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SNS型データ管理システム「eポートフォリオ」導入事例

学習状況やライフスタイルの見える化で、就職活動支援と学習意欲向上を実現

阪南大学校舎外観

阪南大学 様


5学部5学科と大学院研究科を擁する都市型大学であり、2015年に創立50周年を迎える阪南大学様(以下、同学)。常に社会と時代の要請を迅速かつ的確に反映することに取り組み、大阪の新しいランドマーク「あべのハルカス」へのキャンパス新設をはじめ、教育内容の改善、組織改革を実施するなど、学生にとって最高の環境を提供しています。また、「面倒見の良い大学」をスローガンの1つとして、学生と教員との距離を縮め、学習や就職活動を積極的にサポートしている点も特長の1つです。

同学は、「情報化時代に活躍できる人材の育成」を推進するため、各学部に情報に関する科目を設置したり、各種講演会・セミナーを開催したりするなど、情報教育にも力点を置いています。2008年に導入した双方向教育システム「p-HInT(ピーヒント)」に引き続き、学習の質向上・学生生活の振り返り促進などを行い、学生の学習・就職を支援する「eポートフォリオ」システムを導入しました。これは他大学に先駆けSNSを利用した点が、注目されています。その新システム導入に関する具体的な経緯や効果などについて、阪南大学副学長 神澤正典氏と教授 花川典子氏にお話をお聞きしました。

[2014年5月12日 掲載]


↓ 導入の背景 | 導入の経緯 | 導入の効果 | 将来の展望 | お客様情報

導入の背景

振り返りの機会が少なく、学生が就職活動時のエントリーシート作成に苦戦

同学は、学生一人ひとりと向き合い、学部相談員による個別相談や業界別「人材養成講座」など、充実した就職サポートを行っています。そのサポートを通じて、就職活動中に学生が記入するエントリーシートに、問題が潜んでいることが分かりました。エントリーシートは、企業が独自に作成して就職希望者に配布する参加申込書のことで、志望動機や自己PRに関連した内容が多いのですが、いざ記入する際にきちんと自分を振り返ることができず、内容面でも日本語面でも及第点に到達できていない学生が多かったといいます。

神澤氏
阪南大学
副学長
博士(経済学)
神澤 正典 氏

「就職活動を始める段階で突然 『これまでの自分を振り返れ』 といわれても、確かに難しいと思います。そこで、普段から自分たちの学習や行動を振り返ることに慣れさせたいと考えました。ある大学では、学生に自分の行動をつねに記録することを習慣化させたところ、うまくエントリーシートを作成できるようになったと聞きました。本学でもそうした習慣化を、システムを利用することで実現できないかと考えたのです。」(神澤氏)

そこで同学はポートフォリオに着目。有識者を招いた勉強会などを開き、ポートフォリオがこれまでの行動を記録・蓄積し、それをいつでも振り返って確認できること、また、将来の目標に到達するまでの過程において自分がどこまで到達しているのかを知ることができることを確認しました。その結果、学習面だけではなく就職活動にも役立つ「eポートフォリオ」を構築することにしたのです。

導入の経緯

SNSを中心とした「eポートフォリオ」で、就職活動支援と学習意欲向上を実現

同学は、学生を「自発的な学習者」にすることを大きな目標に掲げています。しかし、そのためには前提として学生自身の生活がきちんとしていないと、学習への意欲には結び付きません。そこで、賛否両論ありましたが、「eポートフォリオ」には睡眠時間や遊びなどプライベートな内容も含めて、学生一人ひとりがどのような生活を送っているのかを各自に記録させて、それを好きなときに振り返ることができるようにしました。

また、最も重視した点は、システムの使用を同学が義務化するのではなく、「学生が積極的に使用するシステム」にすることです。その問題をクリアするために採用したのが、今若者たちが利用しているSNSでした。

花川氏
阪南大学
教授
博士(工学)
花川 典子 氏

「学生が自主的にシステムを使用するためには、何らかの動機が必要です。そこで、誰かが自分の情報を見ている、反応してくれるというSNSの要素が利用できないかと考えました。また、ちょっとした空き時間にスマートフォンを使って音声で気軽に情報を入力できるなど、機能面の快適さにもこだわりました。さらに、学生の記録内容に対して教員がコメントを残すことで、学生と教員のコミュニケーションを活発化することもシステム上で実現したいと考えました。」(花川氏)

同学はこうした思いを仕様書に込め、2011年「教育研究システム」導入に関する調達の中に、「eポートフォリオ」提案依頼を入れました。提案したベンダーの中から「p-HInT」の構築に引き続き、富士通マーケティングがパートナーに決まりました。

導入の効果

「就職に強い」「面倒見が良い」という、同学の強みをさらに強化

阪南大学教職員向けポートフォリオ説明会 阪南大学教職員向け
ポートフォリオ説明会

2012年4月にシステム構築を開始。2013年4月に一部のゼミで限定稼働し、学生の意見を取り入れながらシステムのブラッシュアップを重ねました。携帯電話の固体番号を活用してログオン作業をなくすことで快適な操作を実現しました。また、学生だけでなく教員の意見も積極的に導入。システムに苦手意識を持っている教員もいたため、少ないアクションで自分のやりたいことが実現できるように仕様を工夫しました。このような約2年の試行錯誤を経て、2014年4月に全学で稼働しました。

現在は、授業への出席状況や学習状況、就職活動などの項目のほかにも、アルバイトや遊び、睡眠などの行動履歴を細かく記入することができます。フレンド登録した友人や教員がそうした行動にコメントし、より親密なコミュニケーションを実現できます。また、同学では1年次からエントリーシートの記入に取り組み、4年次までブラッシュアップを重ねていく取り組みを開始する予定です。

「教員は学生の授業への出席率を把握できるので、『このままでは単位が取れなくなるから、授業に出るように』というフォローができます。学生は単位が取れないと学習意欲が喪失して、退学率が高まる恐れがあります。システムの導入によって学生のことを細かく把握できれば、学生の退学を防止できるのではないかと期待しています。」(神澤氏)

本格的な稼働から間もないので、まだ具体的な効果は数字では表れていません。しかし、同学では従来の就職率90%という数字を、上昇させるという明確な目標を設定しています。加えて、より多くの学生が希望する企業への就職を実現させることを目指しています。

eポートフォリオ(myhome)
eポートフォリオ画面イメージ(myhome)

eポートフォリオ(行動履歴集計)
eポートフォリオ画面イメージ(行動履歴集計)

将来の展望

「見える化」できたデータを蓄積し、さらなる教育の質向上へ活用

「eポートフォリオ」の導入により、学生に関するさまざまなデータが具体的に「見える化」されました。同学ではこうしたデータを蓄積し、いずれビックデータとして教育の質向上に向けて活用していきたいと考えています。また、教員側だけではなく、学生が自分の就職したい企業に就職した先輩の数値を参考にすることで、就職活動の役に立てるなどの活用方法も視野に入れています。

「同じ業界への就職を目指している学生同士がマイフレンドになり、積極的に情報交換を行えば就職活動が有利になるのではないかと思っています。就職活動は情報量が勝負ですから。面接でどんなことが聞かれるかとか、学年の壁を越えて縦のつながりを作ってほしいですね。」(花川氏)

マイフレンドで学生の学びのコミュニティーを作り、意見交換や情報共有をすることで、学生の学習意欲を高めるという狙いもあります。現在建設中の、学生が自主的に勉強できるスペース「スチューデントコモンズ」とも、うまく連携させていく予定です。

今後もより良いシステムにするために、学生たちのリアルな声を反映させながらブラッシュアップを重ねていきたいと語る両氏。富士通マーケティングには、そうした同学の思いに対して、今後も柔軟に対応することが期待されています。

お客様情報

お客様名 阪南大学新規ウィンドウが開きます  阪南大学様ロゴ
所在地 大阪府松原市天美東5‐4‐33
学長 辰巳浅嗣
創立 1965(昭和40)年
学生数 4,950名(2014年4月現在)
教員数 112名(2014年4月現在 専任教員のみ)

(注)記載されているお役職等の情報につきましては、2014年5月現在のものです。
(注)記載されている製品名は各社の商標または登録商標です。

担当営業の声

深澤 株式会社富士通マーケティング
関西営業本部
公共・金融統括営業部
文教営業部

深澤 一幸

本システムの導入にあたり、約2年間にわたり「どうすればこのシステムを学生が積極的に利用してくれるか」を先生方や学生様、またSEと知恵を振り絞ってきました。是非、学生様には様々な場面においてこのシステムを使っていただき、少しでも大学生活のお役に立てればと考えています。私自身阪南大学様の担当として活動できることを誇りに思いながら、今後もSEともども新しいことをご提案し、学生様にとってより「面倒見の良い大学様」と感じていただける様、微力ながらご協力させていただければ幸いです。

担当SEの声

山本 株式会社富士通マーケティング
システム本部
公共ソリューション統括部
自治体・文教第二ソリューション部

山本 剛

「ポートフォリオ」という決まった形のないシステムの導入検討において、データが貯まることを前提に作られている製品や事例が非常に多いと感じました。そこで我々は「どうすれば学生さんが自発的に入力・蓄積をしてくれるか」というポイントに着眼し、SNSをベースとした「ポートフォリオ」システムをご提案いたしました。蓄積するデータにつても、出席や成績だけではなく、プライベートを含む学生生活の行動全般を対象とし、それが「見える化」するシステムを目指しました。
学生のことを本気で考える阪南大学様の「熱い想い」に応えるべく、多くの議論を交わし完成したeポートフォリオシステム。この新しいチャレンジを実現できたのは、システムだけではなく運用も十分ご検討いただいた大学様の多大なご協力があったからこそだと感じております。 今後も大学様の想いを実現すべくご協力させていただきたく存じます。

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