2022年3月11日


岡山県吉備中央町が
「国家戦略特別区域(デジタル田園健康特区)」
に指定されました



 富士通と富士通Japanは2021年1月より、岡山県吉備中央町(町長 山本 雅則)(以下、吉備中央町)が掲げる「吉備高原都市スーパーシティ構想」の事業計画支援業者として参画しています。このたび、国家戦略特区諮問会議において、吉備中央町が長野県茅野市、石川県加賀市とともに全国初となる革新的事業連携型の「国家戦略特別区域(デジタル田園健康特区)」として指定されました。今後、国家戦略特別区域として、閣議で正式に決定される予定です。

 今回の指定は、デジタル技術を活用し、健康や医療をはじめとする地域課題の解決を図る点が高く評価されたものです。今後、吉備中央町では、本人同意に基づき、生涯を通じて医療や健康情報をPHR(Personal Health Record)基盤に蓄積し、それらの情報を救急救命、母子医療、助け合い交通の各分野で活用することで、医療や福祉を軸とした先端的な住民サービスの提供を目指します。

 富士通は、これまでシステム担当のアーキテクトとして、全体構想立案から事業企画策定、協議会全体の運営支援を担当してきました。また、富士通Japanは特区構想実現の中核となる、パーソナル領域に対応したPHR基盤などの構築を今後行う予定です。

 富士通と富士通Japanは今後、国が進める特別区域での規制改革と合わせて、住民への医療や福祉を軸とした最先端サービスの提供に向けて、吉備中央町の取り組みを支援していきます。


背景

 吉備中央町は、「吉備高原都市スーパーシティ構想」の実現に向けて、2020年12月に同町が中心となり32団体から構成される「吉備高原都市スーパーシティ推進協議会」(以降、本協議会)を設立し、本協議会や、地元住民説明会などでの協議、検討を経て2021年4月に内閣府へ提案を行いました。富士通と富士通Japanは、事業計画支援業者として、提案内容の企画支援を担いました。その後2021年8月6日に開催されたスーパーシティ型国家戦略特別区域指定に関する専門調査会を経て、吉備中央町、国立大学法人 岡山大学株式会社システムズナカシマバーズ・ビュー株式会社および、富士通、富士通Japanを中心に2021年10月に再提案を行い、このたびの「国家戦略特別区域(デジタル田園健康特区)」として指定にいたりました。


更新履歴 
2022年4月20日更新: 特区名称を仮称から正式名称に変更しました。


関連リンク

・吉備中央町 吉備高原都市スーパーシティ構想
https://www.town.kibichuo.lg.jp/site/kibikougentoshi-supacity/

・吉備高原都市スーパーシティ推進協議会を設立
http://www.town.kibichuo.lg.jp/site/kibikougentoshi-supacity/7670.html