Skip to main content

Japan

プレスリリース

2014年4月17日
富士通エフ・アイ・ピー株式会社

データセンター仮想化によるハイブリッドクラウド強化について

~仮想ネットワーク「サービスバス」と3種類のIaaS「HyConnect」によりスピーディーで低価格なハイブリッドクラウドを実現~

富士通エフ・アイ・ピー株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:浜野 一典、以下:富士通FIP)は、仮想ネットワーク「サービスバス」とIaaS「HyConnect(ハイコネクト)」の提供によるデータセンター仮想化を強化し、スピーディーで低価格なハイブリッドクラウドを実現します。

「サービスバス」はデータセンター基盤として、当社のIaaSや監視サービスなどをプラグイン感覚で簡単に利用できる環境を提供するもので、6月より順次整備します。また、機能や価格レンジが異なる3種類のIaaSを4月17日より「HyConnect」として提供。当社データセンターを利用されるお客様は、オープンソースを活用し価格を抑えたパブリック型IaaSをはじめ、マネージド型やプライベート型のIaaSをサービスバスで接続・組み合わせることで最適なシステム運用が可能となります。

今回の強化でコストパフォーマンスの高いハイブリッドクラウドをスピーディーに提供できる環境を整備し、従来当社が提供してきた、仮想環境への移行プラン提案などを行う「仮想化アセスメント」とあわせて、お客様システムの最適なクラウド化を幅広くサポートします。また幅広いお客様に対応するため、富士通の「FUJITSU Cloud Initiative」体系の1サービスとして提供してまいります。

近年、ICT基盤としてクラウドを優先的に検討する「クラウドファースト」が増える一方、市場には多種多様なサービスが存在しており、これらの中から最適なサービスの組み合わせをお客様自身で選定し、サービスレベルを維持しながら運用することは大変困難になっています。

このような状況下で当社は、データセンターを利用されるお客様に対して、データセンター内のネットワークでクラウドサービスに簡単に接続できる「サービスバス」を整備し、ビジネス環境の変化に対応できるITインフラストラクチャを提供します。

「サービスバス」につながるIaaSは、低価格・スピーディーが特長の「HyConnect/オープンパブリック」、導入から運用までのトータルサポートで安心の「HyConnect/マネージド」、個別構築で最大限の安全性確保が図れる「HyConnect/プライベート」と、タイプの異なる3種類を揃えました。仮想化適用に関する調査・報告を実施する「仮想化アセスメント」を含め、これらによりお客様はニーズやシステム特性に応じて最適なサービスを組み合わせたハイブリッドクラウドの利用が可能となります。

複数のITサービス事業者のクラウドを組み合わせて利用する場合と比較し、セキュリティや可用性 ・信頼性の確保はもちろん、スピーディーなサービス提供とコスト最適化を可能にし、ホスティングやハウジングと組み合わせたベストソリューションの提供を実現します。

今後も、お客様へのベストソリューションの提供に向け、バックアップやセキュリティ、運用管理など、「サービスバス」につながるサービスを拡充し、データセンター全体の最適化されたサービス提供を目指してまいります。

「サービスバス」「HyConnect」のイメージ画像

「サービスバス」「HyConnect」イメージ図

拡大イメージ (266 KB)

「HyConnect」概要
大別 サービス名称 タイプ 販売価格(税別) 備考
パブリック型クラウド HyConnect/オープンパブリック 共用型(時間課金) 約6円/時間~(注1) 横浜データセンターで提供
プライベート型クラウド HyConnect/マネージド 共用型/専用型
(月額課金、1ヶ月~)
約26,000円/月~(注2) 横浜データセンター、
大阪千里データセンターで提供
HyConnect/プライベート 専用型(月額課金、
期間拘束)
個別見積

サービスバス [ 6月提供予定 ]

当社データセンターでアウトソーシングサービスを利用されるお客様に、当社のIaaSや監視サービスなどとの接続機能を提供する仮想ネットワークです。従来、個別に対応していた各サービス間の接続がプラグイン感覚で利用可能となることで、ハイブリッドクラウドをワンストップかつスピーディーに利用でき、コスト圧縮も実現します。横浜データセンターから環境を整備し、順次他のデータセンターに展開予定です。

HyConnect/オープンパブリック

XenServerを仮想化ソフトウェアとして用い、オープンソースを活用して価格を抑えたパブリック型IaaSです。仮想マシンやディスクをお客様自身がセルフポータルから自由に増減できるため、時間課金によりビジネス状況に合わせたコスト最適化を図れます。サービスバスを介してプライベート型のIaaSやハウジング・ホスティング環境とハイブリッド接続することで、基幹システムや業務システムにも安心して利用できます。また、システム全体を当社SEが管理運用するワンストップサービス提供も可能です。

◆利用シーン:Webサーバ、アプリケーションサーバ、部門サーバのクラウド化 など

HyConnect/マネージド

VMwareを仮想化ソフトウェアとして用い、お客様専任のサービスマネージャーが導入から運用までトータルサポートするマネージメント型のIaaSです。お客様の要件に合わせ、「仮想マシン単位」「物理サーバ単位」に利用形態を選択でき、性能とコストのベストバランスを実現。横浜データセンターと大阪千里データセンターの2箇所で提供します。東西を二重化したネットワークで接続し、バックアップやディザスタリカバリなどBCPの用途にも最適です。

◆利用シーン:OracleやSAPなどの業務系ソフトウェアや、旧バージョンのOSを搭載した企業内システム など

HyConnect/プライベート

VMwareやHyper-Vなど、さまざまな仮想化ソフトを用い、運用基準やセキュリティポリシー、サービスレベルをお客様の要件に応じて個別にカスタマイズするプライベート型のIaaSです。お客様専用のIaaS環境のため、セキュアで高信頼なシステム構築・運用を実現します。また、当社運用ノウハウを活用し、他社サーバを利用したマルチベンダのIaaS環境構築にも対応します。

◆利用シーン:汎用型クラウドサービスでは対応が難しい、独自要件が多いシステム など

販売目標

今後2年間で400社

関連ウェブサイト

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

注釈

注1 約6円/時間~:
1VM(0.5vCPU,1GBメモリ,15GBディスク)の価格。
注2 約26,000円/月~:
1VM(1vCPU,2GBメモリ,50GBディスク)の価格。

本件に関するお客様お問い合わせ先

富士通エフ・アイ・ピー株式会社
データセンターサービス推進部
 icon-telephone 電話: 03-5531-5116
 icon-fax Fax: 03-5531-0345
 icon-mail E-mail: fip-info@cs.jp.fujitsu.com

受付時間
8時40分~17時30分(土曜日、日曜日、祝祭日、年末年始を除く)

本件に関する報道関係お問い合わせ先

富士通エフ・アイ・ピー株式会社
パブリックコミュニケーション部 広報担当
 icon-telephone 電話: 03-5531-0185
 icon-fax Fax: 03-5531-0345
 icon-mail E-mail: fip-press@cs.jp.fujitsu.com