2016年04月15日更新
Microsoft Officeで仕事力アップ【Windows10新機能】最新!こんなに変わったWindows10
今回のコラムでは、2015年7月から提供開始されたWindows10の新機能について、ご紹介します。
Windows10は、Windows7やWindows8/8.1と比べると、大きく変わった部分が多数あります。これまでの“いいとこどり”の新しいスタートボタン、複数の作業を「効率よく並行して」行える仮想デスクトップ、知りたいことをすぐに調べられる「検索ボックス」など、使える新機能も満載です。
今回は、どんな機能変更があるのかをおさえ、画面の基本的な見方をご紹介します。
Windows10の変更点をおさえよう
Windows10で変更となった6つのポイントをご紹介します。
1.スタートボタンの復活
Windows7のスタートメニューをベースに、Windows 8.1のモダンUIが合体したかのような新しいスタイルです。パソコンとして使用中でも、タブレットとして持ち歩きながら操作中でも、このスタイルならどちらでも操作に戸惑うことはありません。
2.仮想デスクトップで作業効率化!
従来のWindowsは、複数のアプリを起動すると画面が重なりあってアプリを切り替えるのも大変でした。
Windows10では、「仮想デスクトップ」機能で仕事用、プライベート用、ゲーム用など、用途に応じたデスクトップ画面を複数作成できます。
3.検索ボックスで目的に素早くアクセス!
「検索ボックス」にキーワードを入力するだけで、ブラウザを起動しなくても簡単にWeb検索が行え、調べたいことをいつでもすぐに検索できます。
ウェブ検索だけでなく、ファイルやフォルダー、設定内容、アプリなどのキーワードを入力すると、パソコン内の検索にも利用できます。
4.タスクビューでアプリの切り替えが簡単!
「仮想デスクトップ」とセットで使える「タスクビュー」も便利な機能です。起動しているアプリを一覧でサムネイル表示できるので、切り替えも簡単です。また、アプリを別のデスクトップに移動させたいときにも使えます。
5.デスクトップモードとタブレットモードを搭載!
Windows10では「デスクトップモード」と「タブレットモード」の2つの表示スタイルを、用途に応じて自由に切り替えできます。アクションセンターから《タブレットモード》ボタンをクリックするだけの簡単操作です。
6.新ブラウザ「Microsoft Edge」のWebノート
新しく開発されたブラウザ「Microsoft Edge」の最大の特徴は、表示中のサイトにメモを書いたり、画面の一部分だけを画像として保存したりできることです。クラウドメモアプリ「OneNote」と連携して、作成したメモが残せるようになっており、わざわざページを印刷する必要もなくなります。
使い慣れたブラウザがいいという人のためにも、「Internet Explorer」はWindows10でも残されています。Microsoft Edgeでの表示に対応していないサイトを閲覧したりするときに活躍してくれます。
画面の見方を覚えよう
変更ポイント5.でもご紹介したとおり、Windows10では「デスクトップモード」と「タブレットモード」の2つの表示スタイルがあります。それぞれの表示スタイルの見方をご紹介します。
デスクトップモードの見方を確認しましょう。
- アイコン:デスクトップ画面やタスクバーに表示されている、ファイルやフォルダー、アプリなどの総称を「アイコン」といいます。
- スタートボタン:Windows7までのスタートメニューとWindows8/8.1からのタイルスタイルの両形式で、アプリ内容が表示されます。
- 検索ボックス:ここからウェブサイトの検索と、パソコン内の検索を行えます。
- タスクビュー:複数のアプリのウィンドウを切り替えるときに便利なボタンです。起動しているアプリが一覧で表示されます。
タブレットモードの見方を確認しましょう。
- メニュー:デスクトップモードのスタートボタンと同じ機能です。アプリ内容が表示されます。
- アプリタイル:クリックするとアプリが起動します。タブレットで使いやすいよう、アイコンよりも大きな表示になっています。
- バックキー:タブレットモード時に表示されるボタンです。ひとつ前の操作に戻りたいときに使います。
- 検索ボックス:ここからウェブサイトの検索と、パソコン内の検索を行えます。
- タスクビュー:複数のアプリのウィンドウを切り替えるときに便利なボタンです。起動しているアプリが一覧で表示されます。
ウィンドウの表示スタイルを覚えよう
「デスクトップモード」と「タブレットモード」では、ウィンドウの表示スタイルが異なります。それぞれの表示スタイルをご紹介します。
デスクトップモードでのウィンドウの表示スタイルを確認しましょう。
デスクトップモードでは、ウィンドウの大きさは任意で変更できます。ウィンドウの四隅にポインターを合わせてドラッグすると、ウィンドウの大きさが変更されます。この操作は、従来のWindowsと変わりません。
タブレットモードでのウィンドウの表示スタイルを確認しましょう。
タブレットモードでは、常にウィンドウが最大化で表示されます。
今までウィンドウの右上にあった最大化、最小化などのボタンは、Windows10でも同じ配置で存在します。ここでもう一度、機能をおさらいしておきましょう。
- 最大化:ウィンドウの右上にある3つのボタンのうち、真ん中の《最大化》ボタンをクリックすると、ウィンドウが画面一杯に大きく表示されます。元の大きさに戻したい場合は、再度《最大化》ボタンをクリックします。
- 最小化:一時的にウィンドウをタスクバーに収納したいときは、3つのボタンのうち、左側の《最小化》ボタンをクリックします。最小化されたウィンドウを元に戻したいときは、タスクバー上のアイコンをクリックします。マウスポインターを合わせると、サムネイルでウィンドウが表示されます。
- 閉じる:ウィンドウ表示を閉じるときはウィンドウ右上の《×》ボタンをクリックします。タブレットモード表示時は、アプリのウィンドウのボタンは隠れています。マウスポインターをウィンドウ上部に合わせると表示されます。
Windows10の画面は、Windows7やWindows8/8.1で馴染みのある機能と新機能が融合し、使いやすさがアップしています。Windows7からアップグレードした方は、まだ見慣れない画面かもしれませんが、基本的な画面の見方をおさえてWindows10の新機能に慣れていきましょう。
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著者プロフィール
富士通エフ・オー・エム株式会社 ソリューション最適化事業本部 ソリューション開発部
瀬戸 里織(せとさおり) 氏
1994年から約20年間において、多くの企業・自治体様向けにExcel、WordなどのOffice系や、業務システムの研修を実施。
基本操作から、業務に即活用できる実績的な操作方法まで広い範囲で、研修カリキュラムを企画。また、その経験を活かし、多くの研修講師を養成した経験あり。
本コラムでは、長年の研修経験やお客様よりいただいたご質問などを基に内容を構成してご紹介しています。
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