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確定拠出年金導入企業向けパッケージ「NENKIN-DC/人事」導入事例

膨大なデータの妥当性をシステムでチェック、事務作業を効率化

富士通企業年金基金

富士通企業年金基金


富士通グループに所属する社員の企業年金を管理する目的で、1970年に別法人として設立された富士通企業年金基金(以下、同基金)。かねてより、確定給付企業年金:Defined Benefit Plan[注1](以下、DB)の加入者および受給者等約11万人の年金を管理してきました。加えて、富士通株式会社およびグループ会社が2014年10月に確定拠出年金:Defined Contribution Plan[注2](以下、DC)を導入。1999年4月以降に入社した社員をDCの対象者とし、現在の加入者は約3万人となっています。

同基金は、グループ内における年金の総合センター的存在として、「同基金に聞けば、年金のことはすべてワンストップで分かる」という安心感を社員に提供し、本業に専念してもらうことを目的として、極めて珍しいケースながらDBとDCの両方を同基金で管理することを決定し、DC運営管理機関資格も取得。DCの開始と同時に、これまでとはまったく別の膨大な事務作業が、新たに発生することが予想されていました。そこで、同基金はDCに関わる事務作業の効率化と半年間という超短期間での立ちあげをはかるため、確定拠出年金導入企業向けパッケージ「NENKIN-DC/人事」を導入。その背景やシステム導入効果について、DC運営管理部長 兼 資産運用部長の濱中昇一郎氏、DC事務長の川口かおり氏にお話を伺いました。

[注1]確定給付企業年金: 厚生年金基金と異なり、国の厚生年金の代行を行わず、上乗せの年金給付のみを行う仕組み(厚生労働省サイトより)
[注2]確定拠出年金: 拠出された掛金が個人ごとに明確に区分され、掛金とその運用収益との合計額をもとに年金給付額が決定される仕組み(厚生労働省サイトより)

[2015年3月26日 掲載]


↓ 導入の背景 | 導入の経緯 | 導入効果 | 今後の展開 | お客様情報 

導入の背景

正確性が求められるDCの膨大な妥当性チェックが課題

濱中 昇一郎 氏
富士通企業年金
基金
DC運営管理部長
兼 資産運用部長
濱中 昇一郎 氏

2015年春の段階で、日本国内でDC導入を進める企業は増えています。しかし、DBはその企業の年金基金で手掛けるケースが多いものの、DCは外部(運営管理機関)に委託する方法が一般的。DBとDC両方を一括管理するというスキームは珍しいケースだったため、同基金では実際に対応できるかどうか不安があったといいます。その不安の種となっていたのが、新規事務作業に伴う作業負荷と、手作業では避けられないヒューマンエラーでした。

DCでは、記録関連運営管理機関(JIS&T:日本インベスター・ソリューション・アンド・テクノロジー株式会社、 以下JIS&T)へ各加入者にかかるデータを月ごとに通知しなければならず、そのデータ作成時にミスが発生していないか、名前や住所などの属性情報に加えて、拠出限度額を超えた拠出はできないため、全社員の超過有無を確認します。さらに、対象社員がDCに加入していないのに掛金を拠出する等の整合性や、矛盾の有無にも正確なチェックが必要です。こうした膨大かつ複雑な情報の妥当性チェックは、人間ではなくシステムに任せた方が良いだろうという結論になりました。

「DCは毎月拠出を行う事が定められ遡り不可のため、ミスは許されません。そのため、情報の確認にはより高い正確性が求められます。また、JIS&Tのチェックを通さねばならず、ルールに沿った正しいデータを作成できないと間に合いません。各社からの加入者にかかるデータ提供から拠出日までが短期間のため、短時間に正確な妥当性チェックができる良いシステムがあれば、そちらに任せたいと考えました。」(濱中氏)

導入の経緯

複雑な体系における業務でも、短期間で対応できるシステムを検討

同基金には、不安の種がもう1つありました。通常、DCを導入する企業は1つの運営管理機関と契約し、1つの年金規約を運営します。しかし、同基金は導入後も運営管理機関同士の切磋琢磨を促進し、提供サービスの品質を維持するため、3つの運営管理機関と契約し、1つの規約を運営しているのです。こうした複雑な体系となっていることが、システム化の障壁になるのではないかと心配していました。

富士通企業年金基金運営イメージ

当初は手作業での対応も考えていたという同基金。確定拠出年金導入企業向けパッケージ「NENKIN-DC/人事」を知り、検討を開始しました。選定に向けて確認したことは、いかに担当者の作業スピードが上がり、作業負荷を減らせるか、そしてミスをなくすことができるか。さらに、3つの運営管理機関との1つの規約の運営を、今後さらに増やすことができるかどうかという拡張性。この複雑な構造をできるだけ少ないカスタマイズでシステム化できる柔軟性。そして、短期間で本稼働まで実現できるかどうかでした。このような検討の末、「NENKIN-DC/人事」(開発元:富士通九州システムサービス)の導入を決めたのです。

「当基金の複雑な業務も短期間でシステム化できるところはもちろん、JIS&Tに送った申請データを一元管理できる点も評価しました。妥当性も素早くきちんとチェックできるほか、毎年のように行われる確定拠出年金にかかる法改正や富士通グループ内のDC規程が複数となり多様化しても対応してくれます。せっかく導入しても、対応できずに結局手作業が発生してしまうのでは困ります。導入するからには最後まで完結できるパッケージシステムをと考えて『NENKIN-DC/人事』に決めました。」(川口氏)

本稼働の前に、1週間ほどかけて操作方法・運用手順などを教えてもらい、担当者が少ない中、1人の担当者が休んでも別の担当者が対応できるようにしました。契約から導入まで3カ月という短い期間でしたが、DCの開始日を後ろにずらせない中、富士通マーケティングには総力をあげて対応してもらいました。

導入効果

3日間かかる見込みだったチェック作業が1日に短縮

川口 かおり 氏
富士通企業年金
基金
DC事務長
川口 かおり 氏

DCの開始にあたり担当者には新たな業務が増えましたが、いずれも「NENKIN-DC/人事」で対応できる範囲内です。特に作業の効率化や正確なチェックの実行、DC関連作業にかかる時間などの点で効果が出ています。富士通グループ65社DC加入者3万人のデータチェックが数十分で完了。その後の拠出データ作成の時間も合わせますと、2時間足らずで作成できるようになりました。当初、同基金でのチェック期間を3日間と見ていましたが、実際は1日に短縮することができています。

通常、JIS&Tへの申請データにエラーがあった場合、エラーコードが表示され、そのエラーが何を指しているか膨大な仕様書から調べる必要があります。しかし、「NENKIN-DC/人事」は、システム内でJIS&Tが求める仕様に申請データが即しているかが確認できますので、すぐにグループ会社の担当者に確認することができます。DCの開始以来「NENKIN-DC/人事」でチェック・作成し、JIS&Tへ申請したデータがエラーとなったことは、全くありません

「各社からのデータ提供から拠出日までが短期間のため、データにエラーがないか、短時間のうちに確認することが必要です。『NENKIN-DC/人事』なら、事前に申請データのエラーが分かるので、すぐに対応することができます。また、困ったことがあってサポートに電話すると、実際にシステムを開発したSEの方が対応してくれるので、クイックレスポンスが得られます。コールバック制が一般的なサポートセンターとは違って、すぐに解決できます。」(川口氏) また、保守契約をしていれば、記録関連運営機関の仕様が変更になっても、「NENKIN-DC/人事」側で対応してくれるので、その点も安心だといいます。

約3万人の加入者がいる中で、口座開設、資格喪失、住所や氏名変更等の属性変更した社員など、JIS&Tへの届出用のデータを「NENKIN-DC/人事」側で抽出してくれる点も、同基金は便利だと感じています。

今後の展開

DCのデータ一元管理を社員向けサービスやDBとの連携でも活用

今後は社員向けのサービスにも広げていきたいと考えています。例えばメール設定しておくことで、拠出額の変更があった場合にメールで通知するなど、「NENKIN-DC/人事」での通知が可能であり、検討していきたいと考えています。 「DCとDBは制度的にタイムラグがありますが、両者をつなげればデータの違いを一元でチェックすることができます。これまでにない試みではありますが、DCだけではなくDBのデータも入れられれば可能なので検討したいと富士通マーケティングから回答されています」(濱中氏)

作業効率化と充実したサポートを提供した「NENKIN-DC/人事」を、今後も同基金は使い続けていきたいと考えています。今ある年金とそれにまつわるサービス品質を将来にわたって維持していくため、富士通マーケティングにも継続的な提案やサポートを期待しています。

お客様情報

お客様名

富士通企業年金基金

所在地 神奈川県川崎市中原区小杉町3-264-3 ユニオンビル3階
代表者 理事長 三宅 龍哉
設立 1970(昭和45)年

(注)記載されているお役職等の情報につきましては、2015年3月現在のものです。
(注)記載されている製品名は各社の商標または登録商標です。

担当営業の声

裸野 哲也 株式会社富士通マーケティング
フィールドサービスビジネス本部 東京サービスビジネス営業統括部
第一サービスビジネス部 第二サービスビジネス課 課長
裸野 哲也(はだの てつや)

今回導入した『NENKIN-DC/人事』システムは確定拠出年金制度が始まった2001年から提供を開始し、これまで50企業グループの導入実績がありました。今回は富士通グループへの導入かつ、同一会社内複数契約管理という初めての事例であり、自社実践事例として今後確定拠出年金制度を検討される企業様に参考になる事例かと思います。
今後も制度改正によるシステム対応やヘルプデスクサービスによる運用をサポートして参りますので安心して末永くご利用頂ければ幸いです。

担当SEの声

山田 剛 株式会社富士通マーケティング
システム本部 公共ソリューション統括部
公団体・金融ソリューション部
山田 剛(やまだ つよし)

この度の富士通企業年金基金様への導入作業は短期間かつ、複数契約管理という初めての形態への導入ということで、富士通九州システムサービスにもご協力いただき、総動員で構築作業に当たらせていただきました。お客様にもご尽力いただき、無事稼動できたことをうれしく思います。今後ともより効果的な稼動が出来るようサポートさせていただきます。

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