プレスリリース
2017年8月8日
富士通エフ・アイ・ピー株式会社
~国内最大規模のEDIの後継サービス、信頼性・可用性をさらに向上したEDIを提供~
富士通エフ・アイ・ピー株式会社(注1)(以下 富士通エフ・アイ・ピー)は、流通業界を中心に金融、製造など幅広い業界への展開を見据えたEDIクラウドサービス「TradeFront/6G(トレードフロント シックスジー)」を、本日より販売開始いたします。サービスの提供開始は2017年11月を予定しています。
「TradeFront/6G」は、富士通エフ・アイ・ピーが提供する国内最大規模の流通業界向け企業間EC/EDIサービス「TradeFrontシリーズ」の後継サービスです。従来の流通BMS(注2)の基本機能を継承しながら、システムをクラウド基盤上に搭載し、新規取引先との接続を容易にする機能強化などを行いました。これによりお客さまは、EDIサービスの導入や運用における様々な負担が軽減されるとともに、信頼性や可用性が向上し安定したサービスを継続的に利用することが可能となります。
近年、スマートフォンの普及や通信回線の高速化に伴い、小売業に対する消費者のニーズが多様化しています。そのため、流通業界では取り扱い品目の増加や商品の供給・調達スピードの高速化に柔軟に対応し、多くの取引先と安定したEDIを実現する環境が求められています。
一方、EDIを支える通信環境では、2024年頃にISDNなどの公衆交換電話網(PSTN)を使った通信サービスが順次廃止され、インターネット技術を使ったIP網へと移行します。EDIで長い間利用されてきたJCA手順などの通信プロトコルが利用できなくなる可能性があるため、これを機に、流通業界におけるEDIの標準仕様である流通BMSを導入する機運が高まっています。流通業界以外でも、JCA手順などを利用している事業者は、IP網へ移行する必要に迫られています。
これまで、富士通エフ・アイ・ピーは、1982年に開始したVAN(注3)サービス「VARNET(バーネット)シリーズ」の提供を皮切りに、マルチプロトコルに対応した企業間EC/EDIサービス「Tradefrontシリーズ」により、35年以上にわたって流通業界における課題を解決すべく、受発注業務などを支援してきました。「TradeFrontシリーズ」には、流通BMSにも対応した小売向けの「TradeFront/AE(トレードフロント エーイー)」や、卸・メーカー向けの「TradeFront/SE(トレードフロント エスイー)」があり、国内最大規模の流通業界向けEDIサービスとして、小売約250社、卸・メーカー約30,000社のお客さまに利用されています。
この度、富士通エフ・アイ・ピーは、消費者のニーズや通信環境の変化に伴う流通業界の新たな課題に対し、「VARNETシリーズ」から6世代目となる新たなEDIサービス「TradeFront/6G」の販売を開始いたします。「TradeFront/6G」は、従来の基本機能を継承しながら、新たにクラウド基盤上にシステムを搭載することで、その特性を生かし、信頼性・可用性をさらに向上させ、24時間365日、安心・安全なEDI環境を提供します。また、新規の取引先との接続を追加する際、従来はシステムエンジニアが取引先の登録を行っていましたが、新たにお客さまご自身でも簡単に取引先の追加登録から接続テストまで行える「セルフサービス機能」を追加しました。接続時のお客さまのコストを軽減するとともに、短期間での接続を実現します。これに加え、「TradeFront/6G」は富士通グループのデータセンター間閉域網と接続されるため、同データセンター内に基幹システムなどがあるお客さまは、新たにネットワークを敷設することなく、短期間・低コストで接続が可能です。また、閉域網に接続されている各種サービスも簡単に利用できます。これらの特長によりお客さまは、安定したEDIサービスを継続的に利用することが可能となります。
今後も富士通エフ・アイ・ピーは、EDIサービスの提供を通じて、流通業界の発注から受注、決済までの一連の業務をトータルにサポートし、お客さまのビジネスに貢献してまいります。さらに、これまでのノウハウを活用して、金融業や製造業など幅広い業界のEDI業務も支援してまいります。
新たにクラウド基盤上にシステムを搭載しました。リソースの拡張などが柔軟に行えることから、システムの保守や運用が容易になり、従来のサービスと比較して、信頼性・可用性が向上しました。35年以上にわたり流通業界のEDIを支援してきた豊富なノウハウと組み合わせることで、24時間365日、安心・安全なサービスを提供することが可能です。
EDIの新規導入や、新たな取引先との接続の際に負担となる取引先への説明や各種手続き、問い合わせ、テストなどを、当社の経験豊富なシステムエンジニアがお客さまに代わり実施します。これに加え、新たにお客さまご自身で簡単に接続仕様の登録やテストが可能な「セルフサービス機能」追加しました。接続時のお客さまのコストを一層軽減するとともに、短期間での接続を可能にします。
富士通グループのデータセンター間閉域網と接続された環境に構築されています。このため、富士通データセンター内でお客さまの基幹システムが運用されている、あるいは富士通エフ・アイ・ピーの店舗発注管理サービスなどを利用していれば、新たにネットワークを敷設することなく、短期間かつ低コストでそれらのシステムと「TradeFront/6G」との接続が可能です。また、閉域網に接続されている各種サービスも簡単に利用できます。
製品名 | 販売価格(税別) | 提供開始時期 | |
---|---|---|---|
「TradeFront/6G」 |
|
2017年11月 |
5年間で250億円
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
富士通エフ・アイ・ピー株式会社 アプリケーションサービス推進部
TEL:03-6722-0243
E-mail:fip-info@cs.jp.fujitsu.com
受付時間:8時40分~17時30分(土曜日・日曜日・祝日ほか当社休業日を除く)
以上
プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。