プレスリリース (導入事例)
2021年12月24日
富士通Japan株式会社


尾道国際ホテル様に、LINE経由でチェックインから会計まで行える「ノータッチステイサービス」を提供

非接触・非対面でのレセプション業務によりコロナ禍における宿泊施設の感染防止対策を強力に支援

当社注1は、このほど、ホテルのレセプション業務において非接触・非対面を実現する「FUJITSU Enterprise Application GLOVIA smart(グロービアスマート) ホテルSaaS ノータッチステイサービスオプション」(以下「ノータッチステイサービス」)を、山陽工業株式会社注2(以下、山陽工業)様が運営する尾道国際ホテル様に提供しました。2021年12月24日より、尾道国際ホテル様において、本サービスの運用が開始されます。

当社が開発し、提供する「ノータッチステイサービス」は、LINEを通じてチェックインやチェックアウト、宿泊代金の決済や宿泊施設へのアンケート回答などを手軽に行うことができるサービスです。

本サービスにより尾道国際ホテル様の宿泊者は、ホテルのフロントでチェックインなどの手続きを行うことなく、コロナ禍においてより安心、安全かつ便利に宿泊できるようになります。また、フロントスタッフの作業が省力化されることにより、宿泊業界全体の課題でもある人手不足の解消にもつながります。

当社は本サービスの提供を通じて、宿泊業界におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)に貢献していきます。

背景

宿泊業界では、夜勤による不規則な勤務形態などから離職率が高く、長期的な人材の確保が課題となっています。また、新型コロナウイルス感染症が終息しない中、お客様により安心、安全に宿泊してもらうための感染防止対策を徹底し、人と人との物理的な接触を減らすための様々な対策が求められています。

尾道国際ホテル様では、宿泊者がスマートフォンのチャット機能を利用して、ホテルスタッフとコミュニケーションできるサービスを提供するなど、ニューノーマルにおける新たな宿泊スタイルに向けた取り組みを進めています。当社は、尾道国際ホテル様のさらなる変革を支援するため、「FUJITSU Enterprise Application GLOVIA smart ホテルSaaS」のオプションサービスとして2021年12月より販売を開始したレセプション業務における非接触・非対面を実現する「ノータッチステイサービス」を提供しました。

「ノータッチステイサービス」の特長

1. 専用アプリをインストールすることなく、LINE経由でアカウント登録と決済が可能

宿泊者は、尾道国際ホテル様のLINE公式アカウントを友だち登録のうえ、LINE公式アカウントのトークルーム上にあるアカウント登録ボタンから「ノータッチステイサービス」の専用ページにアクセスし、氏名やメールアドレスなどを入力するとサービスを利用できます。
また、トークルームに表示される滞在情報メニューの精算ボタンから各種クレジットカードや電子マネーなどの決済代行業者のページに遷移し、代金の支払いが可能です。

2. LINEを活用し、非接触・非対面でチェックインとチェックアウトが可能

宿泊者はホテルに到着するまでに、LINE公式アカウントのトークルームから予約一覧メニューを選択し、お客様情報の入力と電子署名の登録を行います。
ホテル到着後は、フロントに設置されたQRコードリーダーに、QRチェックインメニューのQRコードをかざすだけでチェックインが完了します。また、チェックアウトについても、滞在情報メニューのチェックアウトボタンをタップするだけで完了します。
これにより、宿泊者はフロントに立ち寄る必要がなくなり、宿泊者とフロントスタッフ双方の感染リスクを低減できます。また、尾道国際ホテル様は、フロントスタッフの省人化による人手不足の解消と空いた時間を宿泊者対応に充てることでホスピタリティの向上を実現できます。

LINE経由での「ノータッチステイサービス」の利用画面LINE経由での「ノータッチステイサービス」の利用画面

3. LINE経由のアンケート機能により宿泊中のお客様からの声をリアルタイムに収集可能

宿泊者が滞在中にLINE経由でアンケートに回答できる機能により、紙のアンケートを介さず非接触でアンケートの収集が可能です。宿泊者は手持ちのスマートフォンから手軽に回答できるため、紙のアンケートに比べて高い回収率が期待できます。また、宿泊者の声をリアルタイムに収集できるため、客室の清掃状態やスタッフの対応などについて、滞在中に素早く宿泊者の要望に応えることができ、顧客満足度の向上につなげていくことができます。

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

注釈

  • 注1
    富士通Japan株式会社:
    本社 東京都港区、代表取締役社長 砂田 敬之。
  • 注2
    山陽工業株式会社:
    本社 広島県尾道市、取締役社長 髙橋 宏明。

関連リンク

当社のSDGsへの貢献について

2015年に国連で採択された持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)は、世界全体が2030年までに達成すべき共通の目標です。当社のパーパス(存在意義)である「イノベーションによって社会に信頼をもたらし、世界をより持続可能にしていくこと」は、SDGsへの貢献を約束するものです。

本件が貢献を目指す主なSDGs

本件に関するお問い合わせ

富士通Japanお客様総合センター
電話:0120-835-554
受付時間 9時~12時、13時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日ほか当社指定の休業日を除く)



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