コンクリート構造物の劣化診断とLCC評価システム

FUJITSU 建設業ソリューション
DIALLC(ディアルエルシー)

<FCENAシリーズ>

ご案内

富士通Japanが提供する本サービスは2022年6月30日をもちましてパッケージソフトウェアの販売を終了しました。

コンクリート構造物の劣化診断とLCC(Life Cycle Cost)を評価するシステム「DIALLC(ディアルエルシー)」をご紹介いたします。鉄筋の腐食の進行が早く早期発見が重要な塩害と、十分な鉄筋のかぶりが取れずに問題が再認識されている中性化の劣化予測を行います。また、鉄筋の腐食による曲げ耐力およびせん断耐力の低下を評価します。さらに、各種補修工法を用いた場合の構造物の供用期間中におけるLCCを評価することにより適切な維持管理計画の立案を支援致します。

特長

  • 劣化予測計算機能
    • Fickの拡散方程式による塩化物イオンの浸透予測計算を行うことができます。
    • √t則による中性化進行予測計算を行うことができます。
    • 表面被覆による補修後の浸透予測も可能です。
  • 経年ごとの鉄筋の耐力評価機能
    • かぶりのばらつきを確率密度関数で表します。
    • 腐食発生限界かぶりと腐食非発生限界かぶりの正規分布より腐食のばらつきを腐食確率で表します。
    • 構造物に配置されている全ての鉄筋の腐食発生率を計算します。
    • 経年ごとの鉄筋の腐食による耐力(曲げ耐力、せん断耐力)を算定します。
  • LCC評価機能
    • 腐食発生率より各種補修工法によるLCC評価が可能です。
    • LCCが最適な組合せ計算を行います。
    • 5年ごとに任意の工法によるLCCの算出が可能です。

機能

塩害劣化予測機能Fickの拡散方程式による塩化物イオンの浸透予測、差分法による表面被覆の浸透予測、調査結果からの拡散係数の予測
中性化劣化予測機能√t則による中性化進行予測、コンクリート標準示方書による中性化速度係数の算出、岸谷式による中性化速度係数の算出
腐食発生率の計算機能経年ごとの鉄筋の腐食の割合を確率論的に算出、腐食発生率を基に補修面積を算出
耐力評価機能腐食による経年ごとの鉄筋断面積の減少量および降伏強度の残存率を算出し、曲げ耐力およびせん断耐力を算定、塩害および中性化により耐力が不足する年を算出、矩形断面およびT形断面に対応
LCC評価計算機能経年ごとの補修単価の計算、5種類の工法・2種類の予防および解体・更新によるLCCの算出、上塗りや配管設備の取替えを考慮
その他CSVファイル出力

動作環境

ハードウェアWindows 8.1、Windows 10が稼動するパソコン
出力装置Windowsドライバが提供されているプリンタ/プロッタ
適応OSWindows 8.1、Windows 10
メモリ4GB以上
  • (注)
    日本語版OSのみ対応

関連情報

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環境配慮ソリューション

富士通グループは、グリーンITによりお客様・社会の環境負荷低減に貢献します。

DIALLCは、富士通の「環境配慮ソリューション」登録製品です。

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