プレスリリース
2007年10月26日
富士通エフ・アイ・ピー株式会社
~"流通ビジネスメッセージ標準"に準拠した国内最大の企業間データ交換ASPサービスならびに"流通ビジネスメッセージ標準"に標準対応した卸・メーカー向け業務パッケージ~
富士通エフ・アイ・ピー株式会社(社長:伊与田悠、本社:東京都江東区青海 レインボータウン)は、国内最大のEDIサービスである「TradeFront」を流通ビジネスメッセージ標準(以下「流通BMS」)に対応させ、2007年12月よりサービスの提供を開始するとともに、流通BMSに標準で対応した低価格の卸・メーカー様向けの業務パッケージ『iTERAN/AE』の販売を開始いたします。
流通業界においては国内総人口が減少傾向の中、市場の縮小が懸念される一方、消費者の価値観の多様化により、品質の良い商品を、多種類にわたって低コストで提供することを求められており、小売り、卸、メーカー各社による個別の努力ではなく、流通業界全体としてサプライチェーンでの全体最適化を図ろうという取り組みが続いております。
そのような中、現在流通業界において一般に利用されているEDIのための通信手順であるJCA手順を、より多くの情報を交換できるXMLをベースにした通信手順に変更し、あわせて流通業界の取引において基本となる業務プロセスも制定しようとする取り組みが、実用化段階を迎えました。
2007年4月に大手総合小売業や食品スーパーを中心に構成されている次世代EDI標準化ワーキンググループより流通BMSバージョン1.0の仕様が公開され、今後の業界標準となることが期待されています。
当社は、国内最大のEDIサービスベンダーとして、流通BMSをはじめ各種次世代EDIの策定に協力をしてまいりました。今回、当社の「TradeFront」を流通BMSに対応させ「Trade Front/AE」として提供するにあたり、次世代と既存の双方のEDIについての豊富な知識と経験を背景に、従来のさまざまな通信手順との互換性を保ったサービスとして提供することが可能となりました。これにより、小売り、卸、メーカー各社様の次世代EDIへのスムーズな移行を支援いたします。
また、「TradeFront/AE」のサービス開始と同時に卸・メーカー各社様向けの業務パッケージシステムとして「iTERAN/AE」の提供を開始いたします。本システムはチェーンストア統一伝票の発行を主体とした受注業務用のEDIパッケージシステムです。
チェーンストア様ごとに固有の画面・帳票の情報を「パターンファイル」として用意し、あらかじめ本システムに設定しておくことで本パッケージのみで各チェーンストア様向けの帳票を発行することが可能です。これにより卸・メーカー各社様は、統一された操作方法で取引のある全てのチェーンストア様に対する処理を行うことができ、作業の大幅な効率化が図れます。
受発注データの送受信方法は、標準でインターネット経由のHTTPSに対応しているのに加え、流通BMS(JX手順)にも同梱する通信パッケージソフトで対応いたしました。また、全銀TCP/IP、JCA手順にも別売のオプションソフトで対応しております。
当社は、業界最大のEDIサービス提供者としての豊富なノウハウとともに、システムインテグレーションサービスやアウトソーシングサービスを提供できる総合力を背景に、EDIシステムの構築・運用だけではなく、導入計画作成から運用後の問い合わせ対応などの各種サポートまでトータルなサービスをワンストップで提供し、流通業界の次世代EDIへの迅速かつ混乱ない移行を万全の体制にて支援いたします。
ご不明な点は、「当社へのお問い合わせ」よりお問い合わせください。
以上
プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。