東亜物流株式会社 様

点呼支援ロボットでドライバーの乗務前後の点呼品質を向上、運行安全性を高め事故ゼロに貢献

貨物運送業をメインに、物流に関わる各種サービスをワンストップで提供している東亜物流株式会社様(以下、同社)。運行管理者が対面で実施するドライバーの点呼業務に点呼支援ロボット「Tenko de unibo」を導入。重要事項の確認・伝達を徹底し、点呼品質をさらに高め、導入した営業所での「導入後の事故ゼロ」を実現しました。同社の取り組みを紹介します。

課題
効果
課題運行管理者とドライバーの「対面点呼」を、より効率的かつ確実に実施できる仕組みの構築が求められていた
効果点呼支援ロボットを運行管理者の補助システムとして活用、点呼業務の効率化と点呼品質のさらなる向上を実現
課題点呼記録を手書き、紙ベースの記録簿で管理していたため、作成と管理に手間がかかり、記入ミスも懸念されていた
効果点呼支援ロボットの画面タッチで点呼記録の作成を効率化。データとして保存・管理することで法令遵守をより厳格化
課題各営業所の点呼状況を本社で確認するのに時間がかかり、どのような状態のドライバーが乗務しているのか把握できなかった
効果点呼支援ロボットを活用し、各営業所の対面点呼の状況を本社からリアルタイムに「見える化」

導入の背景

安全・確実な物流のために「対面点呼」の質をさらに高める

同社は運送業を中心に倉庫事業、廃棄物処理事業、人材派遣業などを手がけています。同社 代表取締役の森本 勝也氏は、「モノを保管する、廃棄物を処理する、人手が足りなければ派遣するなど、物流を軸にお客様の課題を解決する物流ソリューション企業です」と説明します。

現在、同社は関東圏を中心に16カ所の営業所を開設し、軽車両から大型車まで約200台の車両を保有。運行管理者が乗務前後にドライバーに対面点呼で、アルコールチェック、健康状態や免許証・車検証の確認、注意事項の伝達などを徹底していました。しかし、各営業所の運行管理者は、多くの業務を兼任しており、別の業務に手を取られると対面点呼に十分な時間を割けないことがありました。同社 第1事業部 次長の戸田 一也氏は、「対面点呼をどんなに徹底しても、点呼項目の確認漏れや抜けを完全にゼロにすることは困難でした」と振り返ります。さらに、出発前のドライバーを待たせないように点呼業務の効率化も求められ、「短時間で、より確実な点呼を実施する方法を検討していたのです」(戸田氏)。

また、点呼記録簿は法令で1年間の保管が定められていますが、同社では手書きで点呼記録簿を作成していたため時間がかかり、記入ミスなどの可能性もありました。「対面点呼は安全管理上、非常に重要な業務です。点呼品質の向上と正確な記録、法令を確実に遵守できる保管・管理のためにシステム化が必要でした」(森本氏)。

東亜ホールディングス株式会社
東亜物流株式会社
代表取締役
森本 勝也 氏
東亜物流株式会社
第1事業部 次長
戸田 一也 氏

導入の経緯

全営業所の点呼記録を本社で「見える化」
デジタコとの連携など拡張性が決め手に

同社では、以前に運行記録を保存するため、富士通のデジタルタコグラフ(デジタコ)を活用したシステムを導入していました。その関係もあって、対面点呼の効率化と品質のさらなる向上を実現するシステムについても相談。富士通マーケティングから点呼支援ロボット「Tenko de unibo」の提案を受けました。森本氏は、「まず、直感したのはTenko de uniboを導入すれば、対面点呼の品質がこれまで以上に高まるということ。確認漏れや抜けを『完全にゼロ』にできると感じました」と説明します。さらに、戸田氏は「運行管理者がドライバーに言いにくいこと、例えば服装の乱れなども、Tenko de uniboなら文字でロボットの顔の部分の画面に表示されます。伝えたいことを確実に伝えられると感じました」と印象を語ります。

同社では富士通マーケティングが開催した物流ソリューションに関するセミナーにも参加し、「デモを見て、これなら間違いない、と導入を即決しました」(森本氏)。さらに戸田氏は、点呼品質向上に加え、法令を遵守した点呼記録をデータとして残せることも決め手になったと言います。さらにデータとして記録された全営業所の点呼状況を本社でリアルタイムに把握することも可能です。デジタコと連動させれば、どのような状態のドライバーが、どこを走っているかも見える化が可能です。より安全な物流を実現できると期待できました」(戸田氏)。

さらに、Tenko de uniboにはAI(人工知能)技術が搭載されています。現在はドライバーの顔認証でAI技術を活用していますが、将来的にはドライバーの表情やTenko de uniboとの対話による音声から体調や感情を判断するなど、システムとしての拡張性があります。「その部分でも富士通マーケティングからの提案に期待できたことも選定のポイントでした」(戸田氏)

導入の効果

ドライバーへの連絡・指示の徹底で
導入拠点では「導入後の事故がゼロ」に

同社では2019年6月から、営業所3拠点に3台のTenko de uniboを導入。様々な効果を感じています。まずは、これまで以上に確実な点呼が実施できるようになったことです。Tenko de uniboを対面点呼業務の支援に活用。ドライバーが画面を見ながら、確認事項をチェックしていくことで漏れや抜けのない点呼を実現できるようになりました。ドライバーを対面点呼のために待たせることもなく、ドライバー1人当たりの点呼時間の短縮にも繋がりました。

また、業務連絡が行える指示伝達機能により、安全に関する重要な情報を含めドライバーへの連絡漏れもなくなりました。ドライバー側も、連絡事項が運行管理者から口頭で伝えられるだけでなく、画面表示を目視で確認できるので聞き漏れの不安がなくなりました。また、点呼の結果が紙ではなくデータとして残るので、法令順守への取り組みもより厳格化されました。

こうした点呼品質の向上により、同社では物流業務における安全性が、これまで以上に高まりました。森本氏は、「Tenko de uniboを導入した3拠点では、導入後の事故はゼロです」と効果を強調します。戸田氏は、「将来的にはデジタコと連携し、運行中のヒヤリハットに関する情報を点呼時に伝達して、全ドライバーで共有することで安全性をさらに向上させることも可能です」と期待を語ります。

今後の展望

安全・確実な物流のためにICTを積極活用し
同時に「人が介在する業務」の質も高める

同社は今後、Tenko de uniboのさらなる活用を考えています。「ドライバーの高齢化を考慮し、点呼の際にバイタルデータをチェックし健康管理を実現したい。すでに富士通マーケティングから提案をいただき、検討も進めています」と戸田氏は説明します。具体的には、血圧や体温を測り、ある基準より高かったらどのドライバーの乗務を停止するといった運用です。森本氏は、こうした取り組みが「お客様の安心・信頼にもつながります」と話します。「Tenko de uniboを活用した安全運行管理を対外的にきちんと説明することで、当社に対する信頼感や安心感も高まる効果があることも期待しています」(森本氏)。

また、同社では、ドライバーだけでなく運行管理者の人手不足も課題です。Tenko de uniboが国土交通省から「IT点呼」機器として認可されれば、Tenko de uniboでの点呼や内蔵カメラを利用した遠隔点呼が可能になり、運行管理者の人手不足の解消にも繋がります。森本氏は「Tenko de uniboと合わせて他のICTを駆使して省力化を図り、人材不足や働き方改革に対応していきたい」と語ります。「運送や物流の業務は、お客様の戸口までの『ラストワンマイル』にはどうしても人間が介在します。そこは荷物を持って運ぶ社員の質が問われる部分です。社員の質を高める努力を続け、並行してICTを活用しての合理化も進めたい」(森本氏)。Tenko de uniboの導入は、その大きな一歩になったようです。

担当営業の声

このたびは東亜物流株式会社様に点呼支援ロボット「Tenko de unibo」をご導入いただき嬉しく思います。効率的かつ確実な点呼により、安心・安全な運行を実現できること、AI技術やデジタコ連携による拡張性があることをご評価いただきました。今後もお客様の発展にお力添えができるパートナーとして、ご支援を続けさせていただきます。

株式会社富士通マーケティング
流通営業本部  ロジスティクスビジネス統括営業部
ロジスティクスサービス営業部 森本 菜月

東亜物流株式会社 様

所在地 東京都江戸川区一之江1-9-13
代表者 代表取締役 森本 勝也
設立 平成元年(1989年)6月28日
資本金 1億円
従業員数 369名(2019年末時点)
事業内容 一般貨物運送事業・貨物利用運送事業・軽貨物自動車運送事業・倉庫業及び商品管理業・輸出入貨物取扱代行事業・物流コンサルタント事業・産業廃棄物収集運搬事業・一般廃棄物処理業・各種保険取扱業務・一般労働者派遣事業・上記に関する一切の業務
ホームページ https://www.toaline.co.jp/新しいウィンドウで表示

[2020年3月掲載]

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