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Japan

プレスリリース

2019年4月18日
富士通エフ・アイ・ピー株式会社

高砂香料工業様へCSR/環境経営ソリューション「Eco Track」を提供

~グローバル香料メーカーのGRIスタンダードに準拠したCSR情報の開示を支援~

富士通エフ・アイ・ピー株式会社注1(以下 富士通エフ・アイ・ピー)は、高砂香料工業株式会社注2(以下 高砂香料工業)様に対し、CSR/環境経営を支援するソリューション「FUJITSU Sustainability Solution Eco Track(エコトラック)」(以下 Eco Track)を提供し、2018年4月から運用を開始しました。現在、高砂香料工業様は、2019年7月に予定している「Sustainability Report2018-2019(英文)」「社会・環境報告書2019(和文)」の発行に向けて、「Eco Track」の運用開始から収集したデータを活用しています。

高砂香料工業様は従来から、CSR情報の開示に向けて、富士通エフ・アイ・ピーのソリューションを活用し、環境分野の情報収集を行っていました。今般、「Eco Track」を導入することで、その情報収集の範囲を、CSR業務全般となる“従業員やダイバーシティなどの「人事情報」”や“強度率や災害発生件数などの「労務情報」”、”法令違反件数などの「コンプライアンス情報」”まで拡張し、グローバル27か国37拠点の情報収集を強化しました。これにより、サステナビリティ情報を開示する国際的なガイドライン「Global Reporting Initiative(以下 GRI)スタンダード」の中核部分への準拠をスムーズに実現しました。

導入の経緯

高砂香料工業様は、1920(大正9)年2月に創業以来、食品に利用されるフレーバー事業や洗剤などの日用品に利用されるフレグランス事業を展開する、国内トップシェアを誇る香料メーカーです。近年では、グローバル展開を強化し、27か国37拠点にまたがって、その事業を拡大してきました。

高砂香料工業様は従来から、CSR情報の開示に向け、「Eco Track」の前身である富士通エフ・アイ・ピーの「SLIMOFFICE EX(スリムオフィス イーエックス)」を用いて環境情報を収集するとともに、その他の非財務情報についてはメールなどで個別に収集していました。事業拡大に伴い、より高度なCSR経営を推進するために、GRIスタンダードの準拠と合わせて、それらの非財務情報を一元管理する基盤の導入を検討していました。

GRIスタンダードの準拠をスムーズに実現するためには、対象情報の特定とともに、収集する組織の選定などの業務の整理が必要でした。これらの課題に対し、高砂香料工業様は、自社のガバナンスに基づく階層でのデータ収集設定などが可能で柔軟性に富んだ「Eco Track」を採用しました。高砂香料工業様は2018年4月から、「Eco Track」の運用を開始しています。現在、2019年7月に予定している「Sustainability Report2018-2019(英文)」「社会・環境報告書2019(和文)」の発行に向けて、「Eco Track」の運用開始から収集したデータを活用しています。

導入の効果

  1. グローバル企業として重要度が高まるCSR経営を支える非財務情報データ基盤の整備
    グローバル企業として存在価値を高めるためには、取引先や消費者、地域、株主、従業員などのステークホルダーに対して、財務情報に加え、人事や労務、コンプライアンス、環境といった非財務情報の適切な開示が求められます。本ソリューションの導入により、定量・定性情報を問わず、非財務情報のデータ基盤が整備され、CSRレポート作成のための情報取得と投資家への情報開示をタイムリーに行うことが可能になりました。
  2. サステナビリティ情報を開示する国際基準「GRI」への準拠を支援
    これまでの高砂香料工業様は、GRIスタンダードを参照するに留まっておりました。今回、「Eco Track」の特長である柔軟な入出力機能などの活用によって、GRIスタンダードの中核部分への準拠を実現しました。例年実施されるGRIのガイドラインの改訂に対しても、容易に対応が可能です。
  3. 目標管理機能や集計・分析機能によりCSR経営の向上を支援
    収集した各種の非財務情報について、「Eco Track」が備える目標管理機能(目標比、対前年比)を活用したり、各拠点・リージョン・事業分野などで集計・分析を実施したりすることで、業務改善を遂行する現場への意識付けや管理層へのマネジメント支援を実現し、CSR経営の向上に寄与しています。

「Eco Track」の利用イメージ「Eco Track」の利用イメージ図


今後の展開

高砂香料工業様は、2018年から開始した新中期経営計画に合わせて、CSR中期計画を策定しており、「Eco Track」で収集した非財務情報を活用しながら、今後もさらにSDGs注3など世界の課題を意識しながらCSR経営を推進し、グローバル社会への貢献を継続します。

これに対し富士通エフ・アイ・ピーは、高砂香料工業様のパートナーとして、グローバルに展開するCSR/環境経営を、これまで培ったICTの提案力・技術力・サポート力を結集し支援し続けていきます。

高砂香料工業様について

高砂香料工業様は、創業以来「技術立脚の精神に則り社会に貢献する」を企業理念に、香料業界のリーディングカンパニーとして最先端の研究と開発を続け、革新的で価値ある製品を創り出しています。飲料、お菓子など食品向けのフレーバー、香水や化粧品、家庭用品向けのフレグランス、これらの素材となるアロマイングリディエンツを製造する科学的知見と専門技術は、さまざまな製品に役立てられています。世界27の国と地域に拠点を設けるグローバルな香料会社として、地域の文化や嗜好性、市場を見すえた信頼される製品を供給するとともに、革新的な技術力で、より豊かな社会を実現していくことを目指しています。

富士通エフ・アイ・ピーについて

数多くのお客様へのサービス提供で培った技術と、業種・業務ノウハウ、最先端技術を融合し、「システムインテグレーション」と「SaaS」の2つのサービスを核とし、「ITアウトソーシング&クラウドサービス」も組み合わせ、お客様に安心・安全で、高品質かつ高コストパフォーマンスなデジタルサービスを提供しています。「Eco Track」はCSR/環境経営を支えるシステムとして、クラウド型を中心に100社を超える企業・団体に導入されています。

関連webサイト

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

注釈

注1   富士通エフ・アイ・ピー株式会社:
本社:東京都港区、代表取締役社長:島津 めぐみ
ホームページURL:https://www.fujitsu.com/jp/fip/
注2   高砂香料工業株式会社:
本社:東京都大田区、代表取締役社長:桝村 聡
ホームページURL:https://www.takasago.com/ja/
注3   SDGs:
「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称であり、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。

本件に関するお客さまのお問い合わせ先

富士通エフ・アイ・ピー株式会社 エンタープライズサービス推進部 
icon-telephone TEL:03-6722-0243  E-mail:fip-info@cs.jp.fujitsu.com
受付時間 8時45分~17時30分(土曜日・日曜日・祝日ほか当社休業日を除く)


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