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Japan

プレスリリース

2006年8月23日
富士通エフ・アイ・ピー株式会社

小売業様本部向け基幹業務パッケージ「RetailFront/RS」の販売開始について

~店舗/部門単位で荒利分析ができる、豊富なオプションを用意した基幹業務システム~

富士通エフ・アイ・ピー株式会社(社長:太田幸一、本社:東京都江東区青海、レインボータウン)は、このたび中小の小売業様本部向け基幹業務パッケージ「RetailFront/RS」の提供を開始いたしました。本システムは、食品スーパーマーケットをはじめとした各種小売業様向けの基幹システムを構築する、本部向けトータルシステムです。荒利管理やロス管理など小売業様に必須の基本的な機能はもちろんのこと、小売業様の経営に必要な各種システムと連携することにより、安価な導入コストで総合的な業務システムを構築することができます。さらには、お客さまのご要望に合わせ、自社導入型からアウトソーシング型まで多様な形態での提供が可能となっております。

近年の中小小売業は、大手の総合スーパーだけではなく、躍進著しいコンビニエンスストアやワンプライスショップとの競合も激化しており、厳しい経営を余儀なくされております。利益の確保のためには経営戦略の強化や現場の合理化を中心としたコストダウンが急務であり、そのためには情報化により、売れ筋商品とそれ以外を見極めて適切な発注管理をし、適正な販売計画をたてることが必要不可欠となっています。しかしながら、高度な機能を備えた情報システムは導入コストが高く、中小小売業様が導入するにはコスト的に見合わないものが大半でした。
本システムは、これまで本格的なシステムを導入できなかった中小小売業様に対して安価なコストで高度なシステムを提供いたします。小売業についての豊富なノウハウを持つSEが導入から稼動後まで万全の支援をいたします。また、既存システムからの移行もデータ移行ツールにより容易にかつ短期間で実現いたします。

統一した商品コードによるマスタ管理、発注管理、仕入管理、買掛管理という基本的な業務はもとより、売上管理については特に充実した機能を搭載しております。お客様からの要望が高い、部門荒利(注1)、部門差益荒利(注2)の管理を標準機能として提供しており、店舗単位、部門単位での荒利が月/旬/日単位で確認でき、また、単品の売上推移も月/週/日単位で照会できます。このため、部門ごと、単品ごとに的確なロス分析が可能となっており、きめ細かい売上管理が可能となっております。

また、本システムには豊富なオプションを用意しており、DWH(注3)との連携を行えば原価差益まで把握できます。小売業様には必須のEDI(注4)、EOB(注5)、棚割(注6)等のさまざまなシステムとも容易に連携でき、より高度なトータルソリューションの構築を、安価、かつ短期間で実現できます。

本システムは、導入パターンが選べるのも特徴です。安価な導入コストにてシステム構築が可能な自社導入型のほか、運用管理が大変な発注処理を、豊富な実績・ノウハウがある当社のEDIサービス Trade Front(注7)にて提供するEDIアウトソーシング型、発注処理に加え、サーバの運用についても国内第一級の信頼性を備えたデータセンタで当社が行い、お客様は本業に専念できるアウトソーシング型まで幅広く対応いたします。将来的には、お客さまが必要なときにオンデマンドで利用できるAODサービスとしての提供も予定しております。

特長

  • 低コスト、短期導入が可能
  • 選べる導入パターン(導入型、アウトソーシング型)
  • 豊富なオプションをご用意(サブシステム等各種連携オプション)
  • 豊富な導入実績によって蓄積されたノウハウを活用

機能

  • 本部機能
    • マスタ管理、発注管理、仕入管理、買掛管理、棚卸管理、売上管理、荒利管理、酒類管理
  • 店舗機能
    • HHT発注(発注/返品/移動/廃棄、棚卸、PC/OB出力要求)、納品確定 、仕入入力、売上実績照会 、発注/売上実績照会

システム構成図

システム構成図

導入パターン

導入パターン

商標について

  • 「RetailFront」は、富士通エフ・アイ・ピー株式会社の登録商標です。

注釈

注1 荒利:

棚卸を使った正確な利益

注2 差益荒利:

棚卸を使わず、簡易的な荒利として捕らえる数値。売上金額に対する仕入の過剰/過少を判断する。売上金額-仕入原価で算出する。

注3 DWH( Data Ware House ):

時系列に蓄積された大量の業務データの中から、各項目間の関連性を分析するシステム。

注4 EDI( Electronic Data Interchange ):

商取引に関する情報を標準的な書式に統一して、企業間で電子的に交換する仕組み。

注5 EOB( Electric Order Book ):

電子発注システム。発注情報を紙ではなく、全て電子化し、最新情報を参照しながら発注できるシステム。

注6 棚割:

売り場の陳列棚に商品をどう陳列するかを決めること。

注7 Trade Front:

従来のVANサービスに加えWEB-EDIなどにも対応した、高信頼でお客さまに対する運用負担も少ないアウトソーシング型EDIサービス。当社提供。

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