Microsoft Officeで仕事力アップ 【PowerPointで仕事力アップ】 写真を追加して加工。より視覚的に伝わりやすく、印象付けるプレゼンに！

プレゼンテーション資料に写真やイラストを入れようと思ったとき、写真が暗かったり、写真の一部に余計なものが写りこんでいたりして、写真の加工に困ったことはありませんか？
高価な画像ソフトがなくても、写真に枠組みを設定したり、部分的に切り出したり、コントラストを調節したりすると、簡単に写真が加工でき、視覚的でわかりやすいプレゼンテーション資料が作成できます。
今回はPowerPointを使って、新たな販売戦略についてのプレゼンテーション資料を作成するときに便利な画像加工機能をご紹介します。

写真の挿入

デジタルカメラで撮影した写真やスキャナで取り込んだ写真を挿入すると、スライドの情報にリアリティが出て、より視覚にうったえかけるプレゼンテーション資料になります。
まずは、用意した写真をスライドに挿入しましょう。

写真を挿入するスライドを表示し、《挿入》タブ→《画像》グループ→《画像》ボタンをクリックします。

《図の挿入》ダイアログボックスが表示されます。
写真が保存されている場所から、挿入する写真「契約農家の畑1.JPG」を選択し、《挿入》ボタンをクリックします。

写真が挿入できました。
写真の周囲に四角いハンドルが表示され、写真が選択されていると、リボンに《図ツール》の《書式》タブが表示されます。

図のスタイル適用

写真が目立つように、「図のスタイル」としてあらかじめ用意されている枠組みを使って、写真を装飾しましょう。

写真を選択し、《書式》タブ→《図のスタイル》グループの下向き三角のボタンをクリックします。

「図のスタイル」が一覧で表示されます。
左上の《シンプルな枠、白》をクリックします。

写真にスタイルが適用され、白い枠組みが表示できました。
写真以外の場所をクリックして、選択を解除しておきましょう。

トリミング

トリミングすることで、写真に写り込んでしまった余計なものや、必要な部分だけを切り出すことができます。
追加した写真の一部をトリミングしましょう。

写真を選択し、《書式》タブ→《サイズ》グループ→《トリミング》の下向き三角のボタンをクリックします。

トリミングの範囲を選択します。
《縦横比》→《四角形》の《1：1（1）》をクリックします。

縦横比「1：1」の範囲がトリミングされ、非表示となる部分がグレーで表示されました。

さらに、細かくトリミングしてみましょう。
写真の左下に表示されている、L字型の黒い太線のカーソルを写真の中心に向かってドラッグします。

写真の左下の部分がトリミングされ、枝の部分だけを切り出せました。

明るさとコントラストの調整

写真が暗い場合には明るくしたり、メリハリがない場合にはコントラストを高くしたりできます。
2枚の写真の明るさが同一になるように、右上の写真の明るさとコントラストをそれぞれ「＋20％」に調整しましょう。

写真を選択し、《書式》タブ→《調整》グループ→《修正》の下向き三角のボタンをクリックします。

「明るさ/コントラスト」が一覧で表示されます。
《明るさ/コントラスト》→《明るさ：＋20％　コントラスト：＋20％》をクリックします。

写真の明るさとコントラストが調整されました。

このように、写真やイラストを挿入するときには、図のスタイルを適用したり、トリミングしたりすることで、写真を効果的に見せることができます。また、明るさやコントラストを調節することで、画像ソフトがなくても写真がよりはっきりと美しく表示され、より印象的なプレゼンテーション資料になります。ぜひ試してみてください。

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