プレスリリース
2016年10月26日
富士通エフ・アイ・ピー株式会社
~LGWAN上のアプリケーション事業者向けインフラ基盤、サービス環境構築の負担を軽減~
富士通エフ・アイ・ピー株式会社(注1)(以下:富士通エフ・アイ・ピー)は、自治体向けのアプリケーションを開発・運用する事業者(以下:アプリケーション事業者)に向けて、「LGWAN-ASP基盤サービス」を、2016年11月1日より販売開始します。
「LGWAN-ASP基盤サービス」は、アプリケーションサービスをLGWAN(注2)上に提供するためのIaaS(注3)基盤と接続基盤のサービスです。「LGWAN-ASP基盤サービス」により、アプリケーション事業者は自社のアプリケーションをLGWAN上でサービスとして提供する際に、LGWAN固有の接続要件を満たした構成設計や申請対応などのサービス環境構築に関わる負担を大幅に軽減することが可能です。これにより、LGWAN上のアプリケーションが拡充しやすくなるため、全国の自治体はアプリケーションの選択肢が増加し、一層のIT化促進を期待できます。
今後も富士通エフ・アイ・ピーは「LGWAN-ASP基盤サービス」の提供を通じて、アプリケーション事業者を支援するとともに、当社のアプリケーションサービス提供を推進することで、自治体に向けたサービスの拡充に努めてまいります。
2017年7月からマイナンバーを活用したオンラインの情報連携が始まり、自治体においても、地方税分野における所得情報や生活保護に関する情報などの提供が開始されます。総務省は、この情報提供ネットワークシステムの稼働を見据え、自治体におけるセキュリティ強靱化を図るために、LGWANとインターネットを分離し、セキュリティリスクの高いインターネットへの接続は必要最低限のものに限定することを推奨しています。このため各自治体においては、従来のインターネットに代わり、LGWAN上で幅広いアプリケーションサービスが利用可能になることへの期待が高まっています。
しかし、このLGWAN上でアプリケーション事業者が、自治体向けにアプリケ―ションやコンテンツをサービスとして提供するためには、LGWANへの接続とセキュリティ要件を満たした専用のサービス環境の構築が必要です。LGWANはその高いセキュリティを維持するため、接続・構築にあたっては厳格な規定があり、データセンターなどの基盤やLGWANに対する高い知識が必要とされるため、これらの経験が少ないアプリケーション事業者が環境を新たに構築・運用することは困難でした。
これに対し当社は、30年間にわたるアウトソーシングサービスの提供で培ったインフラ構築・運用のノウハウに加えて、アプリケーションサービスをLGWAN上に提供するための環境を個別に構築・運用してきた知見を生かし、最小限の初期投資と運用負担で、短期間でのサービス開始が可能となる「LGWAN-ASP基盤サービス」を、新たにメニュー化して販売開始します。
「LGWAN-ASP基盤サービス」のサービスイメージ
サービス名称 | 販売価格 | 提供開始時期 |
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LGWAN-ASP基盤サービス | 個別見積もり | 2016年11月1日 |
お客様の大切なデータをしっかりと守り運用するデータセンターを基盤に「アウトソーシング」、「クラウド」、「ソリューション」の3つのサービスを提供、システムの企画から設計、開発、運用、保守まで、ライフサイクル全般を支援し、お客様に安心・安全で、高品質かつ高コストパフォーマンスのICTサービスを提供しています。
クラウドサービスについては、長年培ってきたアウトソーシングやソリューションなどのサービスノウハウを融合し、お客様が求める幅広いニーズに対応しています。オープンパブリックからプライベートまで、お客様のご要望に応じたクラウド環境を提供するほか、流通、製薬、医療、官庁・自治体、セキュリティなどの様々な分野のソフトウェアをSaaSサービスとして提供し、サービスビジネスの推進を強化しています。
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
富士通エフ・アイ・ピー株式会社
インフラサービス推進部
Tel: 03-6722-0242
E-mail: fip-info@cs.jp.fujitsu.com
受付時間: 8時40分~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・当社休業日を除く)
以上
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