GTM-MML4VXJ
Skip to main content

富士通マーケティング

English

Japan

  1. ホーム >
  2. 導入事例 >
  3. 株式会社ISAO 様

OSSデータベースを利用した課金決済システムを再構築

「Postgres Plus」採用で安全性・信頼性を強化

イメージ

株式会社ISAO 様


1999年に創業、2010年に豊田通商株式会社の100%出資子会社となった株式会社ISAO様(以下、同社)。同社は、「“たのしい!”をうみだしとどける」という理念のもと、デジタルコンテンツ流通を支援するという立場から各種ソリューションを展開。サービス企画・開発や課金・決済代行、サーバ構築・運用、カスタマーサポートといった事業を手がけています。

2013年、同社は予期せぬ課金決済システムの論理障害に見舞われました。これに衝撃を受けた同社では、システムを見直し、安全性や信頼性を強化することを決意。そこで検討した結果、オープンソースソフトウェアのデータベース(以下、OSS)「PostgreSQL」をベースとした「Postgres Plus」の導入に踏み切りました。今回は、システム再構築の経緯と効果、今後の展望について、同社の岩切氏、渡邉氏にお話を伺いました。

[2014年7月10日 掲載]


↓ 導入の背景 | 導入の経緯 | 導入の効果 | 将来の展望 | お客様情報

導入の背景

想定外の論理障害をきっかけに、課金決済システムの再構築を検討

岩切氏
株式会社ISAO
ITソリューション
事業部 部長
岩切 秀樹 氏

同社は創業当初(1999年)から現在に至るまで、オンラインの課金決済や会員管理、ポイント管理などの業務を長らく手がけてきており、これが大きな強みでもあります。

同社の課金決済システムは、OSSのPostgreSQLを採用しています。こうしたシステムは、ときとして膨大なトランザクション、瞬間トラフィックを処理しなければなりませんが、OSSという点に不安はなかったのでしょうか。その問いに、ITソリューション事業部部長の岩切秀樹氏はこう答えます。
「全く不安はなかったと言えば嘘になりますが、導入にあたっては、他社での事例を調査し、PostgreSQLなら基幹系データベースシステムとしても十分実用に耐え得ると判断して採用に至りました。」

こうして構築した課金決済システムは、ずっと順調に稼働していたものの、2013年、論理障害の発生によりダウンしてしまいました。当時のことをITソリューション事業部ペイメントソリューショングループグループ長の渡邉浩二氏が振り返ります。
「システムの復旧までサービスが止まってしまったことで、お客様にご迷惑をかけてしまいました。そこで、とにかくシステムをこのままにしておいてはいけないと考え、以前より取引のあった富士通マーケティングに相談。その結果、OSS、中でもPostgreSQLをベースとした「Postgres Plus」の実績がある富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(以下、富士通SSL)とともに再構築の検討を開始しました。」

この課金決済システム再構築にあわせて、サービス切り替え時間の短縮、バックアップやリカバリー時間の短縮、さらには二重障害が発生しても、データを確実に復元する。これらの改善を目指し、課金決済システムの再構築に踏み切りました。

導入の経緯

システムの再構築に、3段階で改善していくプランを採用

同社では先のトラブルでの反省をふまえ、「サービスの止まらないシステム」を要望。これを受けて富士通マーケティングは、「トラブルが起こっても瞬時に復旧できるシステム」の提案を行いました。ただし、この提案はハードウェアの導入まで含めた大がかりなものであったため、最終形が完成するまでに約10ヶ月かかる見通しでした。その間、サービスを止めていては、顧客の理解は得られません。

そこで同社、富士通マーケティング、富士通SSLで検討を重ねた結果、段階を分けてリリースすることにしました。まずステップ1として、現時点ですぐに改善できる問題、例えばバックアップ周期の見直しといった点から着手します。次のステップ2では、アプリケーション構成を変更し、リスクを分散することによって安全性を確保し、リカバリー時間の短縮、確実性の向上を実施。そして最終形のステップ3では、冗長構成を実現。物理障害と論理障害、どちらが発生しても瞬時に復旧できる上、二重障害への対応が可能になる…という流れです。
「3段階のステップを踏むことで多少工数は延びたかもしれませんが、システムを長期に止めることなく、徐々に改善を実施したことで、お客様には安心を提供できたのではないでしょうか。」(岩切氏)

渡邉氏
株式会社ISAO
ITソリューション
事業部
ペイメントソリューショングループ
グループ長
渡邉 浩二 氏

ところで、今回のシステム再構築にあたっては、社内でもOSSを使い続けていいのか、ベンダーから品質が担保されるOracleのような商用データベースシステムに入れ替えるべきではないのかという議論があったそうです。しかし、同社はこれまでずっとOSSベースの開発や運用を行ってきたため、入れ替えとなれば知識やノウハウを一から蓄積する必要があります。また、現在の資産にも相当の手直しをせねばならず、膨大な時間や費用がかかってしまいます。そこでこの問題については、PostgreSQLにサポートや周辺ツールが付属した「Postgres Plus」を採用することで解決しました。
「『Postgres Plus』なら、OSSでも商用データベースと同程度の品質が担保できると判断しました。それに、PostgreSQL以外の周辺ツールへのサポートも受けられます。弊社ではシステム上のあちこちで特殊なソフトウェアや技術を使っているのですが、富士通SSLの担当者の方はそれらの周辺ツールを上手くまとめあげ、現在の最終形を構築していただきました。」(渡邉氏)

システムイメージ
システムイメージ

導入の効果

顧客の信頼を回復するきっかけに

このシステムの真価が問われるのは、万が一の障害が発生したときになります。
「おかげさまで、お客様やエンドユーザーの皆様にも納得していただける安心・安全な課金決済システムを構築できたと思います。しかし、先のトラブルで与えてしまった不信感を払拭し、信頼を回復するのは、これからの3年、5年にかかっています。このまま大きなトラブルもなく、継続して安定稼働できて初めて、評価いただけるものと考えています。」(岩切氏)

リカバリー手順など運用時の手間は若干増加しましたが、この点については、さらなる改善が進められているようです。渡邉氏が現況を語ります。
「運用時の手順については現在、整備している最中です。手順をきちんと体系化できれば、運用はずっとやりやすくなると思います。」

将来の展望

サービスを拡大しながら、安心・安全も強化していく

同社の今後のビジョンについて、渡邉氏は、「現在とは別の課金決済システムを立ち上げたり、課金にとどまらず、ユーザー管理など様々なサービスを追加したりといった構想があります。こうしたサービスの拡大に対応するためのシステム改変は今後も続くと思いますが、どういう技術を使って、どういう段取りで進めるかは、これから慎重に検討していきます。」と述べています。

また、岩切氏は、「弊社はこれまで、顧客満足度を高めるという視点からサービスを提供してきました。ICT業界はとかくスピードと柔軟性が要求されますが、今後は安全性も併せて求められていくと思います。弊社でも安心・安全を強化してサービスレベルを向上させ、お客様の信頼を獲得していきたいですね。」と将来の展望を語っています。

最後に、富士通マーケティング、富士通SSLをはじめとする富士通グループへの期待をこめて、岩切氏は以下のようなメッセージを寄せてくださいました。
「これまで弊社はほぼ独力でビジネスを展開してきましたが、やはりいざというときのためにも、信頼の置けるプロの技術者集団がパートナーとしていてくれたらという思いがあります。富士通には、弊社の相談相手として悩みを聞いてくれたり、こうしたらもっとよくなるという提案をしてくれたりと、様々なかたちで助けていただければと願っています。」

富士通マーケティングおよび富士通SSLでは、今後ともその技術とノウハウを提供することで、同社のビジネスをサポートしていきます。

集合写真

右から
株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ 筒井 敏人
株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ 佐藤 誠
株式会社ISAO 岩切 秀樹 氏
株式会社ISAO 渡邉 浩二 氏
株式会社富士通マーケティング 蔦木 聡

お客様情報

お客様名 株式会社ISAO様ロゴ
株式会社ISAO(イサオ)新規ウィンドウが開きます
所在地 東京都台東区浅草橋5-20-8 CSタワー7階
代表者 代表取締役 中村圭志
設立 2010年2月3日(創業:1999年10月1日)
資本金 1億5000万円
従業員数 166名(2014年現在)
事業内容 「“たのしい!”をうみだしとどける」という企業理念のもと、サービス企画/開発/運営、課金/決済代行、サーバ構築/運用、カスタマーサポートなど、様々な事業を展開。革新的な「場」や「しくみ」を自ら企画・立案し、グローバルなビジネスパートナーと共につくりあげることを目指しています。

(注)記載されているお役職等の情報につきましては、2014年7月現在のものです。
(注)製品の仕様、サービス等の内容は予告なく変更する場合がありますので、ご了承ください。
(注)記載されている製品名は各社の商標または登録商標です。

担当営業の声

蔦木 株式会社富士通マーケティング
流通・サービス営業本部 情報・サービス統括営業部 情報営業部

蔦木 聡

今回OSSを利用したシステムの安全性・信頼性強化という難易度の高い、また長期間にわたるプロジェクトでしたが、ISAO様のご協力もいただき無事成功することが出来ました。
ISAO様からも課題が解決できたこと、また、大きな問題もなくプロジェクトを完了できたことついてお褒めのお言葉をいただけたことを心より嬉しく思っております。
今後もISAO様にとって、信頼のおけるビジネスパートナー足りうるように、ご支援を続けさせていただければと考えております。

担当SEの声

佐藤 株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ
公共ビジネス本部 第三システム部

佐藤 誠

株式会社ISAO様の課題を解決するため、「Postgres Plus」適用案件に携わらせていただけたことを大変嬉しく思っております。ISAO様のご協力をいただき、サービスへの影響を最小限に抑えた移行の実施や、より信頼性・安全性が強化されたシステムの実現が出来たと思っております。
今後も、ISAO様のサービス拡大に繋がるよう、よきビジネスパートナーとして、OSS技術を核に、ご支援させていただきたいと考えております。

お問い合わせ

Webでのお問い合わせ

入力フォーム

当社はセキュリティ保護の観点からSSL技術を使用しております。

お電話でのお問い合わせ

0120-835-554 お客様総合センター

受付時間 9時から17時30分まで
(土日、祝日及び当社指定の休業日を除く)
[注] お問い合わせ内容の正確な把握、およびお客様サービス向上のため、お客様との会話を記録・録音させて頂く場合がありますので、予めご了承ください。