プレスリリース
2004年6月23日
富士通エフ・アイ・ピー株式会社
富士通エフ・アイ・ピー株式会社(社長:大島博、本社:東京都江東区青海:レインボータウン)は、この6月より病院業界では初めてWeb版統合型総合在庫管理システム『Medical-DRUG』(メディカルドラッグ)の販売を開始いたしました。本システムは、薬品の管理と医薬品材料・診療材料などの物品の管理を統合したシステムで、Web方式の採用により、専用端末やインストール作業なしに各病棟や倉庫で直接薬品などの在庫管理ができるため、大幅なコスト削減が可能となります。
日本では高齢化の進展による医療費の増大が大きな問題となっています。このため、厚生労働省は診療報酬制度、薬価の改定など医療費の支出を継続的に抑制する政策を進めています。病院経営者は、医療収入の伸び悩みに対し、人件費の増大、高額な最新医療機器導入による設備投資などへの対応や、薬品・医療材料・診療材料などの物品の余剰在庫による支出の抑制などの経営改善を迫られています。薬品や医療材料・診療材料などの数は大病院では、1万点以上になり、また、その費用は病院支出の約3割ともいわれており、手間も費用も大変かかっているのが現状です。
本システムは、富士通エフ・アイ・ピーが病院総合医療情報システムで長年培ってきたノウハウを用いて構築した画期的なシステムで、病院内の薬品や医療材料・診療材料などを総合的かつ効率的に供給して消費と在庫のバランスを図り、支出を抑えて経営改善をするための院内物流管理・運用を支援いたします。
安全在庫数を自動計算し品切れを防止できる発注機能、また購入価格、購入単価管理により入札等の管理もできる機能を有しております。さらに従来、紙にメモしてから専用端末で入力していた薬品・物品などの情報をWeb方式で一元管理し、各部門で情報を共有することで、業務の効率化・スピードアップを図ることができます。
従来のオフコン版、クライアント/サーバ版とは異なり、Web環境下で利用できるため、現在各科・病棟等に設置されている既存のパソコンにブラウザ環境があれば、新たに専用端末を配置する必要なく本システムを利用でき、費用増となりません。また、軽量で無線LANを搭載した多機能携帯端末(PDA)を利用すれば、倉庫管理・棚卸業務などの作業現場で直接、数量の入力・在庫管理も可能となります。
『Medical-DRUG』の導入により、病院内の薬品・物品の流れが全て把握できるため、受払における伝票削減による工数削減やまとめ買いによるコストダウンなどの改善策を具体的に検討することができ、薬品・物品の購入・運用コストの約10%を削除することが可能となります。
今後、富士通エフ・アイ・ピーでは、本システムを国公立病院、一般病院、ならびに赤十字病院や労災病院、共済病院向けに販売をいたします。
【製品&サービス】 |
ご不明な点は、「当社へのお問い合わせ」よりお問い合わせください。
以上
プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。