDI(Virtual Desktop Infrastructure)方式」などサーバでアプリケーションを実行し結果を端末に送る「画面転送型」の2タイプに分類できる。

導入の経緯

大規模な仮想化でシステムの柔軟性と管理負荷の軽減を目指す

オープンパソコン教室

同大学では、2008年に主要サーバを仮想化。2012年には流通科学部・短期大学部でクライアント仮想化を実施していたこともあり、仮想化のメリットを強く実感していました。そこで今回のシステム更新では、サーバを仮想化によって集約。教室ごとに管理していたクライアントもゼロクライアントにしました。さらに多様化するサービスのIDを共通化するため、統合ID管理UnifIDone(ユニファイドワン)も導入しています。
「サーバ仮想化によるメリットのひとつは、リソースが必要なとき迅速・柔軟に割り当てが可能になることです。例えば、研究のため新サーバが欲しいというリクエストがあっても、1日あれば仮想サーバを立てることができます。そこが申請から導入まで1月以上かかる物理サーバと比べ、大幅なユーザーの利便性向上が期待できます。また、仮想化によるシステムの集約により、管理にかかる負荷も軽減できると考えました。」(塚元氏)

同大学は3つの提案を検討する中で採用したのが、導入実績と事前検証で最も評価の高かった富士通マーケティングの提案でした。
「この提案の良いところは、コストだけではありません。本学が要求する仕様を十分に満たした上で、なおかつ改善された提案を作り上げたソリューション力、および手組みでプログラムを組んでいたオフコン時代からの豊富な実績は評価できるポイントでした。何より、サポート・保守において他社より迅速かつ的確な対応をしてもらえそうという期待もありました。」(塚元氏)

同大学は2014年9月に富士通マーケティングの提案を採用、10月から設計・構築をスタート、2015年3月に仮運用、4月に本稼働しました。

導入の効果

レスポンスの向上により授業時間も無駄なく活用
管理の手間も大幅に軽減

東 秀明氏
中村学園大学
学術情報部
情報システム室
東 秀明 氏

新システムのクライアントは、情報処理や統計処理の授業を行う演習室、レポート作成や卒論、就活など、学生が自由に使えるオープン室、動画などのストリーミング配信を使うマルチメディア室に配置され、さまざまなかたちで活用されています。そして今回のシステム更新により、課題であったクライアント起動時のレスポンスは大きく改善されました。
「電源ONから実際に利用できるまでの時間が格段に短くなったため、授業も円滑に行えるようになりました。以前は立ち上げまでに5分近くかかることもあり、週15の授業があるとして合計75分のロス、つまり約1コマ分を無駄にしていたことになります。それが解消されたことは大きなメリットです。」(塚元氏)

サーバ
ブレードサーバで管理を一元化

一方、システムの管理面でも大きなメリットが生まれています。
「以前のシステムではさまざまなサーバが実機・仮想で混在しており、その管理も煩雑化していました。ピーク時には環境の異なる約50台のサーバ、約700台のクライアントの面倒を見ていました。トラブル時には現場まで行って対処することが多々あり、その内容も様々でした。しかし今ではほとんどのサーバ、クライアントを仮想化し集約したことで、管理も一元化。かかる手間も大幅に軽減することができました。」(東氏)

同大学ではマイクロソフトのOffice 365 Education E1を導入し、今後はSharePointの利用を予定。また、学生が大学のクライアントと自宅のPCとのデータのやりとりにオンラインストレージのOneDriveも活用していて、今回導入の統合認証によりスムーズなサービス利用を実現しています。

中村学園大学教育研究用コンピュータシステム
 
構成ハードウェア
・ブレードサーバ:BX920
・ストレージ:ETERNUS NR1000 ⁄ ETERNUS DX200
・ゼロクライアント
仮想化台数
・サーバ仮想化:50台
・クライアント仮想化:2015年4月 約140台
(2015年6月末現在同大学・短大のクライアント仮想化実績 累計約430台)
2015年夏 クライアント70台仮想化予定
構成ソフトウェア
・サーバ仮想化:VMware vSphere
・デスクトップ仮想化:VMware Horizon View
・統合認証:UnifIDone

将来の展望

無線LAN環境を整備しモバイル利用を促進
AP仮想化の導入も検討

今後について同大学は、全学での仮想化導入を進めるとともに、学生のノートPCやタブレット端末の普及率が高まる中、学内の無線LAN環境の整備を進めていく方針です。また、高価なソフトウェアは学生の個人PCヘインストールすることが難しいため、「View Client」での仮想デスクトップ接続や、「ThinApp」などアプリケーション仮想化の導入も検討しています。

そして今回のシステム更新にあたり、さらなる教育の質の向上を目指し新たに導入した学習支援システム(オープンソースのeラーニングプラットフォームmoodleカスタマイズ)によるアクティブ・ラーニングの支援もスタート。今後は、資料配布やレポート提出だけでなく、コンテンツの充実を図り、講義動画コンテンツの配信も視野に入れ、これに耐えうる配信サーバや回線の整備も計画しています。

「今回、富士通マーケティングは構築から運用まで迅速に対応してくれました。大規模なVDI(Virtual Desktop Infrastructure)環境の構築という、ほとんど前例のないトライアルであったため、いろいろ苦労もあったと思いますが、導入後の諸問題も含めて手厚くサポートしてもらいました。次のフェーズにおいても、良い提案を期待しています。」(塚元氏)

お客様情報

お客様名
所在地 福岡県福岡市城南区別府5-7-1
学長 甲斐 諭
開学 1965年
学生数 (大学院・大学・短期大学部):4,076名(2015年5月現在)
教員数 173名(2015年5月現在)

(注)記載されているお役職等の情報につきましては、2015年6月現在のものです。
(注)記載されている製品名は各社の商標または登録商標です。

担当営業の声

永田 雅 株式会社富士通マーケティング
九州営業本部
九州支社 公共営業部
永田 雅(ながた みやび)

開学50周年の記念の年に、教育研究用システムの刷新に携わることができ大変光栄に思っています。弊社にとっても前例のない大規模なVDI環境の構築で、仮想基盤においていかに各機器やシステムの性能を発揮できるようにするかが課題でしたが、お客様のご協力のおかげで無事稼働させることができ、大変ありがたく思っています。
今後も、中村学園大学様のさらなるご発展に貢献できますよう尽力して参ります。

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