Skip to main content

Japan

プレスリリース

2005年2月7日
富士通エフ・アイ・ピー株式会社

生鮮MD支援サービス「生鮮Web市番」の販売開始について

~生鮮業務特有のスポット発注にも対応、生鮮業務をフルサポート~

富士通エフ・アイ・ピー株式会社(社長:太田幸一、本社:東京都江東区青海、レインボータウン)は、スーパーマーケット向けに生鮮MD(注1)支援サービス「生鮮Web市番」の販売をこの1月より開始いたしました。「生鮮Web市番」は、小売店舗、本部、バイヤー、取引先(市場、仲卸)等と富士通エフ・アイ・ピーのIDCセンタをネットワークで結び、生鮮業務特有のスポット発注(注2)にも対応し、商談~発注~仕入まで一連の業務をシステム化したWebベースの生鮮MD支援サービスです。

スーパーマーケットでは、売上の約70%以上が食品であり、特に生鮮部門は各社とも差別化の主力商品として位置づけています。しかし、生鮮食品は相場価格で当日まで仕入れ商品の原価が確定しないため、システム化が遅れていました。この為スーパーでは、電話やFaxで送られてきた紙伝票を商品コード、品名、個数、金額などを全てデータ入力する必要があり、コスト、正確さなど多くの問題をかかえています。
またシステム化には、取引先(仲卸)のシステム導入も必要なため、小規模企業が多い生鮮業界では手軽に導入できるシステムが求められていました。

富士通エフ・アイ・ピーではこうしたニーズに注目し、電話やFaxに頼っていた生鮮特有のスポット発注にもシステム対応し、生鮮業務をフルサポートする「生鮮Web市番」のサービスを開始いたしました。
これにより全面的なペーパーレスと、正確な発注情報をリアルタイムで照会することが出来ます。さらに充実したバイヤー機能により、日々取引先から商品の提案を受けて一覧で比較発注ができ、品揃えの増加ができます。発注精度の向上により、生鮮特有の廃棄ロスの削減と生鮮品の利益率UPを実現します。「生鮮Web市番」は、大幅なコスト削減と食品スーパーの魅力ある店舗作りを強力にご支援いたします。

「生鮮Web市番」は、Web対応可能なパソコンがあれば、店舗・取引先でも手軽に導入できます。
カスタマサービスの充実した富士通エフ・アイ・ピーのIDCセンタを利用することで、深夜から早朝作業の多い生鮮業務にも、システム運用や問合せサポートに関わる負荷も大幅に軽減します。

富士通エフ・アイ・ピーでは、2002年より大阪・近畿圏を中心に10数社のスーパーで先行サービスを実施してまいりました。生鮮部門をシステム化することにより、「バイヤーの空き時間が増えて市場に頻繁に通えるようになった」「取引先からの提案商品があり、取り扱いアイテム数が格段に増えた」「発注精度が向上し、粗利率向上につながった」という高い評価をいただくことができました。

「生鮮Web市番」は、定番発注からスポット発注まであらゆる発注形態に対応した「スタンダードモデル」、定番発注機能のみの「ライトモデル」の2パターンでの販売となります
また、オプション機能として、POSから収集されている売上情報との連携も可能です。「生鮮Web市番」によるスピーディな「仕入確定」とPOS連携で、すばやく精度の高い粗利管理が可能となります。

富士通エフ・アイ・ピーでは、本システムを食品スーパーや総合スーパー、生協などを中心に生鮮食品を取扱う企業向けに販売を行います。今後は消費者に求められている「食の安全」にも寄与できるようなビジネスを展開していく予定です。

注1: MD
マーチャンダイジング

注2: スポット発注
定番発注以外に、バイヤーが直接買い付ける拾い買いなど

1. 特長

  • 生鮮部門特有の受発注業務をシステム化
    電話やFaxによる業務から、早く/正確な生鮮品の受発注業務へ移行が可能です。充実したバイヤー機能、生鮮特有のスポット発注機能をもち、発注精度の向上による利益率UPが期待できます。
  • 伝票レスによるコスト削減
    伝票に係る二重運用(仮/本伝)をなくすことによって煩雑な請求照合業務を簡素化し、店舗/バイヤー様で日々仕入確定(残高払い対応)を行うことが可能。本部での最終確定入力(パンチ入力)が大幅に削減されます。
  • 生鮮取引情報をリアルタイム照会
    生鮮取引情報(店舗発注情報、取引先納品状況等)を一元管理し、リアルタイム照会が可能な為、生鮮特有の廃棄ロスを削減します。
  • 既存発注システムとの連携によるトータルサポート
    既存EOS発注システムを起点として、受発注~仕入受領までの一連の業務システムをWeb-EDIでトータルにご提供いたします。

2. 機能

  • 充実したバイヤー様向け機能
    煩雑である電話/ファックスによるやりとりをなくし、情報一元管理・業務の効率化を実現します。
    1. 発注チェック/納品チェック機能
    2. 複数取引先の付け替え機能
    3. 売価指示機能 (仕入アイテム/販売アイテムの紐付けを考慮)
    4. 送り込み発注/店舗割り振り機能
    5. クレーム商品対応機能 など…

  • スポット商品向け商品提案/承認/発注機能
    各取引先からの提案情報を容易に比較できるので、より有利な仕入を行うことが可能になります。
    1. 商品提案機能(イレギュラーなリードタイムに対応 [市場休日対応])
    2. 承認機能(各取引先からの商品提案内容を容易に比較可能)
    3. 発注機能(取引先からの提案商品を店舗にて比較しながら発注可能)
    4. 商品提案履歴(過去の提案商品を検索することで、スピーディ且つ実績を生かし た提案が可能)

3. 販売開始時期

2005年1月

4. 販売価格

スタンダードモデル

  • 初期費用:7,500,000円より
  • 月額費用:420,000円より

ライトモデル

  • 初期費用:5,000,000円より
  • 月額費用:280,000円より

(注)接続端末数、対応業務数(農産、畜産、水産)により別途費用が発生いたしますのでお問合せください。

(注)上記費用にカスタマイズ費用等は含んでおりません。

(注)インターネット接続形態により別途費用がかかる場合もありますのでお問合せください。

5. 会社概要

  • 本社:東京都江東区青海2丁目45番 レインボータウン
  • 社長:太田 幸一
  • 設立:1977年
  • 従業員:2,627名
  • 資本金:20億円
  • 売上高:824億円 (2003年度)
  • ホームページ:http://www.fip.fujitsu.com/

6. 関連情報

【製品&サービス】

  • 生鮮MD支援サービス「生鮮Web市番」

7. お問い合わせ

ご不明な点は、「当社へのお問い合わせ」よりお問い合わせください。

以上


プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。