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Japan

プレスリリース

2019年6月11日
福岡県大木町
富士通エフ・アイ・ピー株式会社

「大木町地域ポイント」の商品券への交換を2019年6月より開始

~富士通エフ・アイ・ピーの「地域ポイントサービス by ValueFront」により、
住民の地域活動への参画や地域経済の循環を促進~

福岡県大木町注1(以下 大木町)は、富士通エフ・アイ・ピー株式会社注2(以下 富士通エフ・アイ・ピー)が提供する地域ポイント注3の運用に特化したクラウド型サービス「FUJITSU 自治体ソリューション 地域ポイントサービス by ValueFront(バリューフロント)」(以下 「地域ポイントサービス by ValueFront」)を活用して運用する「大木町地域ポイント」において、蓄積したポイントと町内店舗で利用できる「おおきまち地域ポイント商品券」との交換を2019年6月17日(月曜日)から開始します。

「大木町地域ポイント」は、大木町が指定する地域活動への参加でポイントが付与される大木町独自のポイント制度です。「地域ポイントサービス by ValueFront」を活用した「大木町地域ポイント」により、大木町における地域の経済循環の活性化や住民の地域活動への参加促進が期待できます。

大木町は、福岡県の南西部に位置する人口約1万4,300人の町です。近年、住民との協働による「持続可能なまちづくり」を目指し、地域コミュニティの活性化や地域経済の振興を推進しています。そのため大木町は、住民の地域活動への参画や町政への関心を喚起するとともに、町内店舗での購買活動の活性化などを実現する施策を検討していました。

都市部への一極集中や地方の人口減少に対し、政府が「地方創生」として各種施策を推進する一方で、各自治体でも地域活性化に向けて様々な施策に取り組んでいます。自治体の中には、地域通貨や地域ポイントを活用しているところがあり、大木町も自らが抱える課題の解決策の1つとして地域ポイントの導入を検討してきました。そして、2019年4月から、富士通エフ・アイ・ピーが提供する「地域ポイントサービス by ValueFront」を活用し、「大木町地域ポイント」の加入者募集および運用を本格的に開始しました。

「大木町地域ポイント」は、大木町が指定するイベントなどの地域活動への参加協力によりポイントが付与される、大木町独自のポイント制度です。制度への加入を希望する住民は、登録申請をすることで大木町地域ポイントカード「WACCARD(ワッカード)」が発行されます。2019年6月17日からは蓄積したポイントと町内店舗注4での買い物に利用できる「おおきまち地域ポイント商品券」との交換を開始します。ポイント制度に加入した住民は、大木町商工会で500ポイントを500円分の「おおきまち地域ポイント商品券」と交換することができます。

「WACCARD」の券面イメージと「おおきまち地域ポイント商品券」の券面イメージ   「WACCARD」の券面イメージ            「おおきまち地域ポイント商品券」の券面イメージ 

「大木町地域ポイント」の開始にあたり採用した「地域ポイントサービス by ValueFront」は、地域ポイントを運用するための機能に特化したクラウド型のサービスです。高い信頼性を持ち、住民属性やポイント情報の管理、商品交換受付などの基本機能に加え、蓄積した情報を基に住民へイベントなどの案内が可能なキャンペーン機能を備えています。さらに、富士通エフ・アイ・ピーが提供する電子マネーなどの関連サービスとも接続が可能です。

「地域ポイントサービス by ValueFront」の採用により、住民は地域活動への参加によってインセンティブを得られる一方、店舗を運営する住民は、商品券の利用を通じて自店舗への集客が見込めます。さらに大木町としては、住民属性やこれまでの活動参加状況などの情報に基づいて、住民にマッチした地域活動の情報を発信することが可能です。「大木町地域ポイント」を通じて、地域の経済循環の活性化や住民の地域活動への参加促進が期待できます。

「大木町地域ポイント」のサービスイメージ「大木町地域ポイント」のサービスイメージ

今後、「大木町地域ポイント」は、ウォーキングイベントや特定健診でのポイント付与や、道の駅おおきで販売する地域特産品との交換など、住民の健康増進や地産地消の促進などへ活用範囲を拡大していく予定です。大木町と富士通エフ・アイ・ピーは、今後も協力して「大木町地域ポイント」をさらに付加価値の高い住民サービス基盤へと発展させ、住民にとって暮らしやすいまちづくりを推進していきます。

大木町について

福岡県の筑後地域に位置する大木町には、掘割(クリーク)という水路が町の縦横に走っており、町全体の面積の約14パーセントを占めています。肥沃な土地と豊富な水に恵まれ、温暖な気候の中で培われた農業を中心として発展してきました。県内有数の米作地帯であり、国内屈指のい草の産地として知られ、近年ではイチゴやグリーンアスパラガスなどの生産が盛んな町です。また、資源循環の町づくりを目指し、2011年10月には全国で初めて紙おむつの分別回収・リサイクルをはじめるなど、ごみの分別収集や資源化の徹底に力を入れるとともに、2018年3月には大木町地域創業・交流支援センター「WAKKA(わっか)」をオープン、様々な施策を通じて「持続可能なまちづくり」を積極的に推進しています。

富士通エフ・アイ・ピーについて

数多くのお客様へのサービス提供で培った技術と、業種・業務ノウハウ、最先端技術を融合し、「システムインテグレーション」と「SaaS」の2つのサービスを核とし、「ITアウトソーシング&クラウドサービス」も組み合わせ、お客様に安心・安全で、高品質かつ高コストパフォーマンスなデジタルサービスを提供しています。「地域ポイントサービス by ValueFront」のベースとなる「FUJITSU リテイルソリューション ValueFrontポイントサービス」(以下 ValueFrontポイントサービス)は、ポイントカードを発行する企業などに対し、10年以上にわたりサービスを提供してきました。アパレル会社やスーパーマーケット、金融機関、公共交通機関など幅広いお客さまに導入されています。

「地域ポイントサービス by ValueFront」について

地域ポイントの運用に必要な会員やポイントの情報管理機能に特化したクラウド型のサービスで、「ValueFrontポイントサービス」に比べ、短期間かつ安価での導入が可能です。ISO/IEC27001注5をはじめ各種国際認証を満たした富士通のデータセンターで運用されており、サーバに蓄積されたデータを用いて、ポイントの利用実態の把握や、住民の属性と利用状況にマッチしたアプローチが可能です。また、各種インターフェースを用いて、他のポイントとの交換も可能です。

関連Webサイト

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

注釈

注1   大木町:
町長:境 公雄
ホームページURL:http://www.town.ooki.lg.jp/
注2   富士通エフ・アイ・ピー株式会社:
本社:東京都港区、代表取締役社長:島津 めぐみ
ホームページURL:https://www.fujitsu.com/jp/fip/
注3   地域ポイント:
自治体や民間企業などが作る地域に特化したポイント制度のこと。地域の生活者が地域貢献活動や介護支援活動など、指定されたプログラムやイベントに参加することで、主催側からスタンプやシール、電子的なポイントなどを付与され、蓄積することができます。蓄積したポイントは、地域通貨としてそのまま利用したり、地域産品や公共施設入場券など、あらかじめ用意されたメニューの中から自分の欲しいものやサービスを選び、交換したりすることができます。
注4   町内店舗:
「おおきまち地域ポイント商品券」が利用できる町内店舗は、大木町が独自に発行している「プレミアム商品券」が利用できる店舗と同様です。利用可能な店舗については、大木町商工会公式 おおき情報サイト「あるばい」(スマートフォン)をご参照ください。
注5   ISO/IEC27001:
ISO(国際標準化機構)が定めた、組織における情報セキュリティマネジメントシステムに関する国際規格。情報の機密性(C:Confidentiality)・完全性(I:Integrity)・可用性(A:Availability)の3つをバランスよくマネジメントし、情報の有効活用を実現するためのツールです。ISMSの後継認証制度として、2005年に発行されました。

本件に関するお客さまのお問い合わせ先

大木町役場 産業振興課 
icon-telephone TEL:0944-32-1063  E-mail:sangyo@town.ooki.lg.jp
受付時間 8時30分~17時15分(土、日、祝祭日を除く)

富士通エフ・アイ・ピー株式会社 SaaSビジネス推進部
icon-telephone TEL:03-5730-0750  E-mail:fip-info@cs.jp.fujitsu.com
受付時間 8時45分~17時30分(土曜日・日曜日・祝日ほか当社休業日を除く)


プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。