2015年02月06日更新

Microsoft Officeで仕事力アップ【Wordで仕事力アップ】 文字間、行間、行頭揃えなどが自由自在。紙面スペースをフル活用!

第3回はWordの活用方法をご紹介します。

Wordで文書を作るときに、文書全体や部分的に文字の間隔や行の間隔を調整することができます。
Wordを使っていると、「1ページに収めたい」「この行内に文字を収めたい」「この位置で揃うように微調整したい」ということが多いと思いますので、今回は行や文字の表示を調整する機能をご紹介します。

文書全体の行数の設定

例題の文書では、1行だけ文字が次ページに表示されていますが、1ページあたりの行数を多くすることで行間を詰めて収めることができます。

Wordの使用方法1

文書全体の行間を変更する場合は、ページレイアウトの設定で1ページの行数を設定します。
《ページレイアウト》タブの《ページ設定》グループの右下の斜めの矢印が表示されたボタンをクリックします。

Wordの使用方法2

《ページ設定》ダイアログボックスが表示されます。

  • (注)
    《文字数と行数》タブが選択されています。

《行数だけを指定する》に●を付けて、《行数》に1ページあたりの行数が増えるように入力し、《OK》ボタンをクリックします。

Wordの使用方法3

Wordの使用方法4

文書全体の行数が変更されました。 このように行数を変更してレイアウトを整えることができます。

部分的な行間調整

文書の指定した行だけの行間を調整できます。
例題の文書の、文章部分はそのままにしておき、箇条書きの部分は日時など要点になる情報なので行間を調整して見やすくします。

Wordの使用方法5

行間を変更する範囲を選択します。
《ホーム》タブの《段落》グループの《行と段落の間隔》をクリックし、《1.5》をクリックします。

Wordの使用方法6

行間が変更されます。これで箇条書きの部分が見やすくなりました。

Wordの使用方法7

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冊子「実務に役立つMicrosoft Officeで仕事力アップ」

部分的な文字間の調整

文書の指定した範囲だけの文字間を調整できます。
1文字分だけ行に収まりきらない場合に、文字間を詰めて調整してみましょう。
調整したい範囲を選択します。
《ホーム》タブの《フォント》グループの右下の斜めの矢印が表示されたボタンをクリックします。

Wordの使用方法8

Wordの使用方法9

《フォント》ダイアログボックスが表示されます。
《詳細設定》タブの《文字間隔》の下向き矢印のボタンをクリックし、《狭く》をクリックします。
《間隔》に数字を入力し、《OK》をクリックします。

(注)大きな数字を入力すると、文字間が狭くなりすぎるので、0.1など細かい数字を入力しましょう。

文字間隔が調整され行内に文字が収まりました。

行頭位置の微調整

段落単位で字下げを行うときは、《ホーム》タブの《段落》グループの《インデントを増やす》をクリックすると、1回クリックするごとに、左側の行頭から1文字ずつ字下げされます。さらに、1文字単位ではなく、「0.5字」単位などもっと細かい単位で字下げしたり、右側の行末から字下げしたりすることができます。
字下げをしたい段落にカーソルを移動します。
《ページレイアウト》タブの《段落》グループの《左インデント》に調整したい位置の数字を入力します。

  • (注)
    画面で行頭位置を確認しながら、0.1文字単位で指定して調整しましょう。

Wordの使用方法11

行頭位置が調整されました。

Wordの使用方法12

このように行や文字の表示位置を調整し、より見やすくまとめることができるようになります。
ぜひ試してみてください。

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著者プロフィール

富士通エフ・オー・エム株式会社 ソリューション最適化事業本部 ソリューション開発部

瀬戸 里織(せとさおり) 氏

1994年から約20年間において、多くの企業・自治体様向けにExcel、WordなどのOffice系や、業務システムの研修を実施。
基本操作から、業務に即活用できる実績的な操作方法まで広い範囲で、研修カリキュラムを企画。また、その経験を活かし、多くの研修講師を養成した経験あり。
本コラムでは、長年の研修経験やお客様よりいただいたご質問などを基に内容を構成してご紹介しています。

瀬戸 里織 氏

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