プレスリリース
2004年5月27日
株式会社IBC岩手放送
株式会社プラスプラス
富士通エフ・アイ・ピー株式会社
~日本初 ブラウザ型 (RSS、NewsML対応) ツールバー~
富士通エフ・アイ・ピー株式会社(以下FIP)では、このたび、株式会社IBC岩手放送(以下IBC)、(株)プラスプラスと提携し、「IPポータルバー」のASPサービス(注1)を開始いたします。
本サービスは、プラスプラスが開発しIBCが利用しているプログラムをベースに、FIPがASPサービスとして提供するものです。マーケティング、新機能の企画・開発等は3社が共同で行い、TV局、出版社、コンテンツプロバイダー、また、社内グループウェアとして最新ニュースや緊急通達に利用する一般企業向けにサービスを提供いたします。
IPポータルバーは、Internet Explorer (IE) のツールバーに一度組み込むと、一般のパソコン利用者がどのWebサイトを見ていても常にIE上にあり、利用者はポータルバーの提供企業から最新情報の提供を継続的に、しかも擬似プッシュ型で受けることができるシステムです。
利用者は、初めに提供企業のホームページよりダウンロードするだけで、無料でIPポータルバーを利用できます。
従来のツールバーは、スクロールコンテンツやリンクボタンなどのデザインが固定されていたため、変更するには、提供企業側でプログラミングが必要であり、また、利用者側でも既存のプログラムを一度アンインストールしてから、再度新規のプログラムをインストールする必要がありました。
IPポータルバーは、テロップのように文字などの情報を流せるスクロールウィンドウとWebサイトへのリンクを張れるリンクボタンや検索ボックスなどから構成されています(cf.【図1】IPポータルバー表示例)。提供企業は、担当者が画面上のマウス操作だけでリンクボタンや検索ウィンドウ等を配置したり、これを変更したりできるので、簡単でかつ低コストでのツールバー構築・運用が可能です。利用者側も、一度ダウンロードしておけば、IEを起動するたびにFIPセンタのポータルバーサーバにある設定ファイルを自動的に読み込む仕組み(擬似プッシュ型)のため、ツールバーのデザインの自動更新が可能です。
また、IPポータルバーは、スクロールウィンドウは文字等の情報をテロップのようにスクロールしながら表示できる領域で、RSS(注2)配信サービス等と連動することできます。新着情報の見出しや記事リンクをRSSで公開している場合には、IPポータルバーの更新をしなくても、スクロールウィンドウに流れる情報を最新に保つことができます。
提供企業は、速報やWebサイトのリンクなど自社がアピールしたい情報を効果的にポータルバー上に配置してサーバにアップロードするだけで、利用者のIEに組み込まれたIPポータルバー上に常に最新情報を提供し続けることができます。
タイムリーな情報提供によりネット上の集客力アップを狙う企業にとってIPポータルバーは、実に有効なシステムです。
今後3社は、IPポータルバーを連携して拡販していくほか、情報システム構築の基盤ツールとしてIP電話や業務アプリケーションに組み込み、業務ソリューションとして提供してまいります。また、イントラネット向けのシステムの販売も行ってまいります。さらに、将来に向けて、ユビキタス社会の実現を睨み、デジタルTVや情報家電への組み込みなど展開を図ってまいります。
注1 ASPサービス:
アプリケーションをパッケージではなくネットワークで提供するサービス。ASPを利用すれば、FIPの様なプロバイダのセンタでサーバやアプリケーションを運用しサービスを提供するので、自社でシステムを構築・運用するコストを削減できます。
注2 RSS (RDF Site Summary) :
XMLを利用したコンテンツ配信のためのファイル形式。サイトの要約や更新情報、ニュースヘッドラインなどの公開に使われ、一部のニュースサイトや、Blog(日記サイト)で採用されています。
【図1】IPポータルバー表示例
【図2】IPポータルバーご活用イメージ
注3 RDF (Resource Description Framework) :
Web上でメタデータ(情報についての情報)をやりとりするための仕様。W3Cにより1999年に承認。
注4 NewsML :
XMLベースのニュース交換のためのフォーマット。通信社の国際的な協議機関である国際新聞電気通信評議会 (IPTC) が2000年に策定。
注5 XML (eXtensible Markup Language) :
文書やデータの意味や構造を記述するための規格。W3C(WWWコンソーシアム:WWWで利用される技術の標準化団体)により1998年に承認。
注6 GUI (Graphical User Interface) :
利用者に対する情報を視覚的に表現し、操作の大部分を(マウス等により)画面上を自由に「指差し」て指定するもので、直感的に操作できるのが特長。
【製品&サービス】
|
ご不明な点は、「当社へのお問い合わせ」よりお問い合わせください。
以上
プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。