2016年08月26日更新

Microsoft Officeで仕事力アップ【Excelで仕事力アップ】集計の条件をクリックひとつで変更。視覚的、動的な分析!

使用ソフト:Excel2016

ピボットテーブルを使って集計した結果をピボットグラフで視覚的に表現してみませんか?
視覚的に表現すると、見ている人がよりわかりやすくなり、分析結果が伝わりやすくなります。
また、「スライサー」や「タイムライン」を利用すると、マウス操作で簡単に集計対象を絞り込んで表示できます。
たとえば会議の場で、集計対象をいろいろ変えながら分析結果を表示したい場合に便利です。
今回はExcelを使って、視覚的、動的な分析をするための機能をご紹介します。

ピボットグラフの作成

ピボットテーブルをもとにピボットグラフを作成しましょう。
ピボットテーブル内のセルをクリックし、《分析》タブ→《ツール》グループの《ピボットグラフ》ボタンをクリックします。

ピボットテーブル内のセルをクリック1

《グラフの挿入》ダイアログボックスが表示されます。
左側の一覧から《縦棒》をクリックし、右側の一覧から《集合縦棒》を選択して、《OK》ボタンをクリックします。

《グラフの挿入》ダイアログボックスが表示される2

ピボットグラフが作成されます。ピボットグラフの表示位置とサイズを調整します。

ピボットグラフが作成される3

スライサーの利用

「スライサー」を利用すると、ピボットテーブルの集計対象がアイテムとして表示され、クリックするだけで、集計対象を絞り込んで表示できます。
「担当者」のスライサーを作成して、集計対象を絞り込んでみましょう。

ピボットテーブルを選択し、《分析》タブ→《フィルター》グループの《スライサーの挿入》ボタンをクリックします。

《スライサーの挿入》ボタンをクリック4

《スライサーの挿入》ダイアログボックスが表示されます。
「担当者」をオンにし、《OK》ボタンをクリックします。

《スライサーの挿入》ダイアログボックスが表示される5

「担当者」のスライサーが表示されます。
スライサーの表示位置とサイズを調整します。

「担当者」のスライサーが表示される6

スライサーを利用してみましょう。
「担当者」のスライサーの「山田」をクリックします。
「担当者」が「山田」の集計結果が表示されます。

「担当者」が「山田」の集計結果が表示される7

絞り込み表示を解除しましょう。
スライサーの右上の《フィルターのクリア》ボタンをクリックします。

スライサーの右上の《フィルターのクリア》ボタンをクリック8

スライサーが解除されます。

スライサーが解除される9

タイムラインの利用

日付のデータを含む表からピボットテーブルやピボットグラフを作成した場合は、「タイムライン」を使うと、集計対象となる期間を絞り込んで表示できます。
「売上日」のタイムラインを作成して、集計対象を絞り込んでみましょう。

ピボットテーブルを選択し、《分析》タブ→《フィルター》グループの《タイムラインの挿入》ボタンをクリックします。

《分析》タブ→《フィルター》グループの《タイムラインの挿入》ボタンをクリック10

《タイムラインの挿入》ダイアログボックスが表示されます。
「売上日」をオンにし、《OK》ボタンをクリックします。

《タイムラインの挿入》ダイアログボックスが表示される11

「売上日」のタイムラインが表示されます。
タイムラインの表示位置を調整します。

「売上日」のタイムラインが表示される12

タイムラインを利用してみましょう。
タイムラインのバーをクリックして1月の集計結果を表示しましょう。

タイムラインのバーをクリックして1月の集計結果を表示する13

タイムラインのバーをドラッグして1月から2月の集計結果を表示してみましょう。

タイムラインのバーをドラッグして1月から2月の集計結果を表示する14

絞り込み表示を解除しましょう。
タイムラインの右上の《フィルターのクリア》ボタンをクリックします。

タイムラインの右上の《フィルターのクリア》ボタンをクリック15

タイムラインが解除されます。

タイムラインが解除される16

このように集計方法だけでなく分析結果の見せ方もひと工夫してみると、よりわかりやすくなります。
ぜひ試してみてください。

全88ページ、47の小技でスキルアップ!
冊子「実務に役立つMicrosoft Officeで仕事力アップ」

著者プロフィール

富士通エフ・オー・エム株式会社 ソリューション最適化事業本部 ソリューション開発部

瀬戸 里織(せとさおり) 氏

1994年から約20年間において、多くの企業・自治体様向けにExcel、WordなどのOffice系や、業務システムの研修を実施。
基本操作から、業務に即活用できる実績的な操作方法まで広い範囲で、研修カリキュラムを企画。また、その経験を活かし、多くの研修講師を養成した経験あり。
本コラムでは、長年の研修経験やお客様よりいただいたご質問などを基に内容を構成してご紹介しています。

瀬戸 里織 氏

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