GTM-MML4VXJ
Skip to main content

富士通マーケティング

English

Japan

  1. ホーム >
  2. 導入事例 >
  3. 宮城県石巻市 様

クラウド基盤・CMS導入事例

継続的に情報発信可能なホームページ環境を実現

イメージ 復興支援 ふれあい商店街

宮城県石巻市 様


宮城県の北東部に位置し、東松島市や女川町、南三陸町と接する、人口約15万1,000人の石巻市(以下、同市)。東日本大震災の被災地でもある同市は、ちょうど親潮(寒流)と黒潮(暖流)がぶつかる三陸・金華山沖は世界三大漁場に数えられ、豊富な種類の魚介類が水揚げされる「漁業のまち」として有名です。1964年に新産業都市の指定を受けてからは、工業都市としても発展を遂げてきました。また、漫画家・石ノ森章太郎の作品原画などを所蔵・展示する「石ノ森萬画館」があり、JR石巻駅まで約1kmの道に、仮面ライダーやサイボーグ009などのモニュメントが立ち並んでいます。

そんな同市では、市民の方が情報を探しやすいサイトを作るため、ホームページとその運用を担うCMS(コンテンツマネジメントシステム)を刷新し、デザイン統一やアクセシビリティに配慮した誰もが見やすいホームページを実現すると同時に、運用する職員の負荷軽減や素早い情報提供の実現に向けて、クラウド基盤サービス「AZCLOUD IaaS(アズクラウドイアース)」の環境上に、CMS「WebコアEnterprise(エンタープライズ)」(開発元:富士通SSL)を導入しました。今回はその導入に関わられた石巻市企画部秘書広報課 課長補佐の五十嵐氏にお話を伺いました。

[2013年5月30日 掲載]


↓ 導入の背景 | 導入の経緯 | 導入効果 | 今後の展開 | お客様情報 

導入の背景

既存CMSの老朽化と行政目線のサイトからの脱却

同市では2003年からCMSを利用して独自にホームページを運用しており、日々のメンテナンスについてもベンダーに頼らず、職員が実施していました。2005年4月に、同市が河北町・雄勝町・河南町・桃生町・北上町・牡鹿町と合併した際にも、数人の職員が中心となってリニューアルを行い、合併後は各担当者のPCから、河北総合支所に設置していたホームページサーバにアクセスする形で、新規ページの追加や内容の変更などを行えるようシステムを構築していました。

このように独自にホームページを運用してきた同市でしたが、CMS導入から10年近くが経過し、仕様面で今の時代にそぐわない部分が顕著になってきました。たとえば、テンプレートが無く、制作者のCMS習熟度によってページの見た目にバラつきが出ることや、1ページにつき1つしか入り口を作れず、多角的なページ遷移ができないことなど、既存のCMSでは実現の難しい問題が山積みとなっていたのです。ほかにも、トップページを1つしか作れないため、各部署がファーストルックでトップからリンクしようとし、トップページの狭隘化が発生。コンテンツのカテゴライズもユニバーサルデザインに沿ったものではなく、行政目線のラベル分けになっていて、お客様が必要な情報を探しにくいホームページになっていました。

五十嵐 氏
石巻市
企画部 秘書広報課
課長補佐
五十嵐 秀彦 氏

「運用面でも、アクセシビリティのチェックや公開前の承認フローなどに時間がかかっており、発信する情報の増加に伴って、ホームページを運用する職員の作業負荷が大きくなっていました。また、2011年の東日本大震災発生時には、職員が被災者対応に追われていたうえにCMSが簡単に操作できるものではなかったこともあり、速やかに情報を発信するために、PDFファイルを公開。重いPDFファイルにアクセスが集中することでサーバに負荷がかかり、システムがダウンしたこともありました。そこで、今後さらにコンテンツ量が増加しても、お客様に不便を感じさせることのないサイトを作るため、新しいCMSの導入を検討することにしたのです。」(五十嵐氏)

導入の経緯

作業負荷軽減や継続的情報発信のため、クラウド環境でのCMS利用を採用

新CMSの導入を検討するに当たり、ページデザインの統一やアクセシビリティに配慮した、誰もが使いやすいホームページを実現できることはもちろん、どんな職員でも簡単に操作できることを希望していた同市。加えて、システムを構築する環境についても、事業継続が図れるものがいいと考えていました。

「常に新しいシステム環境で、かつ堅牢なセキュリティのもとで運用できるサーバのクラウド化については、積極的に利用したいと考え、また、当市とは離れた場所でシステムを運用していれば、大災害が発生した場合にも継続的に情報を発信できると考えました。」(五十嵐氏)

同市は、クラウド環境で利用するCMSとクラウド基盤の構築に関する調達を2012年9月に、ホームページのデザインとデータ移行の調達を2012年10月に実施。入札により、両プロジェクトのベンダーとして、富士通マーケティング(以下、FJM)を選定しました。

「入札での業者選定ではありましたが、私たちはFJM の対応に満足しています。システムの良さもさることながら、CMS やクラウド環境の構築、市内にある小中高の学校27 校のホームページを含む、約3,000 ページ分のデータ移行、新規コンテンツの準備、検証作業など、親身になって対応していただきました。職場内でも、新CMS の導入に当たりとても不安でしたが軌道に乗り、とても感謝しています。」(五十嵐氏)

導入効果

クラウドの利用により、有事の際のデータ確保や職員のサーバ管理負荷軽減を実現

イメージ 新CMSでコンテンツ制作

新しい同市のホームページは2013年4月1日に公開しました。現在のシステム構成としては、市役所や総合支所などから、富士通のデータセンターにあるCMSサーバにアクセスし、新規に導入したCMS「WebコアEnterprise」を利用して、ページの追加や内容の修正を行います。また、セキュリティレベルの高い「AZCLOUD IaaS」の環境下にシステムを置くことで、安心して運用することができています。

「有事の際にも大切なデータを確保することは、行政の責任だと考えております。今回、当市として初めてクラウドサービスを利用しましたが、セキュリティ面で信頼度が高い環境で運用できるので安心です。もし、大きな災害が発生した場合にも、サーバは離れた場所にあるので継続的に情報を発信できます。また、これまで発生していた職員のサーバ運用・管理にかかる負荷が大幅に軽減できました。」(五十嵐氏)

新しいCMSを利用するようになり、これまでバラつきが見られたページデザインやレイアウトも、統一性を持って表現できるようになりました。また、アクセシビリティについても、総務省が示す指針「ウェブアクセシビリティ(JIS X8341-3:2010)」のAA(ダブルエー)に準拠できるようになりました。さらに、パソコンだけではなく、スマートフォンでもホームページが閲覧できるようになり、より多くのお客様に情報を提供できるようになりました。

「見出し、本文、写真、添付ファイルと、決められた場所にデータを入力するだけなので、職員の誰でも簡単にページを作ることができます。各課の職員が数日研修を受けただけで、標準的なページを制作出来るようになりました。その後操作についての質問はほとんどありません。情報を素早く正確に発信するという、当市が求めていたホームページの運用を実現することができました。また、各担当部門が制作したページの公開申請を一括で承認できたり、ページごとのアクセシビリティを詳細にチェックすることもできます。承認までのフローは以前とそう変わりませんが、その作業効率は大幅に向上しました。」(五十嵐氏)

石巻市様 CMS導入イメージ

今後の展開

今後もお客様が情報を探しやすいホームページであることを目指して

「AZCLOUD IaaS」と「WebコアEnterprise」を導入し、デザイン統一やアクセシビリティに配慮した誰もが見やすいホームページを実現できるようになった同市。現在は、各ページのカテゴリー分けの作業を引き続き行っています。また、アクセシビリティ準拠の一環として、お客様から見た情報の探しやすさについても配慮したホームページの運用を心がけています。

「各部門の担当者は、パソコンのフォルダーイメージで、組織ごとの階層配下に各テーマのページという情報設計を思い描いて申請してきます。情報を公開する側としては、その方が管理しやすいかもしれませんが、それではお客様が情報を探しにくくなってしまいます。私たちはできるだけ階層を浅くし、お客様が分かりやすい入口を作り、情報の探しやすさを維持・向上できるよう努めていきたいと思います。」(五十嵐氏)

今後、同市はアクセシビリティの等級を、AAA(トリプルエー)まで引き上げること、そしてその状態を長く維持していくことを目標にしています。そして、お客様がより少ないクリック数で必要な情報にたどり着けるよう、情報設計の向上を進めていきたいと考えています。

お客様情報

お客様名
イメージ
石巻市役所
所在地 宮城県石巻市穀町14-1
市長 亀山 紘 氏
市制施行 2005(平成17)年4月1日
総人口 151,308人(2013年4月末日 現在)
世帯数 59,093世帯(2013年4月末日 現在)

(注)記載されているお役職等の情報につきましては、2013年5月現在のものです。
(注)記載されている製品名は各社の商標または登録商標です。

担当営業の声

秋元 株式会社富士通マーケティング
東日本営業本部
東北支社 公共・ネットワーク営業部
担当課長 秋元 典博

今回ご採用いただきましたシステムや導入に携わったメンバーを、高く評価いただき大変光栄です。
今後の石巻市様の復興事業や「絆と協働の共鳴社会づくり」への取り組みに、ICTを通じて支援して参ります。

お問い合わせ

Webでのお問い合わせ

入力フォーム

当社はセキュリティ保護の観点からSSL技術を使用しております。

お電話でのお問い合わせ

0120-835-554 お客様総合センター

受付時間 9時から17時30分まで
(土日、祝日及び当社指定の休業日を除く)
[注] お問い合わせ内容の正確な把握、およびお客様サービス向上のため、お客様との会話を記録・録音させて頂く場合がありますので、予めご了承ください。