プレスリリース
2017年9月14日
富士通エフ・アイ・ピー株式会社
フィットビット・ジャパン合同会社
~富士通エフ・アイ・ピーのValueFrontポイントサービスをベースに
被保険者の健康づくりを推進~
富士通エフ・アイ・ピー株式会社(注1)(以下 富士通エフ・アイ・ピー)は、フィットビット・ジャパン合同会社(注2)(以下 フィットビット・ジャパン)の親会社であるFitbit(NYSE: FIT)のウェアラブルデバイスとデータを活用した健康ポイントを管理するサービスを、三菱自動車健康保険組合(注3)様に向けて提供いたします。
本サービスは、ウェアラブルデバイスで取得した活動量のデータと、健康保険組合総合情報システム「FUJITSU ヘルスケアソリューション FRESHAD(フレッシュアド)」(以下 「FRESHAD」)が持つ人間ドックなどの受診情報を、クラウド型のポイントシステム「FUJITSU リテイルソリューション ValueFrontポイントサービス」(以下 「ValueFrontポイントサービス」)上で健康ポイントとして変換・蓄積し、データ、インセンティブによって被保険者の健康づくりを支援するクラウド型のサービスです。本サービスは2017年10月から開始予定です。
昨今、日本では高齢化などによる医療費や介護費の増大に対し、その抑制が喫緊の課題となっています。これに対し厚生労働省は、2016年5月に「個人の予防・健康づくりに向けたインセンティブを提供する取組に関わるガイドライン」を発表しました。このガイドラインは、保険者が被保険者に対し、健康づくりに応じたインセンティブを与えることで、健康に無関心な層でも継続的に健康づくりを実践しやすい環境を作ることを推進しています。
これを受け、健康保険組合や自治体では、運動や健診を行った人にポイントを付与し、商品やギフトカードなどのインセンティブに交換する「健康ポイント制度」に取り組む組織が増えてきています。その一方で、実際に健康ポイント制度を導入した組織では、制度への参加がもともと健康に関心のある層に偏ってしまい、無関心な層にまで広がらない、という課題があります。
このような中で三菱自動車健康保険組合様は、より多くの被保険者に参加してもらえる健康ポイント制度を検討していました。そしてこの度、富士通エフ・アイ・ピーの「ValueFrontポイントサービス」に、Fitbitのウェアラブルデバイスとデータ、従来から利用している富士通エフ・アイ・ピーの「FRESHAD」を連携させた健康ポイントを管理するサービスの採用を決定しました。
本サービスは、Fitbitのウェアラブルデバイスが取得する活動量のデータと人間ドックの受診や保養所の利用などの実績情報を健康ポイントに変換・蓄積するサービスで、蓄積された健康ポイントに応じたギフトカードなどのインセンティブとの交換によって、被保険者の健康づくりを支援します。本サービスのベースとなる富士通エフ・アイ・ピーの「ValueFrontポイントサービス」は、他のシステムとのシームレスな連携が可能な汎用的なインターフェースを備えています。これによって、各データは自動的に取り込まれるため、被保険者がデータを入力する必要なく、健康ポイントを蓄積することが可能です。
三菱自動車健康保険組合様は、2017年10月からの「健康ポイント制度」スタートに先立ち、4月から、被保険者のうち希望者に対するウェアラブルデバイスの申し込みを開始しています。Fitbit製品の洗練された機能やデザインと、自動でポイントが蓄積するという仕組みの手軽さにより、現在までに全被保険者の3分の2強にあたる約10,000名の被保険者からの参加申し込みがありました。
富士通エフ・アイ・ピーは、フィットビット・ジャパンから提供されるデータを活用し、一人ひとりが健康づくりに取り組みやすい仕組みづくりをICTの側面からサポートすることで、組織の健康経営を支援してまいります。
「ValueFrontポイントサービス」は、ポイントカードを発行する企業に対し、必要な機能をクラウド型で提供する富士通エフ・アイ・ピーのサービスです。入会登録やポイント管理といった基本的な機能のほか、入会の促進や会員の購買意欲活性化のため、会員登録時や会員の誕生日、月間の利用実績に基づいた会員ランクに応じて、ボーナスポイントを付与する機能があります。アパレル会社やスーパーマーケットなどのお客さまから、より高度な信頼性が求められる金融機関や公共交通機関のお客さままで幅広くご導入いただいています。
健康保険組合における業務の効率化と、日々蓄積された情報の活用を目的に富士通エフ・アイ・ピーが開発した総合情報システムです。組合規模に合わせてサーバの処理能力やクライアント台数など、自由な構成が可能で、規模拡大時のクライアント増設なども容易に行えます。
Fitbitは、歩数、心拍数、睡眠、エクササイズ、食事、消費カロリーなどのデータを記録し、スマートフォンやオンライン(www.fitbit.com)で日々の活動量を管理できるリストバンド型および携帯型のウェアラブルデバイスで世界をけん引するブランドです。スマートフォン対応の専用アプリケーションと連携し、各種活動データおよび自己管理が可能です。
当組合では、設立当初より、被保険者をはじめ加入者の皆さまの健康保持・増進に尽力してきました。
今回の「健康ポイント制度」は、被保険者に的を絞り実施致しますが、富士通エフ・アイ・ピーの優れたソリューション力とFitbitのフィットネスウェアラブルデバイスの魅力により、被保険者の皆さまに興味を持ってもらえる仕組みを構築でき、両社には大変感謝しています。
仕組みの検討にあたっては富士通エフ・アイ・ピーとともに、健康意識の向上につながるよう、参加にあたってハードルとなる「健康ポイントの把握と計上」の煩わしさを徹底的に排除し、継続して利用したくなる気軽さと魅力あるインセンティブについて話し合いを重ねてきました。本年4月から受付を開始した、健康ポイント(ウォーキング歩数)把握用ツールとなるウェアラブルデバイスの申込み状況も、当初の予想を上回るもので、10月からの「健康ポイント制度」のスタートに向け、まずは順調なスタートが切れたことを嬉しく思っています。
今後、本サービスを中心として本年度から開始した「健康インセンティブ事業」により、被保険者の皆さまの積極的な健康づくりを支援していきたいと思います。
三菱自動車健康保険組合
理事長 川原崎 哲也 様
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
FRESHAD、およびValueFrontは富士通エフ・アイ・ピーの日本における登録商標です。
Fitbit、及びFitbitのロゴは、フィットビット・インクの米国及びその他の国々における商標、サービスマーク、かつ、または、登録商標です。その他のFitbitの商標はhttp://www.fitbit.com/jp/legal/trademark-listをご参照ください。
本リリースで言及されている他のすべての商標、サービスマーク、製品名称は、その各々の所有者の所有物です。
富士通エフ・アイ・ピー株式会社 公共社会統括営業部 第三公共営業部
TEL:03-5730-0718
E-mail:fip-info@cs.jp.fujitsu.com
受付時間:8時40分~17時30分(土曜日・日曜日・祝日ほか当社休業日を除く)
フィットビット・ジャパン合同会社
http://content.fitbit.com/Wellness-Contact-Us-JP.html
以上
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