2020年5月19日更新

これだけは押さえておきたい2020年度診療報酬改定の解説

メニースターズ 代表 中小企業診断士 星 多絵子 氏

SNS上で医事課の方々の意見を聴く機会が多いが、「2020年度診療報酬改定は難しい。何を伝えたいのかわからない」という。制度の趣旨や背景を知らずに、2月7日の答申や3月5日の説明会動画を見たためだろう。今回は、これらの内容がわかるように噛み砕いて、2020年度診療報酬改定の制度趣旨や背景から重要な論点のみを取り上げる。他の部分は貴院に該当するところを、各自で読み込んでいただきたい。

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1. 2020年度診療報酬改定はマイナー改定 ?

答申や説明会資料をご確認いただき、わからない点はないだろうか。内容を見てみると、新しい点数の設定や点数の変更がとても少ないことに気付く。このことから、2020年度診療報酬改定を「マイナー改定」だという方がいる。果たして、そうだろうか。

実は、今回の診療報酬改定は内容をロジック(論理)でいじってくる改定だ。数字の変更が少ないからと甘く見ていると、今まで届け出ることができていた点数が、届け出できなくなり減収になることもありうる。難しい文章を読むのは大変だが、しっかり内容を読み込むことが必要な改定となっている。

後述する重症度、医療・看護必要度の内容変更や、地域包括ケア病棟・病床への規制もロジックで変更になったもの。

今後も数字ではなく、ロジックで変えてくる改定が続くものと予想している。医療費について予算が限られるなか、点数を大幅に変えられないから。診療報酬改定はじっくり読み込む時代に突入したと言っても過言ではない。

ここから先の内容については資料をダウンロードしていただき、お読みください。

- 続きの解説の項目 -

  • 2. 人事労務の整備・人の配置が収入に
  • 3. 7対1を維持するには相当の覚悟を
  • 4. 地域包括ケア病棟・病床はサブアキュートが評価の対象に
  • 5. 厚生労働省の想いと現実(私見を交えて)
  • 6. まとめ

これだけは押さえておきたい2020年度診療報酬改定の解説

著者プロフィール

メニースターズ代表

星 多絵子(ほし・たえこ) 氏

医療機関での受付・レセプト点検から一般企業経理、社会福祉法人の内部監査人を経て医療・介護・福祉コンサルタントとなる。自治体病院・公的病院・医療法人といった経営形態を問わず、経営改革のアドバイスを行う。社会福祉法人での経験を活かし、介護・福祉にも経営アドバイスを行う。医療・介護・福祉について、具体的な事例を盛り込んだ研修を多数行い、好評を博している。

星 多絵子(ほし・たえこ) 氏

執筆

  • 「ドラッカーの聴診器」(じほう 「Japan Medicine」平成22年10月~12月連載)
  • 共著:金融機関のための医療業界の基本と取引のポイント(経済法令)
  • 共著:医療機関との融資取引に強くなる本(近代セールス社)
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