プレスリリース
2008年4月25日
富士通エフ・アイ・ピー株式会社
~地震の大きな横揺れを事前に警告し安全を確保!!~
富士通エフ・アイ・ピー株式会社(社長:伊与田悠、本社:東京都江東区青海、レインボータウン)は、このたび、地震動の予報業務を行う業者として気象庁長官の許可(注1)を取得しました。これは、2007年12月に「気象業務法の一部を改正する法律」が施行されたことによるものです。
また、これに伴い、気象庁の「技術基準に関する資料」に則った仕様に対応した新バージョンの緊急 地震速報システム「AlertStation EQ Ver2.0」を2008年4月より販売開始いたします。本システムは、気象庁が配信する緊急地震速報を利用し、地震の大きな横揺れが来る数秒から数十秒前にこれから地震が来ることを知らせるものです。
本システムは、あらかじめ登録された地点における震度や地震到達時間を予測して画面や音声、警告灯などで危険を告知する「予測表示クライアント」、「予測表示クライアント」から発信される危険告知メッセージを個々のパソコン上で表示し、作業中の文書等があれば自動的に保存しシャットダウンまで行う「ポップアップ危険告知クライアント」、気象庁からの緊急地震速報を複数の「予測表示クライ アント」に再配信する「再配信サーバ」から構成されております。
導入の形態としましては、端末1台で運用する小規模なものから遠隔地を含む複数の場所で運用する大規模なものまで幅広く対応いたします。ソフトウェアだけではなく、ハードウェアからネットワークまでトータルなソリューションをご提供いたします。
また、この度のバージョンアップで不特定多数の人々が集まる場所での誤報対策として、2点以上での地震計観測データを受信した際に初めて速報を出す機能も搭載しており、より信頼性の高い運用が可能となっております。
緊急地震速報はエレベータの自動停止、館内放送設備からの危険告知放送など、地震被害の軽減のためのさまざまな応用が期待されております。当社でもアウトソーシングサービスのさらなる安全性と信頼性の向上を図るため、本システムを当社のデータセンタに導入して活用しております。
当社はこれまで蓄積されたノウハウを活用して地震速報以外の災害速報にも対応し、災害やセキュリティへのリスク対策に貢献してまいります。
本システムは次の3つのシステムから構成されております。
本システム上であらかじめ指定しておいた地点における震度や地震到達時間を予測し、画面や音声、警告灯などで危険を告知するシステムです(震央位置、震中名称も表示可能)。また、仮想の地震を起こすことも出来るため、防災訓練等にも活用できます。オプションとして放送設備等の外部の設備と連携できる機能も用意しております。
予測表示クライアントが発する危険告知メッセージを受信し、ポップアップ危険告知クライアントがインストールされているパソコンの画面上に警告を表示するシステムです。警告を発すると同時に作業中 のファイルを自動保存することができ、地震発生までに余裕がある場合にはパソコンをシャットダウンすることも出来ます。
受信した緊急情報を複数の予測表示クライアントに一斉に再配信するサーバソフトウェアです。複数の事業所で活用するなどの大規模な利用をするお客さま向けのソフトウェアになります。
【導入事例】【FIP IT Box】
【製品&サービス】
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以上
プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。